2025年03月22日

何の取り柄も無く、人に好かれないなら株をやれ!

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生きるなんてどうせくだらない

ども、今年に入ってから、持ち株のストップ高が連発してる者です。

さて、兎に角、僕は幼少時代より圧倒的に運動能力が劣っていたので、何をするにしてもどんな遊びでも負け続けていた為、物心付いた時から劣等感の塊でしたね。

学校という所は、運痴にはトコトン厳しい所で、跳び箱、鉄棒、競走と何をやらせても全くダメなので、自然と周りからも自分自身もダメ人間なんだとセルフイメージが出来上がります。

小・中と9年間通して、運動会の徒競走は学年最下位でした。

何故、学年でビリか分かるかと言えば、余りに差が開き過ぎると競技が成立しないので、僕の場合は毎年、運動神経ゼログループに入れられて一番最後に走るのですが、それですら、ただの一回もビリ以上になれた事が無かったからです。

たまに、超肥満児とかが横に並んで、流石にコイツには勝てるのかなと思ってても、ダントツビリになるその絶望感たるやパ無いです。

特に、球技大会なんて、全クラスにミジメな姿を晒されるので、もはや公開処刑みたいなモノです。

そして、人間の運動能力というのは、あらゆる身体活動とリンクしてる為、当然の如く、図画工作そして音楽も絶望的にダメでした。

勿論、字も上手く書けないので、黒板や答案用紙に書いた文字を見られるだけでも笑われる始末です。

高校に入って、バイトするようになっても、バイト先の先輩からも雑巾一つ絞れないとか言われてよくバカにされてました。

また、高校でも、溶接とかのフィジカル要素が絡む実習になると、全くダメで、よく先生から「そんな事では社会に出てもやっていけんぞ」と呆れられてました。

まぁ、言うなれば、背が低くてドラエモンの居ないのび太みたいなモンです。

そして、学生時代は周りの会話に全く入れず苦労しました。

だって、周りで飛び交ってる、野球選手やプロレスラーや車の話題や当時流行ってた洋楽の話題等、何一つ自分に理解の出来る言語が無かったからです。

まるで、宇宙人が超高速言語で何かを喋ってるのを、右耳から左耳へ通過してるような感覚です。

何で、そんなに色んな知識が豊穣にあるのか、一体何処からそんな情報を仕入れてるのか、その情報収集能力にそして人間力に恐れおののいてました。

ホント、周りの人間が皆、才気煥発・眉目秀麗の超人に見え、どう考えても、自分が社会で上手くやれる絵が見えなかったですね。

そんな、人間が社会人デビューしようとしても上手く行く筈も無く、入社1日目にして、社会にそして自分自身に絶望しましたね。

そんな、絶望人生の時に、昔のカルト映画「ファントム・オブ・パラダイス」のビデオを見たのですが、それのエンディングテーマ曲の一節に『何の取り柄もなく人に好かれないならしんでしまえ!』という身も蓋も無いフレーズが出て来るのですが、正に20代前半までの自分はこの歌詞がブッ刺さって、いつもしに場所を探して夢遊病者のように彷徨ってましたね。

そんな当時の僕の、唯一の希望の光であり心の支えが株式投資でした。

いつの日か、株で一発当てて、働かずに南の無人島で暮らしてやるという妄想だけを心の頼りに何とか、一日一日必至になって会社に通ってました。

株はいいですよ。

だって、答えが既に公開されてるのですから。

20年以上の長期チャートを見れば、ちゃーんと買値も売値も教えてくれます。

そして過去の四季報を見れば、赤字や無配転落や大幅減益下方修正で底値になり、超好決算の時に天井を打つという超ワンパターンな動きが何十年と続いています。

ただの一度の例外も無くです。

逆に、大衆は何故、底値から何倍にも上がった過去の天井圏に来てる株に飛びつくのか、そして岩盤底値で投げ売るのか不思議ですらあります。

そりゃぁ、株式情報誌や情報サイトやカリスマが取り上げてる株は今をトキメク銘柄ばかりですが、セルサイドが本音を言う訳が無いのに、多くの大衆は底値から何倍にも上がった素っ高値圏のキラキラ株に群がるんですよねぇ。

そして、ネット掲示板の真偽不明な倒産倒産の連呼に怯えて、わざわざ何十年来の底値で損切りしてるんですよねぇ。

学生時代の周りに居た筈の優秀な天才達が、そんな単純なタメにする目的の情報を簡単に信じてる筈は無いと思うのですけどねぇ。

というか、そもそも、あれ程様々な情報に精通してる筈の天才達が、何故、株の口座を作るという超簡単な作業一つ出来ないのかこれも不思議なんですよねぇ。

まぁ、他人の事はどうでもいいですが、何の取り柄も無く、人に好かれない宿命を背負った、我々カースト底辺コミュ障陰キャは、兎に角、株をやるべきです。

だって、指先一つだけで、何のコミュ力も営業能力も企画調整能力も体力も無くても、サラリーマンの年収分稼げるのですから。

飲みの席で、当意即妙に場の空気を捉え、周りを爆笑の渦に巻き込む瞬発力も明るさも要りません。

長期チャートをゆっくりと見て、過去安値で拾うだけです。

じっくり考えてても、誰にも文句は言われません。

そして、株で資産を築けばブサメン陰キャでも結婚して家庭も持てます。

どんなに仕事が出来なくて、社畜人としては、やっていけなくても、投資家になれば、時間に財布にそして心に余裕のあるFIRE人には成る事が出来ます。

だって、あの頃周りに居てカースト上位に君臨した超優秀な天才達が日夜汗水垂らして、心を擦り減らして、我々投資家にお金を運んでくれるのですからねぇ。



何の取り柄もなく
人に好かれないならしんでしまえ
悪い事は言わない
生きたところで負け犬
しねば音楽くらいは残る
お前がしねばみんな喜ぶ

だらだらといつまでも生き続けるより
思い切りよく燃え尽きよう
自分一人だけを愛し
誰にも心を開かず

どうせ人間はしぬ運命なのさ
人生はゲームみたいなもの
だまされることもあるさ
生きるなんてどうせくだらない
「The hell of it」より和訳抜粋 (プリティ・メイズ日記(あたおか))より抜粋引用

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posted by 山中 一人 at 21:25 | Comment(6) | TrackBack(0) | 株式投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2025年02月15日

オンラインカジノなんかやる位なら、低位株の一点買いすれば良いのにw

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何で、株式市場という最高にエキサイティングなゲームがあるのに、つまらないギャンブルなんてやるんだろう?

吉本のとある若手芸人がオンラインカジノの賭博容疑で警視庁から事情聴取を受け、活動自粛となったそうですね。

他にも、卓球男子団体で銅メダルリストのN氏が、海外のオンラインカジノで賭けて、書類送検され、所属チームの契約を解除されたそうです。

かと思えば、Mー1グランプリ2連チャンプのくるまさんまでも、同容疑での事情聴取を受けてるそうです。

この手の、違法ギャンブルで人生詰んでる人を見る度に、日本には、株式市場というやりようによっては最高にエキサイティングなギャンブルが出来る場所があるのに、何で、わざわざそんなツマラナイもんに手を出すかねぇ?と思います。

そんなにヒリヒリしたいのなら、信用2階建てでもすりゃいいのに。それよりもハイパー先物とかなら約50倍のレバレッジを楽しめますよ。

いやいや50倍程度じゃまだ甘いという投機ジャン〇ーには、海外FX業者なら最高レバレッジ21億倍(実質無制限)というアタオカなプレイだってありますよ。

まぁ、兎に角、世の中には、合法的にギャンブルプレイ出来るモノなんて海ほど山ほどあるのに、何故、わざわざ前が付くような危ない橋を渡る輩が何百万人も居るのか、全く意味不です。

それだけ、日本には世界経済とは無縁な人生を送ってるアンポンタンが如何に多いのかという事なんでしょうねぇ。

僕なら、どうせやるなら、一番勝つ可能性のある、つまり期待値がプラスなギャンブルをやりますけどね。

期待値がプラスなんかあるかと思われるかもですが、やりようによっては株なら期待値はプラスです。

先ず、30年以上の長期投資ならまず負けない歴史的事実があります。

しかし、そんな長期まで待てないという御仁がおられる事はとっくに承知しております。

もっと短期ででっかく儲けたいんじゃーと言われるのですよね。

それなら、低位株の一点買い、しかも株価が1円になるまで、無限ナンピン買い下がり戦法があります。

現物でやるなら、倒産さえしない限りまず負けません。

そんなの理論上の話だけでしょと言われるかもですが、これ、僕が実際にやってた手法ですが何か?

昔、第一中央汽船という低位株があったのですが、この株が80円になった時から、ひたすらナンピン買い下がり、2002年秋の全低位ボロ株暴落相場の時はとうとう20円まで下がり続けました。

流石に、この時は相場が異常すぎると思いましたが、正直、チビリそうになりましたね。

しかし、20円で大底をつけた後は、2003年からの低位株大相場に乗って、最終的には、1221円まで上がり、底値から見れば、なんと61倍という超大相場を演じました。

斯くの如く、低位仕手株が上げ相場に乗った時の上昇率はケタ外れに大きいのです。

倒産しないだけで、3倍化、更に業績が良くなればテンバガーも普通に有り得ます。

僕の場合は、低位株のおかげで、5000万の大台に乗る事が出来ましたが、僕に限らず、遠藤四郎氏や、立花義正氏のように株のプロになった人は、皆、集中投資で財を成した人が多いですね。

投資の神様のバフェット翁にしても、集中投資であそこまでサクセスしたのですからね。

逆に、インデックス投資や分散投資で財を成そうと思えば、結局は入金力頼みとならざるを得ません。

例えば、例のコドオジFIREのように資産家のお父様からの、生前贈与で買い続けるとか・・・

とは言え、もう家庭も持ち、早期退職して無職になってしまった僕は、今は分散投資でちまちまと稼いでおりますが、それでも、独身サラリーマン時代の集中投資無しでは、先ずアーリーリタイアは不可能だったろうなぁと思いますね。

因みに、僕を準富裕層まで持ち上げてくれた、大恩のある第一中央汽船様ですが、その後おとうさんしてしまったので、今から思えば綱渡りの投資人生だったのです。

底辺が株で成り上がるには、何処かで勝負をかける必要はあるのでしょう。

まぁ、僕自身は勝負をかけてると思った事は一度もアリマセン。多分、投資に関してはネジが一本外れてるのかもしれませんが・・・

株価がその値段でついてるという意味は、基本好材料と悪材料が綱引きしてるということなので、どこを好材料と見做して売買するかが投資家のパフォーマンスに直結するのです。

僕の場合は、あらゆる悪材料よりも、株価が安いというただ一点のみを超好材料と見て、投資してるという手法を続けてるだけなのです。

ただ、低位株なら無理なレバレッジをかけず、現物だけでも充分なリターンを得られる可能性があるという事だと思います。


尚、投資は2万パーセント自己責任の事、何卒ご承知おきくださいませ。
全財産で一点買いした低位ボロ株がおとうさんしてモニターの残高が0円になっても、一切関知いたしません。
だって、僕自身、タイミングが悪ければ、全財産を失って、50代半ばで貯金ゼロの社畜人生を送ってた世界線も充分に有り得るのですから・・・

インデックス投資にしろ分散投資にしろ、結局は既に勝ち組になった後の手法なんだよなぁと思われるお方はポチッとお願いします。
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posted by 山中 一人 at 18:03 | Comment(6) | TrackBack(0) | 株式投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2025年02月11日

金融所得課税強化されたら、FIRE卒業者大量発生不可避です!

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日本でFIRE出来るのは、宝くじ当選者並みに難しくなるかも・・・


もしも金融所得課税30%になり総合課税化すると、実際はトンデモ無く負担が上がります。

先ず、総合課税化により、国民健康保険や国民年金加入が必須となる為、両方の負担率を計算すると、全国平均で所得の約20%も社会保険で取られる事になります。

これは、株式所得の場合、給与所得控除のような控除は一切無く、また会社負担分も無い為、所得割がまるまる株の利益について掛かって来るからです。

という事は、株の税率30%+社会保険税率20%=50%も株の利益から徴収される事になるのです!

今までなら、例えば、株の平均収益が年率5%だとして、そこから2割の税金を引かれても年率4%は確保出来ますので、FIREの4%ルールでライフプランを立てる事が出来ました。

なので、5千万あれば年間200万の不労所得生活が出来ますし、1億なら年間400万生活が可能でした。

しかし、これが半分になるとすれば、税・社会保険料引き後で年利回り2.5%になりますので、資産5千万の人は年間手取り125万円になりますし、1億もあってすら年間250万円しか残りません。

これでは、準富裕層の資産でも生保以下の生活を強いられ、億り人ですら月20万チョットのドケチ生活を強いられる訳で、最早夢のFIREでもなんでも無く、ただの貧困無職です。

完全にFIREブーム終了のお知らせです。

日本は、TOTOBIG宝くじにでも当たらない限り、全員社畜奴隷で人生を終了するしか選択肢の無い、夢もチボーも無い地獄労働国家になってしまうのでしょうね。

因みに、日本の証券税制の推移について見てみましょう。
  
証券税制推移.png

見て頂くと一目瞭然ですが、日本の証券税制はひたすら増税の歴史なのです。

そもそも昭和末期までは株の税金は原則非課税だったのです。

それが、当時のメディアや大衆の金持ち憎しの世論や政治家や税務当局の資産家増税路線により、キャピタルゲイン税が導入され株の利益に税金が掛かる事になってしまったのです。

それでも、売却代金の僅か1%で済んでいたのですから、今から見れば天国みたいな税率だった訳です。

やはり、当時の官僚も政治家も資本市場を絞め付け過ぎる事の弊害をまだ分かっていたので、今よりは課税する事について抑制的だったのでしょう。

ところが、小泉政権の時に一気に利益の10%課税に引き上げられ、今では20.315%にまで引き上げられてしまったのです。

こうして見ると、今と比べれば、僕はまだいい時代に投資人生を送れたので、何とか株でFIRE出来たんだなぁと思いますね。

これがもしも金融所得課税強化によって税率30%になり且つ総合課税になってしまえば今の若い人なんて、株でFIREなんて夢のまた夢になるんじゃないでしょうかねぇ。

この増税案のたちの悪い所は、税率が10%も上がることもさりながら、総合課税化によって社会保険料の約20%もプラスで徴収されるのが痛すぎるのです。

更には、非課税世帯からも外されてしまいますので、リタイア世帯にとっては追加負担増が待ったなしで襲って来ます。

そして、医療費負担も爆上がりします。

もう、泣きっ面に蜂どころじゃありませんね。

本当に導入されれば、多分、大多数の専業投資家は廃業せざるを得なくなる事でしょうね。

だって、リスクのある株式投資で儲けの50%も取られて、永続的な投資家活動が出来る訳無いでしょうから。

そして、毎年毎年、利益の半分が市場から強制徴収される訳ですから、年を経るごとに流入資金が段々細りになり、常に売り圧力が大きい市場になって、益々投資家が近寄らなくなる閑散相場になり、金融機関も投資家からは稼げなくなるので、収益の屋台骨が揺らぐことになるでしょう。

そして、またぞろ証券会社がバンバン潰れた、金融不況が到来し、失われた30年アゲインとなるのです。

そうなれば、もう日本経済は耐えられない事でしょうから、僕は、株式投資から撤退して、年金受給予定の10年後まで、ひたすら預金取り崩し屋として、虚しい人生を送るしか無いのでしょうねぇ。

どうか、投資家諸兄には、将来のFIRE民になる筈の若者の為にも、そして何よりも自分のFIRE生活の為にも、是非とも他人事と思わずこのクソみたいな税制が実現しないように反対の声を上げ続けて欲しいモノです。

ただ、日本では、株の税金については増税派以外の党がほぼほぼ皆無なのが、絶望的なんですよねぇ。

セミリタブログを見てると、今回の金融所得課税強化案について、毎年900万以上も利確しないので庶民には全然関係無いなんて、まるでひろゆきのように能天気な事を宣ってるブロガーが居ましたが、そんなのあっという間に全投資家に間口が広げられるに決まってるじゃないですか!

最初はごく一部だけと言って導入してから結局、全国民に投網をかけて丸取りするのが、今までの税務当局のやり口でしょうに。

浅はかだなぁと思って読んでたら、最後に相変わらず大きな含み損状態が続いてると書いてあったので、ひっくり返りましたよ。

流石、こんな最高の環境で含み損になる人なら、ホンの少し先の未来ですら想像つかないのも当然だよなぁと苦笑しましたね。

もしも金融所得課税が強化されたら、若者がFIREする難易度は爆上がり不可避だよなぁと思われるお方はポチッとお願いします。
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posted by 山中 一人 at 19:24 | Comment(22) | TrackBack(0) | 株式投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2025年02月08日

金融所得課税30%に賛成してる人達ってコミュニストなの?

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全員平等を目指した国の国民が全員極貧に喘いでいる歴史的教訓が分からないバ〇が、日本には多すぎるよね(>_<)


またしても、日本の政治家が株の増税を言い始めました!
    
国民民主党「金融所得課税30%」案 ひろゆき氏「ほとんどの人は関係ない話」「金持ちには課税してちゃんと取るべき。若者や労働者の負担が大きくなる」】
国民民主党が昨年12月、行き過ぎた格差を是正するための「金融所得課税改革」を打ち出した。内容は再分配の機能回復策として、分離課税となっている金融所得課税を、現在約20%のところを30%に引き上げるとともに、総合課税と選択できる制度にするというもの。また各所得の損益通算を認め、所得税の累進度の見直しなども検討するとされている。玉木雄一郎衆議院議員が、この政策についてXでポストしたところ、猛反発が起きることに。いわゆる「年収103万円の壁」を撤廃し、178万円まで引き上げることを目指す党としては逆行する増税策ではという声があがった。

大きな反発を呼んだ今回の「金融所得課税30%」案について、2ちゃんねる創設者のひろゆき氏は「基本的には、ほとんどの人が関係ない話」とし、「金持ちで働かず、税金も払わなくていい人がいるなら、ちゃんと取るべき。そうしないと若者や労働者の負担が大きくなる」と持論を展開した。

■ひろゆき氏「働かないで勝手にお金が入る人の税率が低いのはおかしい」

ひろゆき氏は、ベースとして金融所得と労働所得、2つを合わせた総合所得にすべきだという。「例えば(株の)配当で2000万円もらっていますという人が、今は(税率)20%払えば済んでいる。でも1年間、労働で2000万円稼いだ人だと50%。働いた方がすごく税金を払って、働かないでも勝手にお金が入っている人の税率が安いのはおかしい。全部、総合課税にしてしまえばいい」とした。

これには近畿大学情報学研究所・所長の夏野剛氏も同調。「歴史的に見ると、日本は勤労所得が圧倒的に強かった。金融所得課税10%の時代もあったが、これが様変わりしたのが、東証マザーズを作った時。創業者がいきなり上場の時に大金を手にして、それでも(税率)10%というのが出てきた。今は(年収)1億円を超えた向こう側の人が、株で儲けてまた再投資して儲けていて、勤労所得から手元に残ったものを投資している人じゃない。正直、総合課税にするのが一番フェアだ」と語った。

■「103万円の壁」撤廃支持者の多くとは無関係?

国民民主党が示した案では、金融所得課税30%に際して分離課税か総合課税かは世帯年収1500〜1600万円を軸に線引きを検討すると言われている。これについても、ひろゆき氏は「NISAの枠をフルに使うと、旧NISAまで合わせれば2000万円ぐらい作れるし、そこまで非課税だ。さらに年収1500万円とかの人が、それを超えた枠で何か株でも買って儲けたら、それは30%取られてもいいんじゃないの、という話。何か誤解がある」と、世帯年収15000万円前後の人々が、全てのケースで30%取られるというイメージをしているのではと疑問を投げかけた。

また、国民民主党が「103万円の壁」撤廃、178万円の引き上げを掲げて、昨年の衆院選で議席を伸ばしたことと関連し、その支持層にも影響があるのではという声についても言及。「NIAS枠が1800万円、旧NISAの枠が600万円で、2400万円分の株が上がっても、配当があっても非課税。基本的には2400万円ぐらい株を持っている人以外は全く関係ない話だ。『103万円の壁』がどうという人に600万円、1000万円の株を持っている人はいないし関係ない」と切り分けた。

国民民主党の試算では、金融所得課税を30%に引き上げた場合でも、税収増は数百億円程度としている。これには「金持ちに課税しても取れる額が少ない、ちょっとしか取れない、だからやらなくていいよねという金持ちの代弁は良くないと思っている。ちょっとずつでも増えるのだったら取るべきだし、政府の支出もちょっとずつでも減るなら減らすべき。金持ちで別に働いてもないのに、税金もそんなに払わなくていい、お得じゃんとなるんだったら、それはちゃんと取るべき。それで(政府の)無駄遣いもやめる。これをちょっとずつやらないと、どんどん国家予算が大きくなって、若者とか労働者の税負担も大きくなる」と力説していた。
ABEMA TIMES(『ABEMA Prime』より)抜粋引用

今、株クラの間で大問題になってる株の税金30%問題について、僕もネットでABEMA Primeを見ましたが、金融課税強化に賛成してる評論家ばかりの番組構成であり、終始、株で楽して儲けてる金持ちから税金を取ればいいという論調で聞いててムカムカして来ました!

まず、ひろゆき氏の「働かないで勝手にお金が入る人の税率が低いのはおかしい」という意見ですが、絶対に損しない労働収入と、儲かる時もあれば大幅に損するだけでなく、下手すれば投資元本全額を失ってしまうリスクを抱えた投資収益を同じ次元で論ずる事自体がナンセンスです。

投資家がお金を得られるのは働かない代わりに、命から2番目に大事なお金を、全額失うリスクを抱えながら全く見ず知らずの赤の他人に投じてるからです。

そんなに投資家だけが儲けてるのがズルイというなら、日本では100円からでも株を買える国なのですから、バンバン株を買えばよいだけです。

でも、日本人で株式投資してる人は僅か1割位しか居ません。

つまり、殆どの日本人は株でリスクを取る事が怖くて怖くて出来ないのです。

それ程にお金というのは臆病な生き物なのです。

極めて少数のチャレンジ精神溢れるアタオカだけが株式投資をする事によって、日本の資本市場は支えられているのです。

そりゃ、たまに会社が儲かった時ぐらい、その分け前に預かるのは株主の当然の権利ですよ。

そもそも労働者が働いてるオフィスも工場も設備も全て、赤の他人の我々投資家がお金を出してくれたお蔭で存在する訳ですから、労働者はその大元になるお金を提供してくれた投資家に感謝こそすれ、嫉妬して税金を取れというのは、天に唾する行為と同義なのです。

そして、株のように儲かる時もあれば大損する時もある変動商品を総合課税にするというのも可笑しな話なのです。

だって、儲かった時だけ税金を累進課税で取りまくって損した時はたった3年しか繰り越せないのなら、余程タイミングが合わないと、一旦大暴落に遭えば、多くの投資家は相場が良い時だけ税金をむしり取られ、損した時は殆ど取り返せずに3年たってようやく相場が回復した頃には、また大幅に税金が取られるという、国によるやらずぶったくりの商品になってしまいます。

因みに、諸外国では株で損した場合は、日本のように3年だけの時間制限は無く、無期限に損失の繰り越しが可能です。

それでこそフェアであり、如何に日本の税制が実際の相場の動きを無視した投資家にとって不利な制度になっているかが分かると思います。

あと、配当金なら損しないという人もいるかもですが、あれこそ、一度企業が税金を払った後に投資家からも税金を吸い取ってる二重課税であり、本来、配当は無税で無いと税理論的には非常に不合理なのです。

その為の配当控除の筈ですが、住民税で申告不要制度を選択する方法が不可能になった事によって事実上は増税となってしまいましたし。

次に夏野剛氏の言ってる、創業者が株で莫大な利益を得るのはズルイから総合課税で増税すべきだ論もオカシな話で、千三つと言われる位に当たる確率が低い創業ベンチャーがたまに成功した時ぐらい、創業者利益が得られないのなら、下手したら破産してしまうリスクとリターンが全く釣り合わない訳で、今でさえ先進国中最下位の創業比率の低い日本国は益々、起業家が居なくなる事は必定でしょう。

ただでさえも日本の金融機関は起業家を必ず連帯保証人にして、もしも会社が潰れると全負債を請求し、一旦破産すれば二度とやり直しが効かないという、起業家にとっては、非常にリスキーな国なのですから。

また、ひろゆき氏の言うNISA枠があるから、庶民投資家には無関係だという話も全然的外れです。

実際に相場を動かしてるのは、NISA枠を超える超大口プレイヤーであり、彼等から税金を取りまくるとそれは資本市場全体に流入する資金が細る事により、株式相場全体が不調に陥り、結局NISA枠内の小口投資家も儲からなくなるのです。

つまり、関係無いどころか関係超大有りなんですよ!

そして、大口投資家が株で儲かった場合は当然、再投資するので、大口が儲かれば儲かるほど金融市場が活性化して日本経済自体も活性化するサイクルに入ります。

そこを、国が税金でチューチュー吸い取っても、どうせ訳の分からない使途に消えて行って、胡散霧消し、金融市場全体がだんだん細りになり、企業も資金不足に陥り、また失われた30年の金融不況時代に逆戻りしてしまいます。

故にひろゆき氏の「『103万円の壁』がどうという人に600万円、1000万円の株を持っている人はいないし関係ない」と切り捨てた話も全く経済が分かっていないという事になります。

だって、株の増税により株価が下落すれば、真っ先に切られるのは、それこそ一番弱い立場の103万円の壁問題に直面してる弱者です。

日本の90年代の金融不況は土地・株バブル崩壊により起きましたが、その煽りを一番喰らったのは、当時の新卒就職者であり、それが就職氷河期世代が結婚も出来ない程に不安定な状況を作り、そのせいによる急激な人口減が今の日本の諸問題の原因だとすれば、株価が下がる事は株式投資をしてない全国民にとっても、非常に大問題となり降りかかるのが現実なのです。

つまり、株が下がれば、むしろ株を持たない弱者ほどより悲惨な立場に追い遣られるのが実際の経済なのです。

今更、しんだ子の歳を数えるような事は出来ませんが、もしも日本が政治による人為的な金融不況を起こしてなければ、当然に就職氷河期世代も存在してないでしょうから、団塊ジュニアのジュニアがきちんと生まれ、日本がここまで人口減による増税苦境に陥って無かったと確信します。

如何に、政治家が為政者が金融市場について無知で政策のミスリードが続けば、国民が苦労するかのいい証左なんですよね。

因みに、現在の新NISAも個別株のスイングトレード投資家にとっては非常に使い勝手が悪いんですよね。

僕の実感では、正直、年間で2度以上売買する場合は殆ど20%源泉徴収されるしか無いといった感じです。

なので、もしも30%に増税されれば、今から株で成り上がろうとする若い人にとっては、絶望的にムズイ時代が到来すると思いますね。

このあらゆる事が固定化された日本において、唯一株だけが、学歴・職歴・容姿・体力・コミュ力・家柄と言った生まれ持ったガチャ要素に関係無く、底辺が成り上がれる商品です。

もしも、株というモノが無ければ、コミュ障ブサイク弱男の僕なんて、結婚はおろか未だに零細ブラック企業の底辺でこき使われてる人生で終了してたと思います。

頼むから、為政者は、唯一と言ってもいい位のジャパニーズドリームである株式投資家をこれ以上イジメないで下さい。

世の中には、貴方達リア充と違い、人と一緒に働くのが三度の飯より嫌いな属性という者が存在してるのですから。

最後の国民民主による、『金持ちで別に働いてもないのに、税金もそんなに払わなくていい、お得じゃんとなるんだったら、それはちゃんと取るべき。それで(政府の)無駄遣いもやめる。これをちょっとずつやらないと、どんどん国家予算が大きくなって、若者とか労働者の税負担も大きくなる』の話も全く意味不です。

金持ちから株の税金を取っても、若者や労働者の税負担には殆どリンクしません。

何故ならば、国全体の予算に比べれば、あまりにも金持ち増税の金額が僅か過ぎて、それで若者や労働者の税負担を賄える訳が無いからです。

それよりも、神の見えざる手が働く最もお金にとって効率的に機能する資本市場にお金が行き渡らなくなり、資本市場が萎んでしまうデメリットの方が大きく、むしろ若者や労働者の税負担が逆に大きくなってしまうのは、日本の失われた30年による若者負担の急増傾向が何よりも雄弁に語っています。

日本人の僻み根性を煽り、金持ちばかり儲けるのはズルイという風潮を作るのは、いつものマスメディアのやり口ですが、その日本人の僻み根性を利用して徹底的に金持ちを叩き、株や不動産を目の敵にして増税し続けた結果が日本の失われた30年の本当の原因です。

古来より庶民のルサンチマンを煽る事によって、政権を奪取するのは、独裁者の常套手段です。

しかし、金持ちを叩いて、その富をむしり取っても、貧乏人は決して豊かにならないのは、全ての共産国の国民が極貧に喘いでいる歴史が証明しています。

なので、株で楽して儲けてる金持ちから税金を取ればいいという発想をする輩には、「アンタはコミュニストか?」と言ってやりたいのです。

そもそも、資本主義とは、金主が最初に投資をする事によって誕生しました。

例えば、ある人が超美味い菓子パンを考えて、それを売れば儲かると思った時、その人にパン工場建設費とパンの材料代を提供する代わりに、儲かったらその利益は僕に頂戴ねという約束が株式投資なのです。

もしも、無事儲かれば、美味しい菓子パンを考えた人は、サクセスした社長として大成功を納めますし、投資家は株価が上がってこちらも大儲けでウインウインな関係な訳です。

但し、失敗すれば、金主が投資したお金は消えてしまいますし、1円の補償もありません。

つまり、投資家は物凄いリスクを背負って投資してる訳です。

故に、その臆病なお金を投じてくれる大事な投資家の金融所得と労働者の税率を同じ次元で考える事自体が非常にナンセンスなのです。

日本の高度成長期の時は、株の税金はゼロでしたし、土地の金利も経費に出来たので、株や不動産投資は非常に有利な資産形成の手段になっており、結果株や不動産価格の上昇によって戦後の奇跡的な経済成長が達成されました。

それ位、昭和当時の為政者は金融市場の重要性を熟知してたのです。

ところが、日本人の多くがバブル経済に油断慢心して、金持ち憎しの風潮で株と不動産を無理やり暴落させてバブル潰しをやった為に、30年不況が起こり、就職も出来ない氷河期世代を大量に生み出したツケが今の日本の惨状な訳です。

そして、ようやく、株価も30年前まで戻してきた途端に、また過去の痛みを忘れて、金融所得課税強化を言い出してるのですよね。

喉元過ぎれば熱さ忘れるでは無いですが、日本の政治がまた同じ過ちを繰り返さない事を深く祈ります。

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posted by 山中 一人 at 15:02 | Comment(18) | TrackBack(0) | 株式投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2025年01月30日

売買技術習得法

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手描きチャート練習法


前回のタイトル【専業投資家になれる条件】にて申し上げた通り、専業投資家になる為の売買技術の習得法を解説いたします。

先ず、変動感覚を身に着ける一番確実で効果的な方法は、自分で月足チャートを描く事です。

目で見るのと、実際に書くのとでは、全然違うからです。

具体的には、縦1000ミリ×横700ミリの1ミリ方眼紙を縦長にして、過去10年分の月足を書きます。

1ミリ1円で書くので、0円〜1000円の範囲でチャートが書けます。

ローソク足は1ケ月2ミリ幅で書き、1ミリの間を空けて次の月のローソク足を書きます。

これを、低位株のみ過去にさかのぼって沢山書いていくと、二つメリットが有ります。

先ず、底打ちのサインが分かります。

勿論、魔法の杖など存在しないので100%当たる訳は無いのですが、本玉を入れる目安になり波に乗りやすくなるのです。

別に外れても良いのです。

更にナンピン買い下がりすれば良いだけの事ですから。

そして、二つ目のメリットは高値で買う恐ろしさを体感出来ます。

天井で買った後にどれだけ悲惨な地獄が待っているのかをまるでタイムマシンに乗ったかのように経験出来、投資家として必須な生き残る為に、資金管理の大切さを実感出来ます。

天井を打って、一相場終わった株がどこまで下がるのかを理解出来れば、中途半端な株価で買う失敗も減らせます。

多くの初心者が自分の資金を失うという途轍もなく高い勉強代を払って、相場に教えられてる事を考えれば、方眼紙代やその労力などタダみたいなモノです。

因みに、僕の場合は投資初期に約50銘柄の低位株のチャートを描いてました。

1銘柄分のチャートを描くだけでも、過去10年分なので、正直、結構時間がかかりますし骨が折れます。

しかし、実際に自分の身体を使って、書いていくというのは、変動感覚という言語化出来ない技術を身に着ける為には、非常に効果的なのです。

低位株専門の専業投資家の中には500〜1600銘柄も描く猛者もいるらしいですが、もしも1000銘柄以上書ければ、億り人へのチケットを手に入れたも同然でしょう。多分。

低位株のチャートを沢山描いてるうちに、相場について開眼して来ます。

株式投資で利益を上げるのは単純なんだなと。

ボックス相場の低位株が安値近くになるに連れて、分割買いで買い単価を下げ、上がって来るに連れて分割売りで売り単価を上げる、往復の繰り返しで稼げる事が理解出来ます。

そして、材料株に飛びつき、まるで当たりくじが出る事を祈ってるようなくじ引きのような売買をしてる大衆投資家を横目に見て、レベルアップした自分を自覚できると思います。

次に、実際の売買用に上記と同じサイズの方眼紙を使い日足の折れ線グラフを書いて行きます。

これで、日々の売買の為の変動感覚を実際に売買して身に着けて行きます。

急騰株の当て方は絶対に上手くはなりませんが、売買技術は変動感覚を身に着ける事により上達出来得るモノです。

先天的な才能や分析能力の無い凡人にとっては、努力によって株で稼げる道があるとすれば、これ程有難い話は無いと思います。

努力と言っても、ただ方眼紙にペンで書いていくだけで、将来サラリーマン並みの収益を稼ぎだせる能力が身に着くのですから、他のプロの世界の修行期間の厳しさに比べれば、全然楽勝だと思いますけどねぇ。

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posted by 山中 一人 at 17:44 | Comment(8) | TrackBack(0) | 株式投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする