2024年11月30日

何故、為政者は真の弱者に冷たいのか?

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分からんだろうなぁー。テレビに出てるお前らに、年収178万以下で生活する庶民のリアルなんて。


日本は唯一社会主義が成功した国と皮肉られていました。かつては。

結局、社会主義経済だと没落するのは失われた30年の現状が証明しておりますが・・・

さて、一見、弱者に優しい政策を謳っている日本の為政者ですが、実は真の弱者に対しては非常に冷たいのが現実です。

例えば、今話題の103万円の壁撤廃については、国民の多くが大賛成にも関わらず、早くも自民党議員や財界や地方の首長から大幅に収入減になるから無理だと反対意見が噴出しています。

官僚側も何とか反対しようと、106万以下でも全員社会保険料徴収する事により、実質手取りを減らそうと必至の抵抗策を考えてる始末です。

これらの103万の壁撤廃に対する抵抗について、財務省が政治家や財界を洗脳してるからだとの説がエックス上でもトレンドになっております。

しかし、財務省がレクチャーしようがしまいが、それとは関係無く、もとより日本の為政者に弱者を救済するつもりなんてサラサラありません。

何故なら、底辺労働者を救済すれば、エッセンシャルワーカーいわゆる底辺職の担い手が居なくなってしまう事を、日本の政治家は本能的に知っているからです。

彼等為政者自身も、庶民からは取れるだけ絞れるだけ税を取りたいというのが本音なのです。

まるで、江戸時代の政策を表す言葉「百姓は生かさず〇さず」の思想を現代日本の政治家もそのまま引き継いでいるのです。

故に、彼等政治家もまた財務省に洗脳されてるから減税に反対してるなんて言うのは、余りに人が良過ぎると思いますけどねぇ。

無論、財務省が日本国民を窮乏化させて来た、中枢である事は論を俟たないのですけどね。


一方、政府では早速、住民税非課税世帯に給付金を出す案を発表しました。

それでは、何故、日本の政治家はあれだけ財源が無いと言ってるのに非課税世帯には、給付金をばら撒く事に熱心なのでしょうか?

年収100万以下の非課税世帯とは、年金受給者が殆どであり、一般的に労働の担い手には成りえない属性です。

且つ、少子高齢化の日本では最大の票田ですので、手厚く救済するアピールで歓心を買うのに必至になる訳です。

それに比べて、年収100万〜200万世帯は、税金や保険料等全てが徴収される割には、何の給付金も無いという事で、日本では真の弱者です。

最低賃金で働く非正規労働者の多くはボーナス無しの日給月給の為、年収200万が限界です。

年収200万円で働くいわゆる弱男の生活は、手取り月14万円から家賃を払えば、昼はカップラーメン、月一の贅沢はマックで基本自炊オンリー、飲料は水道水というまさに現代の水呑百姓と化しています。

テレビに出てるマスメディアのMCもコメンテーターも官僚も政治家も皆、月14万円生活者のリアルなんて全く理解不能でしょう。

彼らは皆、圧倒的強者なんですから。

そりゃぁ、なんだかんだと屁理屈を捏ねて、庶民の減税に抵抗するのも当然です。

自分の豊かな生活を低賃金で支える奴隷労働者には、ずーっと貧困層で居てくれて汗水垂らして労働して欲しいというのが、彼らの本音でしょうから。

因みに、金村さんをはじめとして多くのセミリタイアーも月10万円生活を満喫してますが、彼等はモニターの数字さえ見てれば、ステーキを食った気分になって白飯がススムという、特殊人種なので全く参考にはなりません。

というか、準富裕層以上の資産という精神的バックがあって趣味としてのドケチライフと、今月の電気代の為に明日のバイト労働が待ったなしの純粋なワーキングプアの貧困生活とはどだい比較する事自体が無意味です。

という事で、今後ますます高齢化が進む日本において、エッセンシャルワーカーが不足する事が目に見えている今、低賃金で働く奴隷労働者を支配層が求めている以上、日本の真の弱者である弱男が救済される時代はまだまだ来ないモノと思われます。

やはり、日本では株主となって、資本家属性側に回るという自力救済しか、真の弱者から逃れる術は無いのでしょうねぇ。

この国に弱男の代弁者は何処にも居ないんだよなぁと思われるお方は、ポチッとお願いします。
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posted by 山中 一人 at 18:22 | Comment(18) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2023年09月30日

何で、年収900万で貧困弱者ぶれるのかな?

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最近はスタバに行けないだけで貧困を自称する人が居るそうです


年収900万もあるけどマックも食べられないとパニック状態になる主婦の記事がありました。
   
マクドナルドは高くて食べられない…「年収900万円」の夫婦が直面する「厳しすぎる現実」
夫婦で年収900万円、家計はキツイ…

 「もう、マックのハンバーガーなんて高くて食べられませんよ。けど、誰かとお茶するならマックの120円のコーヒーです。マックなら気兼ねなく長居できるし。スターバックスやコメダ珈琲は高くて行けません。コーヒーに500円も払えないです。外食なんて、もはや敵でしかないですね」

 都内に住む桜田香織さん(仮名、40代)は、そう話す。夫(50代)の年収は約600万円、香織さんの年収は約300万円。夫婦それぞれが都内の男女の平均的な収入を得ているが、「家計はキツイです」という。

 家計を圧迫しているのは、教育費だ。今年、息子が私立大学の理系に進学したため、4年間で約700万円の学費がかかる見通しだ。中学2年生の娘も、高校受験や大学受験を控えている。

 香織さんの家計は、月に家のローンが13万円、食費が7万円、雑費が4万円前後、光熱費が2万円、携帯電話などの通信費が2〜3万円ほど。たまに家族で外食したり、遊びに出かけたりしながらもコツコツ貯金してきたが、それでは足りない状況だ。

 香織さんはできるだけ節約して教育費を残そうと、昼食は弁当を作り、ペットボトルのお茶や水は一切買わない。自転車で買い物に行けば、駐車料金が無料の時間内に収める。100円だって無駄にできない。この夏は酷暑でクーラーをつけざるを得ず、電気代がいくらになるか心配でクーラーをつけるのはリビング一部屋だけ。なるべく同じ部屋で四人で過ごすようにした。

 「以前なら、今のシーズンはマクドナルドで期間限定の『月見バーガー』でも食べようか、とか、仕事で疲れたから惣菜を買って済まそう、とか。仕事帰りに子どもと待ち合わせて、ラーメンでも食べて帰ろう。なんてことは、普通でした。
 けれど、そんなの、もう無理、無理。月見バーガーが一つ420円ですよ。セットだと700円とか800円。贅沢ですよ。モスバーガーも通りがかると行きたくなりますが、高いですよ……。
 ラーメン? 食べに行ったら1000円近くかかっちゃうじゃないですか。家で作ったら100円くらいで済みますよ。外食なんてしていたら、家計は破たんします。
 子どもたちが外食したい時は、サイゼリアが王道ですね。家族で5000円以内に収めないと……。息子が理系の大学に行きたいと言い始めてから、自分の服は全く買っていません」

 基本的には夫の収入を生活費に充てて、香織さんの収入の分で外食したり家族旅行に出かけるというプチ贅沢をしてきた。具体的に教育費を考えるようになると、そうしたプチ贅沢はできなくなったのだ。娘が大学を卒業する頃に夫が定年退職するため、それまでなんとか乗り切らなければならない。
 
 平均年収が大きく改善しないままでは、少子化は加速するだろう。国立社会保障・人口問題研究所の「第16回出生動向基本調査」(2021年)では、夫婦が理想の数の子どもを持たない理由を尋ねており(複数回答)、最も選択率が高いのは「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」という経済的理由になっている。

 「教育費だけで家計は破たんしそうです。自分たちの老後の資金なんて、どうしたらいいのか。数年前に『老後2000万円』って炎上しましたよね。年金も減りそうだし、老後に2000万円あっても足りないのではないでしょうか。親の介護は? 自分や夫が介護を必要とするようになったら? 子どもたちが就職する頃、日本経済はどうなっているの? ああ、本当に、私たちは、どうなっちゃうんでしょう」
9/29(金) 現代ビジネス より抜粋引用

ウーン。生保以下の生活をしてるセミリタイア村人が見たら怒りそうな記事ですね。

まぁ、いろいろツッコミどころはあるのですが、そもそもマックが安いという価値観は59円バーガーが出てた頃の、だいぶ昔の話だと思うのですが。

まず僕個人の感想としては、マックやスタバは味と価格の釣り合いが・・・だと思っているので、何で世の中の人があんなに行ってるのか、サッパリ分かりませんけどねぇ・・・

まぁ、それは置いておいて、そんなに家計が大変なら、普通に奨学金を借りればいいだけの話で、理系の大学なら就職には困らない訳で、奨学金くらい余裕で返せる筈ですけどね。

あと、昔から私立大学というのは、儲かってる自営業者や社長等の金持ちの子供が行くというのがデフォだったのに、何で普通のサラリーマンでも行かせるのが当たり前だと思ってるんでしょう?

それに、外食はしないとか、昼食は弁当を作るとかの節約生活も年収の多寡に関係無く当たり前の話で、何でそれが貧困につながるのかも意味不ですし。

尚、記事中に教育費がかかるから少子化が進んでると言ってますが、これも実は、夫婦当たりの子供の数は昔から殆ど減っていない事は統計でハッキリと出ており、少子化の本当の理由は単に未婚化にあるだけですしね。

今は、子供手当や高校までの医療費無償化・学費無償化等、昔から見たらかなり子育て世帯には手当が厚くなって来てますので、平均的な年収なら経済的な理由で子育てが出来ない事はそうそう無いですし。


最近は、現〇ビ〇ネスや幻〇舎ゴールドオ〇ラインで、この手のなんちゃって貧困記事ばかりをネットで良く目にしますが、キャッチーなタイトルに引かれて読むと、結局は国が悪い、政治が悪いの結論に誘導されててイラッとしてしまいます。

やたらと日本人は貧困だー!格差社会だー!と煽る事によって大衆のルサンチマンをくすぐるマスコミの手法には本当にウンザリです。

そのようにして社会不安を煽り続けた結果こそが、失われた30年の元凶だと思いますけどね。

普通に身の丈に合った生活をすれば良いだけの話なのに、何で、何でもかんでも他人と同じ生活をしなきゃならないと思い込んでいるんでしょうかね?

子供が大学を出て自立するまでは、節約生活をするなんて、あまりにも当たり前の話なんですがねぇ・・・

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posted by 山中 一人 at 19:39 | Comment(8) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2023年07月28日

キジも鳴かずば撃たれまい

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肥大化した承認欲求で、人生終了する時代です・・・

恒例のセミリタブログパトロールをしていると、またもやミニ炎上記事を発見しました。
   
セミリタイア倫理を確立させたい
鍋敷き代わりに市政だよりを使っていたら、水道料金減免についての記事を見つけました。
市県民税(住民税)が非課税の世帯は、水道料金・下水道料金が減免になると言うのです。

減免の対象は、1〜3全てに当てはまる世帯。

1.水道を使用している全員の市県民税(住民税)が非課税である。
2.申請の日における収入が少なく、著しく生活に困窮し、かつ、他の世帯から継続性のある経済的援助を受けていない。
3.仙台市内にお住まいで、生活用として水道を使用している。

僕の場合、1と3はクリアしています。
1人暮らしで住民税は非課税。
仙台市に住んでおり、普通に水道を使っています。

問題は2。
収入は少ないですが、著しく生活に困窮している訳ではない。
また、実際は父親の資産ですが、僕名義で株を持っている関係で株主優待が送られて来て、経済的支援ちゃー支援になるでしょう。
よって減免対象外ではありますが、たぶん減免を受けることは可能。

非課税なのは間違いないので、証明書は取れます。
銀行口座の履歴とかは求められないので、困窮しているか?支援を受けていないか?は自己申告のみ。
生活状況を聞かれる場合があるみたいですが、別にいいマンションに住んでいる訳でもないし、「バイトしてるんですけど、生活がギリギリで・・・」とか言えば、貧乏フリーターってことで申請は通るに違いありません。
水道・下水道の基本料金2ヶ月分合計2,800円超がゼロになるみたいで、年間17,000円程度の負担減となります。
厳密に言ったらダメだけど、現実には全然イケちゃう。
これをどの程度利用するのか?

コロナ禍での持続化給付金でも、都合よく入金操作して対象者になった自営業者が多いことでしょう。
受け取らなければ、バカ正直な奴って感じ。

今回の水道料金の減免も、上記に近い近いような気がします。
著しく生活に困窮とか、継続性のある支援とかボヤッとしているので、非課税って明確な点だけクリアしてたらいいでしょ的な。
仕事が出来なさ過ぎてクビになったようなもので、今も生活保護に近い哀れな生活しか出来ていません。

一方で、住民税非課税、国保も年2万円程度、3〜10万円の給付金を何度も貰うなど、現状でも恩恵は受けています。
さらに嘘ついてまで水道代を逃れようなんて、さすがにやり過ぎでしょって感覚もある。

この辺のバランス感覚を考えつつ、自分なりのセミリタイア倫理を確立していかないといけませんね。
2023-07-03 TIME IS MONEY キムのセミリタイア日記より抜粋引用

上記記事の続編
  
僕のセミリタイアスタンス
3日前のブログ記事「セミリタイア倫理を確立させたい」の中で、水道料金減免について書きました。

ルール的に厳密にはダメですが、現実は全然いけちゃいそう。
倫理的な問題で迷っていました。

考えた結果、減免申請することに決めました。
電話すると、「他の世帯から金銭的援助は受けてないですよね?」と軽く確認されて、「受けてないです」と言い、申請書を送ってもらうことになりました。

さらに、こういう場合の自分のスタンスも整理しました。
グレーゾーンにはシレッと切り込んでいきます。
黒と反論された場合には、強引に主張はせずに引き下がる。
真っ黒なことはしないし、揉めることもしません。
しかし、多少卑怯な真似をしてでも金を求めにいきます。

イメージとしては、ずる賢いサッカー選手みたいな感じ。

具体的に言うと、どこぞやのブラジル人とか大久保嘉人みたいな感じ。
サッカー選手が、ゴールやチームの勝利を貪欲に求めにいくように。
誰に何と言われようとも、金に執着していきたいと思います。

僕みたいな何の取り柄もない人間が、現状から抜け出すためには、背に腹は代えられません。
2023-07-06 TIME IS MONEY キムのセミリタイア日記より抜粋引用


キムのセミリタイア日記の金村さんが、住民税非課税世帯の優遇措置を活用しての、水道料金減免申請を迷っていたが、結局申請する事にしたという記事でした。

案の定、こちらの記事のコメント欄も、罵詈雑言で埋め尽くされています。

中には、通報しますた!という正義メンも登場する始末です。

僕が、個人的に考えるには、金村さんの場合、グレーではありますが、超厳密に言えば、上記3条件のうちの、2に抵触してアウトという気がします。

だって、毎年お祖母ちゃんや御父上から確定申告の手伝い名目やらなんやかやで結構なお小遣いを貰っておられますし、第一、著しく生活に困窮してはおられないでしょうからね。

この点で、住民税非課税なら誰でも貰える、最近の物価高対策への3万円給付金とは、性格は違います。

故に本来ならば、現状の状態を包み隠さず市の水道局に公表した上で、申請すべきでしょう。

この水道料減免の主旨を厳密に理解するならばです。

まぁ、ここまでは、通り一遍の建前論ではありますが、現実にこの手の減免系は、完全に所得が把握出来る、フローの収入のみで合否を判定しますので、わざわざバカ正直に真実を話して、申請する人なんて居ない事でしょう。

しかし、建前は建前です。

公務員とは建前で動くモノなので、大ぴらに法の主旨を逸脱する者を許容する訳には参りません。

なぜならば、公の税金を正しく執行する義務があるからです。

金村さんの場合は、それなりの資産もあり、ご実家からの援助を貰ってる過去記事もしっかり残ってる上に、メディアにも登場して、近々には、社労士登録して、全国に氏名住所が公表される存在です。

もしも僕ならば、そんな身バレ寸前の状態で、モラル違反の行為を全国には公表しませんけどね。

だって、社労士って一番、誠実で規範的な人が職務を遂行する事を求められる職業ですからねぇw

正直、僕自身は、他人が僅かなお金を貰う事についてなんか全くどうとも思いません。

なので、生保なんかもよく目くじら立ててズルイって言う人が多いですが、正直、どうでもイイです。

でも、日本人は島国根性で妬みの国民性があるので、他人が上手い事やってるのを許せない人が多数派です。

なので、失業保険の不正受給も、生保の不正受給も殆ど、知り合いからのチクリで発覚します。

わざわざ、当局が調べなくても、勝手に情報が山ほど入ってくるのです。

にも拘わらず、何でセミリタブロガーって、ご自分のモラルに反する行為をこれ見よがしに公開するのかなぁといつも思います。

例えば、コロナの所以で失業や収入減の人を対象にした給付金を貰いまくってるセミリタブロガーも沢山居ましたが、あれなんかも、あんなに堂々と公表してて大丈夫かいなwと思ってました。

きっと、肥大化した承認欲求の衝動が抑えきれないのでしょうね。

まるで寿司ペロ少年みたいに。

悪目立ちする事でしか、己の承認欲求を満たせないのは、中2病のように痛いと思いますが、何も無い人間が他人から注目されるには、それ位しか無いのでしょう。

僕なら、一生残るデジタルタトゥーとして他人に後ろ指を指される人生は嫌ですけどねぇ・・・

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posted by 山中 一人 at 20:24 | Comment(16) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2023年07月23日

女性の独り身セミリタイアが少ない理由がピント外れ過ぎの件

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【断言】日本では無職ニートと結婚してくれる女性はいません!

ども、セミリタブログに噛みつきまくってる、カミツキガメです。

またもや、主婦リタイアー様が書かれたトンチンカンな記事を見つけてしまったので、つい食いつきました。
   
女性は独り身セミリタイアには向かない

私はこのブログを6年前に始めましたが、その頃女性でセミリタイア系のブログを書いている人は本当に少なかったんですよね。
そこから徐々に増えている気はするんですが、やはり男性と女性でそのセミリタイアの形というのはずっと違うなぁと思っています。
何が違うか?それは

男性:独身一人暮らしが多い
女性:独身一人暮らしが少ない
という感じで、家族構成が真逆なんですよね。

それはやはり、性差というものが関係していると思っています。
私は現在このブログの他にYouTubeやTwitterもやっていますが、そこでも女性が独身でかつ一人暮らしでセミリタイア生活を送っているケースはかなり稀だったりします。
そう、女性の場合は既婚者か独身であっても実家暮らしの場合が多いんですよね。
かくいう私も既婚者ですしね

これはなぜかと考えると、大きくは3つ
・コミュニケーション能力の違い
・稼ぐ力の違い
・セキュリティや衛生の問題
だと私は思っています。

上の2つは何となく想像つきますよね?
女性の場合そもそもの婚姻率も高いんですが、それは長い歴史の中で男性と比べてコミュニティの中で長く生活してきているので、コミュ力が高めな代わりに外で稼ぐ力は弱いことが関係していると言えます。
だから家族を作ることを優先するわけですね

そして、結婚はしない場合も女性は誰かと共に生きていくことが得意なため、そのまま実家暮らしというパターンも多いのかなぁと。
実際、実家暮らしがうまくいく確率もやはり女性の方が高いみたい。

そして何より、私が一番関係していると思っているのは最後の
セキュリティや衛生の問題!

これは男性にはなかなか想像し難い点だと思いますが、女性の場合上記の問題のため極端に生活費を抑えたセミリタイア生活というのはできないんですよね。
そのため、セミリタイアするにしてもセキュリティ面と衛生状態をある程度保てる生活水準を確保しなくてはいけないので、その分必要資金が高くなってしまいがちです。
そうなってくると解決策は2つで
・資金を多く用意して安全性を高める
・誰かと住んで安全性を高める
になるんですが、前にも述べたように稼ぐ力が相対的に弱い女性にとって多く資金を用意するのは至難の業ですよね?
そのため、誰かと住む=結婚or実家暮らしを選択する方が多いのかなぁと思っています。

女性はやはり独り身セミリタイアは向かないので、誰かと一緒に住むセミリタイアがいいと言えますよね。
2023年7月19日 アラサーdeリタイアより抜粋引用

いやいやいや、なんか如何にも、(自称)自立した女性が導き出しそうな、上辺だけのジェンダー論感を醸し出してる記事ですが、まるで本質から外れてるので、一応ツッコミます。

まず、セミリタイアーに男性:独身一人暮らしが多い、女性:独身一人暮らしが少ないの理由として、
・コミュニケーション能力の違い
・稼ぐ力の違い
・セキュリティや衛生の問題
と3つの理由を挙げておられますが、まぁそういう理由も少しはあるかもですが、一番大きい根本的な理由は、

そもそも、日本には無職リタイアーと結婚するような物好きな女子は非常に少ないからです。

だって、日本の女子が婚活でまず重視するのは、包容力=経済力です。

無職ニートという段階で男性セミリタイアーは、先ず門前払いなんですから、そりゃ、男性リタイアーの方が女性に比べて独身一人暮らしが多くなるのは、当たり前だのクラッカーです。

逆に、女子の方は無職の家事手伝いでも、全然結婚出来ますので、女子の婚姻率が高くなるのは、当然の父ちゃんです。

つまり、記事中で考察されてる原因と結果の因果関係はまるでピント外れなんですよね。

ましてや男子ならセキュリティや衛生が貧弱でもOK論に至っては、ボロアパートに住んでる低資産FIRE男子の事を指してるのだと思われますが、そもそもあんなのは、FIREでもなんでもありませんので問題外ですし。

他にも、『結婚はしない場合も女性は誰かと共に生きていくことが得意なため、そのまま実家暮らしというパターンも多いのかなぁと。』なんて我田引水な女子論を語っておられますが、これも、男の場合はやれマザコンとかコドオジとか言われて実家暮らしが弱男の代表のように世間から見られるのに引き換え、女子の場合は友達親子とか言って母親の方が自慢げに仲良しアピールするような女子だけに甘々な昨今の風潮のお蔭で男子程に世間体が悪くないという方が大きいでしょうに。

あと女性の婚姻率の高い理由が、コミュ力が高めな代わりに外で稼ぐ力は弱いから、家族を作ることを優先するわけだと論じておられますが、
これなんかもはぁ?という感想しか湧きません。

(正直、別に女子の方がコミュ力が高いとも全然思いませんしw)

そもそも婚活の場においては、圧倒的に女性優位だという大前提がスッポリ抜け落ちてますよね。

マッチングアプリの男女比は圧倒的に男性過多の為、女性は無料、男性はメッセージのやり取りやら月額会費やらで多額の出費を強いられます。

これは婚活パーティ系にしろ全て、少数の女子を多数の男子が奪い合う熾烈な獲得競争となっているのが現実です。

出会い系なんて、女子が登録した途端に、男性からのメッセージラッシュで女子側は辟易する位ですし。

それ位に、恋愛や婚活では、女子の方が格段に難易度が低いのです。

にも拘わらず、メディア等で女子がなかなかイイ男が見つからないとかぼやいているのは、女子から見れば、我々非モテ弱男はそもそも彼女達の視界にすら全く入ってないからです。

彼女達が男として認識してるのは、実は男性の中では、上位2割の勝ち組モテ層だけです。

男子の中では、多数派の残り8割の非モテ層は、全くアウトオブ眼中の対象外なのです。

いくら自称フェミが男女平等を叫ぼうが、現実の日本は、男が一家の大黒柱となって、家計の大部分を支えないといけないのがスタンダードとなっている以上、男性リタイアーで既婚者が少なくなるのは、ある意味当然の話です。

逆に、女性の場合はある意味、主婦の場合、セミリタイアと似たようなモンですから、既婚女性なら誰でもセミリタイア宣言出来る訳です。

まぁ、こんな事言えば、全日本女性から猛反発を受ける事必至ですが、実際に僕が8年間主夫をやってみての感想ですから、どうしようもありません。

ぶっちゃけ、常に客先や上司からのプレッシャーに耐え続ける社畜労働に比べれば、何のノルマも無くテレビでも見ながらやれる家事を如何にも外仕事に匹敵する位の重労働に位置づける専業主婦の対抗マウントは、幾ら何でも無理アリ過ぎでしょうに。

そもそも、現代の一人暮らし男性は、昭和のサムライ親父と違って、家事をこなして生きて来てますので、それがどれ程のモノか位、皆熟知してますしね。

というわけで、女性の独り身セミリタイアが少ない理由は、女性に生まれた時点で、単にそんな酔狂なライフスタイルを送る必要が無いからに過ぎないからです。

だって、恋愛シーンでも婚活シーンにおいても、女子は選ぶ側の楽勝ポジションな訳ですから。

そして、誰でも、主婦になればセミリタイアーになれるのですから。

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posted by 山中 一人 at 19:50 | Comment(12) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2022年10月17日

日本人の妬み根性に付け込んで、無理やり政府批判する癖やめて貰っていいですか?

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世の中の人ってフェラーリに乗ってる金持ちがそんなに妬ましいのですかw

またまた、マスコミによる、日本人の金持ち憎しを煽って、無理やり政府批判する記事が出ていました。
  
フェラーリに乗る金持ちに、わざわざガソリン代の援助をするのは大愚策だ
 岸田文雄首相は、10月3日の施政方針演説で特に電気代に触れて「電力料金負担の増加を直接的に緩和する、前例のない思い切った対策を講じる」と述べたのだが、ガス代への言及はなかった。これに対して、国会でもツッコミが入ったし、ガス業界からも声が上がった。
その後の報道を見るとガス料金に対する措置も検討され実施される見込みのようだ。詳細には興味の湧かない話だが、それは、そうなるだろう。

 そして、この種の価格に対する対策は、すでにガソリンに対して大規模に実施されている。他の品目はどうだろうか。対象はさらに拡大しうるのではないか。

 さて、庶民の生活にとって、ガソリン代や電気代の影響は大きい。では、これらの価格上昇を抑えることが適切な政策なのかというと、それはちがう。

 結論をはっきり言おう。必要なのは、経済的弱者の生活への配慮であって、それで「ほぼおしまい」のはずなのだ。価格への介入は必要ではないばかりか、有害でさえありうる。

■弱者への経済的なサポートだけで十分

 少なくとも、経済的な強者には「本来の価格」に対する適応を求めて構わないはずだ。経済的な弱者に対しては、継続的な減税や現金補填にできるだけ近い再分配政策で生活をサポートすることが望ましい。

 繰り返す。「純粋愚民国家」ではないはずの日本にあって、本当に必要な物価対策は、実は金持ちに大きなメリットがあり、かつ資源配分の効率性を歪める特定品目の価格への介入ではない。

必要なのは、弱者への経済的なサポート「だけ」であり、それで十分だ。そのほうが資源配分を歪めないし、財源も小さくて済むし、経済成長にもプラスだろうし、地球環境への配慮のアプローチとしても正しい。文句などあるまい。

「バカではない国・日本」では、弱者への再分配によるサポートが適切に行われるなら、それだけでほぼ全ての価格介入政策は不要になるはずだし、ないほうが圧倒的に好ましい。

 愚民でないのだから、読者の皆さんはすでに気づいていただろう。「フェラーリのガソリン代に補助金はいらない!」。
10/15(土) 6:31 東洋経済 より抜粋引用

上記記事では、岸田内閣によるガソリン代や電気代の負担緩和政策について、大愚策だと批判されています。

では、具体的にどうやって、弱者へのサポートをすべきかという代案については全く提案がありません。

また、住民税非課税世帯だけに数万円とかのお金配りですか?
(まぁ、正直、無職リタイアーの僕にとっては有難いですけどねw)

日本では政府が経済対策をする度に、マスコミにより金持ちも得するのはオカシイと猛批判があがります。

じゃぁ、低所得層だけに給付金を配ると、実はいろいろな意味で生活苦の中間層が一番割を食う事になります。

この筆者は一体、どこからが経済的サポートが必要な弱者だと考えているのでしょうか?

その線引きが極めて難しいし、そんな事ばかりをしてるから、どんどん国民の分断を生んでいるのですよ。

ガソリン代が上がれば、輸送コストが上昇する事により、車を乗らない全ての国民の生活苦に直結する事分かってますか?

フェラーリに乗る程の金持ちなら、殆ど生活に響かなくても、むしろ庶民の生活の方がまともに直撃を受けるんですよ。

もし、何の対策もせずに、日本が諸外国のようにリッター300円にまで高騰したら、酷いスタグフレーション経済に突入しますよ。

結局、マスコミは、日本人の金持ちに対する妬み根性を利用して、庶民のルサンチマンを煽り、政府批判をしてるだけなんですよね。

この筆者は、そもそもインフレ対策という経済政策と、貧困対策という福祉政策をごっちゃにしてる所がオカシイのです。

そして、こんな低レベルの記事を、会社四季報を出してる経済誌が掲載してる事が、日本の資本主義が如何に歪んでいるかの証左だと思います。

わざわざフェラーリに乗る金持ちという大仰な見出しで一般国民を煽って原稿料を稼ぐ、なんちゃってリベラル思想の経済評論家が重用される日本のマスコミの姿勢にはホトホト呆れます。

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