2024年11月19日

人間の本能に逆らう国は滅亡する法則

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他人の子供に老後の面倒を見て貰えるのなら、数千万もの費用をかけて子育てするよりは、子供を産まない方が経済的には超お得です!

前回の【日本の少子化が止まらない本当の理由】にて、日本の少子化の本当の理由について考察した所、日本の余りにもフリーライダーが得をする社会保障制度こそが真の原因とのコメントを頂きました。
  
>最大の理由は社会保障制度ですよ。
元々女性は男性に頼らなければ生活が難しく、病気の時や老後は男女とも伴侶や子供に面倒を看てもらわなければ生きていけなかったので、嫌でも結婚していました。
今は独身の子なしでも生活保護・年金・国保で生活できるため、家族を持つ必要がありません。
面倒な結婚をするより他人に寄生した方が楽なんだから、そりゃ独身の方を選びます。


他にも、結婚するメリット自体が無くなってるのも大きいとのコメントも頂きましたので、やはり、独身の方が経済的に得だと考える人も多いのでしょう。

確かに、昔は、女性にとっては生活保障の為、親にとっては老後の面倒を見て貰う為という下心が結婚への大きなモチベになっていたのは間違い無いのでしょうね。

今の社会保障制度では、わざわざ結婚して子供を産まなくても、他人の子供が老後の生活費を負担してくれますので、独身で他人にフリーライドして子供を産まない方が経済的に超お得ですからね。

僕自身も二人の子育て真っ最中ですが、老後の面倒を子供に見て貰おうとは1ミリも思って無いです。

ただ、これだけ経済的に負担をしてきたのに、そして今後も多大な教育費がかかるのに、僕の将来の年金額に1円の見返りも無いというのは、正直、モヤっとはします。

つまり、国の制度自体が、経済的に少子化を推進してるという事になってるのですよね。

昔の日本は、究極の自己責任社会だったので、自分の老後は我が子に面倒見てもらわなければ、餓死まっしぐらです。

つまり、子育てが将来の年金代わりだったのです。

それに加えて、家制度と宗教による社会的洗脳によって、後継ぎが絶えて無縁仏になる恐怖が、骨の髄まで染み込まれてたので、子供に結婚相手をあてがう事が、親のライフワークと化していたのです。

それら、日本人の古代から続いて来た結婚子育ての2大理由が、戦後のリベラル思想の刷り込みと社会福祉充実と言う名の社会主義政策により、根底から覆された以上、親も子も結婚にメリットを感じられなくのは当然の話なのです。

神が消え、家制度が無意味になり、老後の心配が無くなった日本で子供を産むのは、最早、純粋に動物として遺伝子を残したいという本能だけが唯一の理由となってしまいました。

それじゃあ、不妊治療とか保育所とか子供の医療費にいくら税金をつぎ込んでも、何の少子化対策にもならないのは当たり前ですね。

だって、現代日本人にとって、結婚&出産のそもそものメリットが無さすぎるのですから。

人間の金銭欲の凄まじさを軽視して設計された現代の社会保障制度は明らかに欠陥がありますので、これを修正出来る知恵の無い民族種は自然淘汰により地球上から消えゆく定めなのでしょうね。

これは、他人より金が欲しいという人間の強欲こそがエネルギーの資本主義国が繁栄して、人類皆平等を強制する共産主義国がこの世の地獄と化してるのと一緒の原理です。

つまり、人間の欲に逆らう国は天罰により亡びる運命にあるのですなぁ。


P.S. 前回のタイトルに多くのコメントを寄せられ、全てのコメントがメディアやヤフコメ等でもリアルの場でも絶対に聞かれないような、正鵠を射た意見ばかりであり、過疎ブログながらも続けて来て良かったとしみじみと心に響きました。

例え、顔も名前すら分からない人達でも、こうして本音を語り合える同士が居てくれるのなら、テレビ等の上っ面の浅い二番煎じトークしか出てこないようなリアル友達なんか全く要りませんね。

チョット臭いセリフを言いましたが、本気でそう思っております。

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posted by 山中 一人 at 21:10 | Comment(8) | TrackBack(0) | 内向型人間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
誰ですかね、社会保障制度のせいとか言い出した冷血漢は。
きっと血も涙もないケダモノに違いない。

人間の欲望や恐怖は生存と繁殖に最適化するように設定されているので、それを奪ってしまう社会主義は絶対に成功しません。
恐怖を取り除いて安心を与える優しい福祉こそが、実は遺伝子の生存戦略を邪魔しているのです。
地獄への道は善意で舗装されている、とはよく言ったものですね。
Posted by 幸福賢者 at 2024年11月19日 21:55
専業主婦(夫)一人+子供人数分のベーシックインカム支給するくらいしないと、たぶん無理じゃないかな?
Posted by みこいう at 2024年11月19日 23:43
最早、純粋に動物として遺伝子を残したいという本能だけが唯一の理由となってしまいました。

うーむ。家族連れを見かけたら本能に生きてるんだと思ってしまいますw
Posted by at 2024年11月20日 02:45
非婚化、少子化はどれが決定打というよりは複合的に組み合わさった結果ではありますからね。

ただ、生きやすい(死ににくい?)先進国が軒並み少子化に陥り、死に近い貧困な国ほど出生率、人口増加率が高いということは、原点としてサバイバルで生き抜こうとする力が子孫繁栄の原動力になっているのは確かですよね。

ということは意図的に出生率を上げるには今やっている保護的な方法ではダメなんじゃないかなと思ったりもしますね。

そういう意味ではふと思ったのですが「戦争」というのがキーワードになっているんじゃないかと思ったりもします。(戦争を擁護する意図はありません。)

世界経済の拡大と戦争とは切っても切れない関係ですからね。それは人口増にも関連性が深いんじゃないでしょうか。

もっと切り込むと日本に軍隊がないことで「生存の危機感」が他の先進国よりも薄いのが少子化が止まらない要因とも理解できますね。

結論的には非婚化、少子化は戦後の日本が平和であった証なのかもしれません。


Posted by フーテンどんぐり at 2024年11月20日 08:03
>幸福賢者 さんへ

>誰ですかね、社会保障制度のせいとか言い出した冷血漢は。
きっと血も涙もないケダモノに違いない。

誰でしょうねぇw
現代は、真実を口にするとケダモノ扱いされて社会的に抹殺されてしまうので、誰も本当の事を口の端にすら言えない時代になりました。
匿名のネット界隈のみが最後の聖域と成り果てました。

>人間の欲望や恐怖は生存と繁殖に最適化するように設定されているので、それを奪ってしまう社会主義は絶対に成功しません。
恐怖を取り除いて安心を与える優しい福祉こそが、実は遺伝子の生存戦略を邪魔しているのです。
地獄への道は善意で舗装されている、とはよく言ったものですね。

はい。
人間でも動かないとすぐに筋肉が減退して最後は寝たきりになるように、使わない機能は一瞬で退化してしまいます。
斯くの如く元来生き物とは、少しでも無駄なエネルギーを消費しないように設計されてますからね。
フリーライダーが得をする社会を人工的に作れば、タダ乗りする事こそが一番生存戦略に適う事になります。
エネルギーを消費しない属性にも地上の天国のような国を作れば、誰もがエネルギーを消費したがらないのは当たり前です。
だって、結婚生活は物凄いエネルギーが要りますからねぇ・・・
Posted by 山中 一人 at 2024年11月20日 18:50
>みこいう さんへ

>専業主婦(夫)一人+子供人数分のベーシックインカム支給するくらいしないと、たぶん無理じゃないかな?

はい。結婚出産での女性のキャリア消失による逸失利益が1億とか、子供一人育てる費用がウン千万とか言われる世の中では、それ位の経済的利益が保証されないと、結婚するのがアホらしいと思う人が増えるのも当然ですね。
今の子供手当の金額じゃぁ余りにも少なすぎて、何の動機付けにもなりませんからね。
Posted by 山中 一人 at 2024年11月20日 19:05
>11月20日 02:45 さんへ

>>最早、純粋に動物として遺伝子を残したいという本能だけが唯一の理由となってしまいました。
>うーむ。家族連れを見かけたら本能に生きてるんだと思ってしまいますw

確かにw。
レストランとかでも子供がどれだけ泣き叫ぼうが暴れまくろうが、一切放置プレーでスマホを見続けてるDQN親子が多すぎて、今時結婚してる属性は本当に本能のママに生きてるんだなぁと思いますね。
Posted by 山中 一人 at 2024年11月20日 19:10
>フーテンどんぐり さんへ

>非婚化、少子化はどれが決定打というよりは複合的に組み合わさった結果ではありますからね。
>ただ、生きやすい(死ににくい?)先進国が軒並み少子化に陥り、死に近い貧困な国ほど出生率、人口増加率が高いということは、原点としてサバイバルで生き抜こうとする力が子孫繁栄の原動力になっているのは確かですよね。
>ということは意図的に出生率を上げるには今やっている保護的な方法ではダメなんじゃないかなと思ったりもしますね。
>そういう意味ではふと思ったのですが「戦争」というのがキーワードになっているんじゃないかと思ったりもします。(戦争を擁護する意図はありません。)
>世界経済の拡大と戦争とは切っても切れない関係ですからね。それは人口増にも関連性が深いんじ
ゃないでしょうか。
>もっと切り込むと日本に軍隊がないことで「生存の危機感」が他の先進国よりも薄いのが少子化が止まらない要因とも理解できますね。
>結論的には非婚化、少子化は戦後の日本が平和であった証なのかもしれません。

成るほど。
確かに、日本でも戦前の富国強兵の時代とかに人口が急増してますから、遺伝子の生存戦略上、生命の危機こそが、一番DNA継承の動機付けなのかもですね。
だとすれば、ここまで平和な時代が続く事は、遺伝子の想定外だったのかもしれません。
弱肉強食の動物の世界は言うに及ばず、人間の世界でも常に戦争の歴史でしたので。
闘争本能という生き物本来の本能を抑え込んだ国民は天罰を喰らい地球上から消滅するのでしょうかねぇ。
Posted by 山中 一人 at 2024年11月20日 19:39
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