
チャートを見れば、過去問とその答えをカンニングし放題です。
さて、前回はチャートの見方を解説しましたが、投資を上達するにはチャートを沢山見るのが一番の近道です。
特に、自己の投資してる銘柄のチャートなんか、そのまま過去問題集の傾向と対策が載っている訳ですから、こんな美味しい話はありません。
一口に低位往来株と言っても、その銘柄毎に動きのクセがありますので、チャートを見て予習しておけば取りやすいのです。
そして、上達の為にチャートを見る場合は、ポイントとして底型と天井型の形を数多く見る事をおススメします。
沢山見るうちに、「あぁ、こういう形になれば底打ちなのかとか、この形なら下げ相場入りのサインだな」とかが段々と分かって来ます。
そのサインを自分で見つける事が、自立した投資家になる為の第一歩であり、且つ少数派の勝ち組投資家としてやっていける自信に繋がるのです。
相場の世界で生き残り続ける優位性は、セルサイドの無責任なポジショントークに妄信する事なく、自立出来た投資家のみが持ち得ます。
本投資法において、売買の判断はチャートのみで行い、ファンダメンタル(業績)を無視するのは、景気循環株の場合は最も業績が良く低PERとして割安な時に天井を打ち、最も業績が悪くPERが計算不能な位に割高になった時に底打ちするからです。
つまり、素人大衆投資家のように、割安好業績株を買い、赤字無配の割高株を売るような投資パターンだと、天井で掴み、底値で投げるという最悪の投資行動にならざるを得ないからです。
故に、日本の景気循環株のパターンを熟知してる投資巧者は、チャートの過去安値で買い、過去高値で売る為に、チャートの値段そのものが自己目的化して、現実にチャート通りに動く訳です。
何故ならば、相場は所詮、需給で決まるからです。
更に、株価が過去10〜20年来に安値に沈んだ場合、さすがに日本のサラリーマン経営者も尻に火が付きます。
だって、株主総会に来てる個人株主の殆どが含み損になってる状態ですからね。
声には出さなくても、皆一様に「無能カス経営者のくせに!」という恨怨と侮蔑の眼差しを突き刺す事でしょう。
そうなって初めて、過剰設備の除却や遊休資産の売却や余剰人員のリストラなどの抜本的な対策が打たれる訳です。
まるで、ニートが明日から本気出すと言ってて、何もやらないのと同じで、日本のロートル経営者も口だけは上手い事言ってますが、過去安値という誰の目にも明らかで客観的な不合格を突き付けられて初めて重い腰を上げる生き物なのです。
そうやって、どこか一社が抜本的なリストラに着手すれば、後は横並び日本人経営者は我も我もとリストラ祭りになり、期せずして大幅な協調減産が急激に進み、後は一転して品薄からの市況高騰という、いつもの景気循環株底打ちあるあるとなる訳ですね。
もはや、日本の景気循環株のパターンは伝統芸の域にすら達している位ですので、あまり深く考えずに、過去安値で買い・過去高値で売るの単純作業だけで十分食っていける訳なのです。
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