2022年05月30日

コミュ障いじめられっ子はアーリーリタイアを目標に生きろ!

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大人になれば、学校って有り得ないくらい異常な空間だって気付くよ

またもアメリカで、学校での銃乱射事件が発生しました。
  
いじめに遭い、馬鹿にされ、孤立した男子生徒――21人を射殺した18歳容疑者の素顔
米テキサス州ユバルディの小学校で起きた銃乱射事件。児童19人と教員2人を射殺したとされる容疑者は、地元の高校に通う男子生徒だった。友人はほとんどなく、先週、18歳の誕生日にライフル銃2丁と弾薬を購入していた。

容疑者のことを知る同級生などはほとんどが、ラモス容疑者は人との付き合いがほとんどなく、孤立していたと証言する。

元同級生はラモス容疑者について「ひどいいじめを受け、さんざんからかわれていた」と証言。着ている衣類のことや、家庭の経済状況のことで馬鹿にされ、「実際のところ、学校銃撃犯とか呼ばれていた」と振り返った。

ラモス容疑者はとても静かで、いつも1人でいたと振り返った。同学年の女子生徒は「みんなに好かれていなかった。みんなが彼をからかったり、けんかしたがったりした」と話し、その理由は分からないと語った。
5/26(木) CNN.co.jp より抜粋引用

この手の大量無差別殺人の犯人は、普段は無口で大人しい、いじめられっ子というのがよくあるパターンです。

そして、それに対して、何故無関係の弱い者をヤルのかという憤りのコメントが大抵上がります。

定型の一般強者には絶対に分からんのでしょうなぁ。

コミュ障弱者が如何に心の内に鬱屈したモノを抱えて、日々怒りの炎に身を焦がしている事なんて。

誰にも愛されず、一人の友人も居ない毎日で、いじめられても、周りは嘲笑と傍観しか無い圧倒的孤独。

こんな悲惨な事件を招いた本当の悪は、彼の精神を破壊して、世を恨み人を恨みの心境にまで追い詰めて、哀しいモンスターにしてしまった、周囲の人間だったのでは無いでしょうか?

いじめとは本質的に強者から弱者への一方通行な攻撃です。

理由なんて、基本的に弱くて無抵抗だからというだけです。

実際、彼自身も大した理由も無く、日々いじめられていました。

故に、モンスターに代えられた彼も、自分より更に弱いターゲット相手に半ば心中覚悟で人生を終了させてしまったのかもしれません。

正直僕も、小学・中学とイジメられていましたが、中学の頃は朝学校に行ってから帰るまでの授業中はずっと、機関銃や手りゅう弾を持って、学内の全クラスを全滅させる妄想を頭の中でシミュレーションしてました。

全く、授業なんか耳に入る隙はアリマセン。

日本では子供が銃を手に入れる事は不可能ですが、アメリカなら簡単に手に入る故に、いじめられっ子の妄想が現実化してしまうのでしょう。

ギリギリまで追い詰められたいじめられっ子が道を踏み外すかどうかは、実は紙一重なのかもしれません。

自分がオカシくならずに大人になれたのは、卒業さえすれば、学校という、こんな異常な空間から解放されるという最後の望みを保ち続る事が出来たからでしょう。

因みに、中3の頃、僕をイジメてた野郎は、社会人になってから、通行人を襲った障害罪で逮捕されたと地元新聞の3面記事でフルネームで報道されてました。

記事を読んだ当時はザマァと笑ったものですが、今になって考えてみると、そんなチンピラDQNと狭いクラスで朝から夕まで一緒に過ごさなくてはイケナイ恐怖、しかも何が起こっても全くの治外法権という地獄。

学校とはホント異常過ぎる空間だったなぁとシミジミと思います。

だって、社会人になって、そんな反社のような人間と一緒の職場になった事なんて一度も無いですからねw

まぁ、僕の場合は、高校に入ってからは低レベルのイジメからは解放された事も有り、授業中は南の無人島で毎日遊んで暮らす妄想ばかりに耽るようになりました。

幸いな事に、今は南の島とまではいきませんが、毎日殆ど他人と接触しなくてもいい生活で、毎日遊んで暮らせてますので、高校時代の夢がほぼほぼ実現出来た訳です。

兎に角、コミュ障タイプのいじめられっ子は、アーリーリタイアという、集団生活から解放される生き方がある事を知って、人生に絶望せずに、学校という生き地獄を生き抜いて欲しいと願います。

暴力を背景に弱者が強者に従わされる学校こそが人権無視の極致だと思われるお方はポチッとお願いします。
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posted by 山中 一人 at 19:38 | Comment(8) | TrackBack(0) | イジメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2022年05月26日

ノーリスクでインフレヘッジしたいなら持ち家を買えばいいと思うよ。

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もしも、これだけの札束でも家賃1か月分にしかならないインフレが来たら、賃貸派リタイアーはどうなるのかなぁ・・・


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ケース・シラー米住宅価格指数1966年−1983年(参照:Longtermtrends)

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NYダウ月足チャート1966年-1983年(参照:tradingview)

前回の記事「悪性インフレの前には、株は無力です。」では、物価高と不景気が同時に進む、スタグフレーション時代においては株式はインフレ対策にならない事を実証しました。

それでは、インフレ対策の為にはどうすれば良いのでしょうか?

原油や小麦等の商品系は、一般的に先物やETFでの投資になりますが、管理コストやロールオーバーの繰り返しで、価格が上がっても、投資した手持ちの先物やETFは大損してしまうという宿命を背負ってますので、現実的なインフレヘッジには使い辛いです。

また、為替は米国株が暴落すれば、ドル安になる相関関係にあるので、日本人のインフレヘッジには成り難いのが実状です。

上記に比べれば、貴金属なら、維持費も無視出来るレベルで、一番インフレヘッジになりそうですが、現実の金相場は非常に変動が激しく、また金利や配当も生まない為、もしもスッ天井を掴んでしまうと長期に渡って塩漬けになるリスクと隣り合わせという弱点があります。

斯くの如くそれぞれにリスクを内包しているインフレ対策の中で、ノーリスクでインフレヘッジしたいとお悩みの諸兄にお答え出来るモノとして、不動産があります。

例えば、最上段のグラフはアメリカのスタグフレーション期である1966年から1983年までの住宅価格の推移ですが、一貫して右肩上がりで上昇している事が見て取れます。

この間の上昇率は約3倍で、同期間の物価上昇率とほぼ同じで不動産がインフレヘッジとしてしっかり機能してる事が伺えます。

しかも下落してる年が全く無く、ただバイアンドホールドするだけで、誰にでもインフレ対策として使える事が分かります。

下段の株式のチャートではお湯になったり水になったりで元の木阿弥になってる株価の動きと比べるとレベチの安定感です。

因みに、悪性インフレ時には不動産が高騰するのは、この時期の米国だけでは無く、古今東西共通の現象が起きております。

例えば第一次大戦後のドイツのハイパーインフレ期では、家一軒分買える筈だった貯金で家賃1ケ月分の価値しか無くなったという話があります。

また、終戦後の日本でも、長年コツコツ貯めてきて、家一軒分買える筈の貯金で下駄一足も買えなくなったとかいう悲劇が現実に起こっています。

インフレの本質とは通貨価値の滅失です。

お金なんて元はと言えば、ただの薄い紙べらに印刷しただけのモノですから、そこに価値があるという共同幻想が崩れた時、いとも容易くその価値は崩壊するのです。

例えば、戦費の過剰調達や紙幣の異常発行増による金融システムの崩壊により、物との受給バランスが崩れ、人々の通貨に対する信用が崩壊した時には必ずインフレが発生します。

しかも、マイホーム投資なら、例えインフレにならなくてもいいのです。

だって、デフレ経済下においてすら賃貸派は大家に利益を払って損をし続けてる訳ですからね。

つまり、ノーリスクでインフレヘッジしたいなら持ち家を買えばいいだけなのです。

もしも、インフレになり賃貸派の手持ちのキャッシュが紙くず同然になってから後悔しても、時すでに遅しです。

因みに、資本主義経済において、通貨の価値が暴落する事など過去何度も繰り返して来ましたからねぇ・・・

もしもインフレになった時、ずっとデフレ経済が常識だと思っていた賃貸派リタイアーにとっては暗黒時代になるでしょうねぇと思われるお方はポチッとお願いします。
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posted by 山中 一人 at 19:37 | Comment(14) | TrackBack(0) | 不動産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2022年05月14日

悪性インフレの前には、株は無力です。

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NYダウ月足チャート1966年-1983年(参照:tradingview)

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アメリカのインフレ率推移(参照:あおりんごの経済と金融「インフレ率直撃!アメリカ経済が受けた1979年代オイルショックの過去」)

一般的には、インフレ対策には株がオススメとマネー誌は推奨してますが、現実は、本格的なインフレが来ると株価には下げ圧力が働きます。

上段はアメリカ株のチャートです。

1966年の1月に1001$の最高値を付けてから、完全に高値を更新したのは、1983年の1月になってからです。

つまり、1966年の高値で買いついた投資家が完全に含み損を解消されるまでには、まるまる17年の歳月を要した事になります。

これが、俗に「株式の死」と言われた、米国株の暗黒時代です。

その時期に対応するインフレ率の推移が下段の表です。

ちょうど1966年よりインフレ率が上昇トレンドに入り、2度にわたるオイルショックにより二桁台の高騰を見せ、1982年に入り明確にインフレ率が沈静化した事が分かります。

ピタリとインフレ率の上昇と共に株価が天井を打ち、インフレ率の下降と共に株価が上昇している事が見て取れます。

つまり、インフレと高金利が常態化している期間は如実に株価にとってはアゲインストだという事なのです。

上記、高インフレ期の17年間の平均インフレ率は6.85%です。

因みに、同期間のアメリカ株の平均配当利回りは4.09%ですが、実際は税金が引かれますので、これよりも更に利回りは下がります。

という事は、もしも、1966年のスッ高値で米国株を買っていれば、例え配当を受け取っていても17年間、毎年3.5%位づつ資産価値が毀損していた事になります。

平均6.85%のインフレ率の場合、17年後には物価は約3倍になりますので、17年後にようやく含み損が解消されたと思った株式の現実的価値は既に3分の1に減耗していたという株式投資家にとっては、なんとも悲惨な時代だった訳です。

もしも、現代に、この暗黒のスタグフレーションが再来した場合、インデックス投資オンリーでFIREの4%ルールで生活しているアリタリアは早晩詰んでしまう事でしょう。

ここ30年、米国株のインデックス投資法が最強だったのは、東西冷戦終結後のグローバル化と低インフレの恩恵を米国株が最大限に受ける事が出来たという面を見過ごしてはならないと思います。

そして、その前提が逆回転して、今まで満喫してきた最高の投資環境が消滅した時に株式はどうなるのでしょうかねぇ・・・

尚、本記事は、インフレ対策に株を買うのはピントが外れてるよと言いたいだけであり、決してインデックス投資法の有効性を否定してる訳では無い事を強く申し添えておきますので、決して投資判断に影響されませんようにお願い申し上げます。
   
インフレ対策に株を買うのってピントがずれてるよ

ただ、勘のいい当ブログの読者様なら上記チャートを見て、ボラの高い長期ボックス相場の時代なら、往来株投資家にとっては我が世の春だなと感じ取って頂ければ幸甚です。

いつまでもあると思うな低インフレと長期株高と思われるお方はポチッとお願いします。
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posted by 山中 一人 at 19:03 | Comment(20) | TrackBack(0) | 株式投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2022年05月08日

早期リタイア者は「一生賃貸」より「家購入」の方がお得です。

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まさか、大家がボランティアで家を貸してると思ってる人は居ないよね?まさかね・・・

久しぶりに、拙ブログの読者様より非常に興味深いメールを頂きましたので、ご紹介したいと思います。
  
山中さま ご質問させていただいていいでしょうか?(不動産 賃貸vs.持ち家 洞察シリーズ)

はじめまして。
いつもブログ拝見させて頂いております。大変深い洞察をされてらっしゃり、大変参考に、また
勉強させて頂いております。

山中さまのおっしゃられる、経済的側面のみから語れば、持ち家が得なのは明々白々というお話理解をしております。しかしながら一方、下記添付させて頂いた方の同テーマのブログ内容も一定度の納得感がありました。
山中さまの洞察との間で私の中で整理が混乱をしてしまいました。恐らくは@統計上の地域平均収益還元率とリアル現場の個差であったり、A土地と建物の初期値段構成比率、B固定資産減価率と実際の建物経年劣化率の差のパラメータの差によるものあたりなのかなとぼんやり推測しております。
しかしあまりに気持ちがもやもやするものですから、突然不躾で恐縮ですが、「いやあなた全然ポイント分かってないよ、全然違う!」というように私の薄っぺら理解をばっさり切って頂きたく、ここは本家の山中さまにご講釈を受けようとメールさせて頂いた次第です。
本来はこのようなメールでなくブログのコメントですべきことと十分理解しているのですが持ち家のテーマは大分前になってしまうのでメールでのご無礼お許しください。

こちらがその方のブログ内容のリンクです。
https://iceage.work/entry/2020/09/21/%E6%8C%81%E3%81%A1%E5%AE%B6%E3%81%8B%E8%B3%83%E8%B2%B8%E3%81%8B%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%A2%E8%80%85%E3%81%AE%E6%82%A9%E3%81%BF

もしお時間ある時にご返信やまたはブログのエントリテーマとして語って頂ければ幸甚です。
今後も山中さまのブログ楽しみにしております!

いちブログファンより。

では下記に、ご紹介されたブログの内容を要約します。
  
持ち家か?賃貸か?アーリーリタイア者の悩み

人生で最大の出費である住居費。この選択が人生に与える影響は甚大です。
この記事では
早期リタイア者は「家購入」「一生賃貸」のどっちがお得なのか?
を検討していきます。

スタート条件
今回はアーリーリタイア者が多額の現金を確保しており、その後人生で持ち家を購入するか迷っている状態とします。
1. 初期費用は7000万円(可変)
2. 「4000万円(可変)の物件を一括購入コース」と「同レベルの物件賃貸コース」を比較
3. 残る現金は年利1%で運用益を生み出す
4. リタイア後45年の期間で比較

持ち家一括コースにかかるコスト
持ち家取得&運営にかかる直接的コストは以下の通りとしました。
・購入費 4000万円(土地1000万+建物3000万)
・固定資産税 (年1.4% 但し新築・非木造・小型の条件として減免措置有)
・修繕積立費/リフォーム費 月2万円
初期費用が7000万円なので、4000万円の家を購入すると残金は3000万円。ここから固定資産税とメンテナンス費の支払いをしていきます。手元に余ったお金は年利1%で運用されます。

賃貸コースにかかるコスト
賃貸コースに計上したコストは下記の通りです。
・家賃 月額試算法は後述
・敷金/更新料 入居時敷金1か月分、2年後に更新料1か月分
・引越し代 4年に1回 20万円
家賃の試算について
不動産投資でよく用いられる収益還元法の考え方を使いました。持ち家というのは、究極的には「自分が保有する収益不動産を自分自身に貸している」ということです。よって比較に用いるべき適性家賃は
その時点の土地建物評価額 × 地域の適正な不動産投資利回り
と試算すべきです。この適正な利回りはネットで見つけた「二十一鑑定」という不動産鑑定会社が取った(?)全国統計を準用し、ひとまず赤く囲った6.0%と置きます。

試算結果

45年目時点で持ち家の方が1477万円お得!
という結果になりました。

一方の賃貸者は高い家賃を支払い続けて苦境に立たされ、最終的には1500万円近くの差がでています。
しかしちょっと待っていただきたい!!話はここで終わりません!

収益還元率を変えてみた結果

そこで、同じ統計書で利回りが少し低めに出ている微妙な田舎部(失礼)の5%、及び都心部の4%で計算したところ
微妙田舎5% → トントン
都心部 4%→ 賃貸の圧勝
結果がこれほど違ってくるのもは当然と言えば当然で、物件価値の4%を年間家賃で支払うのと、6%では家賃が1.5倍違いますからね。

強いて単純化して言えば絶対的なものではありませんが、
都心のオレは賃貸!
田舎の僕は持ち家!
ちょっとした地方部では・・・まあどちらでも!
といった形とも言えなくはありません。しつこいですが、強いて言えばです。

結局のところ、
持ち家と賃貸の有利不利というのは市場原理によって大体引き分け(かなぁ)
なんかうまいことイーブンになるものですね〜!
と思いました。 まさに神の見えざる手 (cアダムスミス)であります。

まとめ

持ち家と賃貸の明確な優劣は存在しない
それはおそらく市場原理による収益還元率調整のせいである
ただし地域性も見られるので、個別に経済損益を試算するのも良
結局、深く考えずに好き嫌いで決めるのが幸せなのかも
こんなところでしょう。
2020.09.21 氷河期世代がブラック企業でアーリーリタイアに挑む より抜粋引用

リンク先を拝見しましたが、やはり持ち家を所有した事の無い人が、頭の中だけで机上の計算をしている内容でした。

リンク先のブログ主はいろいろ数字遊びをされてますが、前提条件を変えれば、全く比較できない結果になりますので、何の意味も無いと考えます。

最も重要で本質的な点は、多くの賃貸オーナーは利益が上がっているからこそ借入をしてでも2棟目3棟目と不動産投資をしているのであり、また賃貸経営が成り立っているからこそ銀行も融資をしており、実際、住居系REIT等が収益物件として上場されている事が何よりも、不動産所有者は賃貸入居者より利益を得ているという動かしようもない事実を証明しているという事です。

つまり、不動産所有者はボランティアで賃貸している訳では無いという事が明らかな以上、経済的には賃貸派は損をしているという事が明々白々だという事です。

過去ブログにおいても何度も言及しておりますが、そもそも、不動産は非常に個別性の高い性質があり、且つ、金融市場と違って、実際の売買市場も中小零細不動産業者による極めてクローズドな取引が主体な為、合理的市場仮説が成立し辛い特性があります。

故に、住宅と言ってもピンからキリまである不動産を十把一絡げにして平均値を出して損得を判断するのは全くもって無意味という事です。

大事な観点は賃貸はただの消費ですので、永久に資産形成は不可能であり、ホームレスになる覚悟が無いのなら、死ぬまで負債を背負ってるのと同じという事なのです。

これらの余りにも当たり前のロジックが理解出来ない賃貸派は控えめに言っても、頭わるいのかな?と思いますね。

あと、上記リンク先のブログ主も言っておられますが、賃貸派がよく賃貸なら、どこにでも旅行出来るから自由だぁと宣ってますが、持ち家でも賃貸しして家賃収入を得ながらどこにでも行けますからね。

まるで持ち家なら自由が無くなるみたいな印象操作は、完全に賃貸派による無理くり賃貸有利に読者を誘導しようとするミスリードそのものです。

因みに、セミリタイアーでも賃貸派がおられますが、彼等がなぜ無理やりな数字を持ち出してでも賃貸と持ち家は損得無しという結論に持って行こうとするかと言えば、自分はその理由を知っています。

何故かと言うと、金融資産額を嵩上げしたいからです。

金融資産.jpg

↑例えば、セミリタブログでよく見る上記の資産額カースト表ですが、不動産所有額は全く考慮されていません。

つまり、億り人の称号を得る為には、持ち家にお金を投資するよりも、賃貸でもキャッシュを持っておいた方がよりカースト上位に入る事が出来る訳です。

そんな下らない理由の為に自分のライフスタイルを決めてしまう人がいるのか?と訝しがる方もおられるでしょうが、毎日のように増えた減ったと自分の金融資産額をブログにアップしてるブロガー達を見ると、やはり億というのは一つの目標になるのでしょう。

億万長者って言葉の響きも潜在意識に働きかけてプライドをくすぐるのかもです。

それが証拠に、リンク先のブロガーさんも、億り人を達成した途端に辞表を叩きつけてやるとプロフィールに書いておられますからね。

そのような金融資産至上主義の人々にとっては、億って、折角富裕層になったとしても、持ち家を買って、また準富裕層に逆戻りするのは耐え難い屈辱でしょう、きっと。

その為には、せめて持ち家と賃貸はイーブンという結果を強弁して、賃貸でも経済的には損しないと自分自身に言い聞かせたいのでしょうね。

因みに、僕的には、持ち家と賃貸はイーブンとか、人それぞれだから損得は無いとか言ってる人も賃貸派と認定しています。

だって、経済的には持ち家の方が得なのは明らかだからです。

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posted by 山中 一人 at 20:00 | Comment(16) | TrackBack(0) | 不動産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2022年05月06日

FIRE本の著者、一人も自ら書いた書籍のノウハウではリタイアしてない説w

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年収300万円FIRE 貯金ゼロから7年でセミリタイアする「お金の増やし方」 [ 山口 貴大(ライオン兄さん) ]

前回記事のコメント欄にて、四菱リーマン様より
【”年収300万円FIRE 貯金ゼロから7年でセミリタイアする「お金の増やし方」 ”という本も内容が薄っぺらなのでおすすめします。】
とのコメントを頂きましたので、早速本屋へGOして来ました。

こちらの本も年収300万円でもFIRE出来るノウハウを教えてくれるみたいです。

しかも、貯金ゼロからたった7年でセミリタイア出来るとは!

期待を胸に「はじめに」を開くと、のっけから著者は、エンタメ会社を起業して、高く売れるタイミングで売却してFIREしたと書いてありました。

これはすがすがしい位に潔いですね。

普通の凡人でもFIRE出来るノウハウを教えますと仰ってる当の著者ご本人は、我々凡人には及びも付かないバイタリティーとラッキーパンチでFIREした事をお認めになられたのですから。

完全にセルサイドによる評論家がお書きになられた本だという事が判明した以上、等身大のFIRE実践者としての価値は見いだせなくなりました。

一応、読み進めましたが、要はインデックス投資最高というよくあるFIRE本でした。

そして、肝心の7年でセミリタイア出来るという手法も、7年間極貧生活を送った挙句、フリーターに落ちぶれるというだけの話としか、自分には理解出来ませんでしたね。

因みに、完全FIRE出来た暁には毎月10万円の資産収入が見込めるそうです。

え!月10万!!思わず二度見しました。だって、生涯ドビンボーライフ必至の人生を送りたい為に、ひたすら貧困生活を送らねばならないノウハウって何wって思いましたから。

正直、憲法で保障してる「健康で文化的な最低限度の生活」以下の生活費で暮らす事が完全FIREだとすれば、自分なら絶対にゴメンですけどねぇ。

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posted by 山中 一人 at 19:20 | Comment(4) | TrackBack(0) | アーリーリタイア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする