2021年10月31日

4,510万円で38歳のリタイア可能ですか? ⇒ 45歳まで働かないと無理です。

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人生とは選択の連続なのです

前回の記事のコメント欄にて、親愛なる読者様より、アーリーリタイアのご相談を頂きました。
   
相談者 a 様より

38歳で独身、貯金4510万、民間で残業+時差無し、職場で超絶配慮されてる及び実家暮らし。年収410万。
今の正社員辞めたらフルタイムで50歳まで働かないと実家追い出され一人暮らし。(一人暮らしの場合、年間支出180万)
投資無しで運用は4500万のうち2400万を税引き年率1%位の商品で運用。
民間バイトはほぼ無理。(障碍者枠なら何とかいける程度)
以上の条件だとリタイアは45歳位まで今の職場で働かないと無理でしょうか?
面倒じゃなかったら回答お願い致します。

では、リアルガチ庶民派リタイアーが現実的回答をいたします。

結論から言うと、45歳位まで働かないと無理です。

その理由を申し上げます。

まず逃げ切り計算機にて、以下の通りに数値を入力して計算してみます。
  
※逃げ切り計算機入力条件
  現在の年齢38歳
  現在の貯蓄高4510万円
  年間利息0.5%
  年金支給開始までの年間支出額180万円
  年金受給開始後からの年間支出額180万円
  年金受給開始年齢65歳
  受給年金の月額8万円
  年間インフレ率0.47%
  受給年金額のインフレ連動「しない」
  の条件でシミュレートします。

結果は、62歳にて資産が尽きてしまう事になりました。

因みに、入力条件の説明をしますと年間利息については資産額の約半分を1%にて運用されてるとの事なので、便宜的に0.5%にしました。

リタイア後の収入については「民間バイトはほぼ無理。(障碍者枠なら何とかいける程度)」との事ですが、昨今の時節柄、バイトも厳しくなるリスクも踏まえて、一応ゼロとして考えてみます。
現在は、一応超絶配慮されてる職場というところから、一転して例え障碍者枠とは言え、全くの0からのスタートによるストレス負担を考えると、保守的にフルリタイアでのシミュレーションでいってみます。

年間インフレ率については30年平均の数値を入力します。

次に45歳まで働いた場合に、仮に貯蓄高が6000万円にまで到達してた場合のシミュレーションをしてみます。

試算の結果、あなたは、89歳まで生きられそうですと出ました。

これなら、まぁ、いけそうです。

しかし、現在38歳の相談者様が65歳になられる頃には今よりも年金財政がかなり逼迫するのは必定だと考えれば、より保守的に、 

年金受給開始年齢70歳
受給年金の月額6万円

にて、再度シミュレーションしてみます。

試算の結果、あなたは、82歳まで生きられそうですと出ました。

うーん、男性の平均寿命が81.6歳の現代日本においてはギリギリ感が否めないですねぇ。

それに対応する選択肢は3つあります。

一つ目は、資産運用能力を身につける事

仮に、45歳時点までに年間2%の運用益を出せる能力を身に着ければ、100歳まで生きられる事になりますので、逃げ切りOKです。

二つ目は、月5万の副収入を年金受給開始年齢70歳まで、絶対に稼ぎ続ける事

これでも、100年間以上生きられそうですとなりますので逃げきれます。

但し、障碍者枠等で毎月5万円分を確保し続けるプレッシャーを自分の中でどう処理するかですね。

私の価値観では、バイト等に追われる生活は、自由気ままなリタイアライフとは言い難いのでは?と疑問符が生じるのですが、相談者様はそこを割り切れるのかどうかです。

三つ目は、45歳にてリタイアしても、実家に居させて貰えるように、7年間かけて親を説得するか、それとも81歳時点で生保上等と腹を括るかですね。

この生保上等戦略は荒唐無稽のようで意外と使える方法で、何を隠そう、自分が45歳でリタイアした時も、65歳にて資産が尽きる試算結果でしたが、その後の運用益のおかげで、逃げ切り年齢がどんどん延びていってますので、イザという時の最終兵器に使えます。
まぁ、万人にはオススメ出来ませんが・・・

因みに、相談者様のように実家暮らしでも、高齢親世代の場合、勤労至上主義の価値観が刷り込まれてますから、無職ニートは許さないというパターンはよくあると思います。

親の立場から見れば、隣近所や親せき知人の手前、息子が昼間っからパジャマ姿で家の中でゴロゴロされるのは、世間体が悪すぎてとても耐えられないでしょうから。

それなら、遠く離れて貰えば、誰かに息子の事を聞かれても、「独立して上手くやってるみたいだよ」と体裁を保てますからね。

むしろ、相談者様の親御さんは50歳まで働けば、早期退職を認めてくれるのは有難いのかもしれません。

男なら定年まで勤めあげるのが当然という価値観に染まってる親世代の方が圧倒的多数な訳ですから。

つまり、45歳まで働くとしても、上記の条件付きでとなりますので、ましてやそれ以前のリタイアは更に厳しいハードルがそびえてる事になりますので、誠にお辛いとは存じますが、何とか今の職場でせめて45歳までは正社員を続けられた方がベターなのではと存じます。

実は、私も、36歳頃、当時の大相場に乗って5千万台の資産額になった時、猛烈にアーリーリタイア(当時はロウカイと呼んでました)の誘惑にかられましたが、受取年金額の問題や、年金受給年齢まで乗り切れるかを考えて、45歳までは艱難辛苦を耐えて来ました。

よくあるセミリタブログでは、もっと早くリタイアしておけば良かったと煽ってるお気楽リタイアーもおられますが、自分は軽率にあまりにも早くリタイアしなくて良かったと今は胸を撫でおろしています。

おかげで、現在はウーバーの仕事で必死に駆けずり回ったり、社畜が休んでる日曜日なのに試験監督で立ちっぱなしとかの面倒なバイトを全くしなくても済む、完全自由なリタイアライフをおくれているのですから。

我々庶民派リタイアーは、逃げ切り計算機の数値をあーでもない、こーでもないと色々シミュレーションして、持てる貯蓄残高と逃げ切れる寿命との絶妙な頃合いを見計らって、バランスの良いリタイア年齢を導き出す以外に無いのです。

何故ならば、アーリーリタイアはリセットの効かない、片道キップのリアル人生ゲームなのですから。

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posted by 山中 一人 at 09:13 | Comment(8) | アーリーリタイア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2021年10月28日

1,600万円でセミリタイア可能ですか? ⇒ 無理です。

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資産家のお坊ちゃまくんに人生相談する人っていったい・・・

前回の記事にて、資産家のボンボンリタイアーが、何も知らない素人に、己の圧倒的アドバンテージをぼかして、安易にFIREを勧めるのは如何なものかと問題提起しましたが、実際にセミリタイア希望者からの相談に対しての、無責任な回答をしてるうってつけの事例を拝見しました。
   
Q&A(2021年9月25日〜10月6日)&金村圭介セレクション動画
Q. >金村圭介様

はじめまして。
ブログ開設当初から拝読しております。
辛いことを経験されながらも努力を重ねられてきたことをとても尊敬しております。
今回のブログに勇気をもらい、また相談したいことがありコメントしました。
>私は34歳の地方公務員(独身一人暮らし)で、3年前ブラック部署でメンタルを壊してしまい、現在も病休をとりながら何とか働いています。
職場の人間関係もよく仕事も配慮されているのですが毎日が辛く、定年までは到底無理なのでセミリタイアを考えています。
資産は1,600万(現金1,200万、共済貯金400万)で、インデックス投資なども勉強したのですが超絶チキンなため手を出せないでいます。
月の収入は25万で、支出は10万円(家賃含む)です。
近くに実家があり、無理しないで良いから仕事を辞めて戻ってきていいよと言われています。
>ですが、仕事は全然でも給料がもらえて休みもとれる職場は恵まれていると思うし、周りからも自分から辞めるのはもったいないと言われています。
確かに辞めても病気が治るわけではないし、結局居続けるのが良いのか…
やりたいことも能力もないので踏み切れないでいます。
>投資も出来ないチキンな私でもセミリタイア可能でしょうか?
セミリタイアに必要なこと等、よろしければアドバイスお願いいたします。


A. セミリタイアは可能です。

1,600万円でセミリタイアした場合は、少なくても収支均衡で60歳ぐらいまではいきたいところです。
その場合は、年間通して週3日程度の就労は必要になります。
実家に戻って生活費を削減できれば、もう少し減らすことができるかもしれません。
一方で、現状のままもう少し粘った場合は、年間200万円は貯まるはずです。
例えば40歳までの6年間働けば3,000万円程度にはなり、その後の就労もだいぶ楽になります。
どのプランはいいかは、状況や性格次第で何とも言えません。
とりあえず、それぞれの数字で場合分けして、最も納得できるバランスを探るのがいいんじゃないでしょうか。
それと並行して、投資は少額から試してみてもいいと思います。
1,000円で始められるので、さすがにそれならいいでしょう。
精神を乱してまでする必要はないと思いますが、投資を組み合わせるとセミリタイア計画を優位に進められます。
実際にセミリタイアした人も、ほぼほぼ節約と投資で資金を作っています。
2021-10-07 TIME IS MONEY キムのセミリタイア日記より抜粋引用

自分が見る限り、この相談者さんのセミリタイアは無理です。

まず、「近くに実家があり、無理しないで良いから仕事を辞めて戻ってきていいよと言われています。」との事ですが、実際に公務員を辞めて実家に戻って来たら、負け組ニートの烙印を押される事は確実で、特にこの相談者様のような地方では近所の好奇な目に晒されて、老親共々非常に居心地の悪い思いをする事は必定でしょう。
ただでさえも、メンタルの弱い相談者様がその眼に耐えられるか、そして自分自身で納得のいくプライドが保たれるのかと考えると厳しいんじゃないのかなぁと思います。

次に1,600万円で何歳まで生きられるかですが、仮に、実家に戻って家賃負担が0で済んだとして、毎月5万だけの支出で済むとしましょう。
逃げ切り計算機にて、一応年間利息0.5%で年間支出額60万円で計算しても61歳でお金が尽きてしまいます。
現在34歳の人が年金を貰う頃には、どう考えても、流石に年金支給年齢が70〜75歳位になってるでしょうから、完全にアウトです。
しかも、30年間インフレ率0%という超甘々シミュレーションにも関わらずですので、もしもインフレが来たらもっと早く詰んでしまいます。

勿論、金村さんが言うように、週3回くらいのバイト労働をすれば、乗り切れるでしょうが、「職場の人間関係もよく仕事も配慮されているのです」という理想的な職場ですら辛い性格なのに、それよりも、遥かに給料も安く、自分より若い先輩にアゴでこき使われるようなもっと悪環境のバイト生活に耐えられますかねぇ。
多分、バイト先を転々とする姿が目に浮かびます。
そうして、歳を取る度に使えないオッサン扱いされ、自尊心がズタボロになり、そのストレスで実家の家族とも上手くいかなくなるという、実家出戻りリタイアーの典型的失敗例コースとなるでしょう。

そして、一番この相談者様がリタイア不可能な理由は、投資が出来ないところです。
金村さんは安易に投資を勧めてますが、この相談者様自身、「インデックス投資なども勉強したのですが超絶チキンなため手を出せないでいます。」という位にリスク過敏症の性格です。
しかも34歳まで貯金しかしてないとか、それだけでもかなりのハンデキャップを背負ってるのに。
「投資も出来ないチキンな私」と自分自身でも言ってるような投資嫌いの人が株なんかやって勝てる訳ないじゃないですか。

「確かに辞めても病気が治るわけではないし、結局居続けるのが良いのか…
やりたいことも能力もないので踏み切れないでいます。」とご自身が自認されてる通り、今の職場に未練たらたらで、しかもやりたいことすら無いのに、何で、アーリーリタイアなんて常人離れした酔狂な事をする必要があるのでしょうか?

ガッチガチに太い実家セーフティーネットに支えられた、お気楽道楽リタイアーが、純真無垢な素人読者のアクセス繋ぎの為に、無責任な回答でお茶を濁してるので、代わりに、自分が相談者様に相応しい答えを導きます。

貴方はまだ資金も少ないし、そもそもリタイア向きの性格でも無さそうなので、大人しく定年まで公務員を勤め上げなさーい。
そして、年老いて、公園で独りゴンドラの唄を歌いながら、人生とはなんだったんだと呟きながら一生を終えるのです。
多分、それが貴方にとってはよりベターな選択肢だと思いますよ。

セミリタイアとかFIREとか洋風のカッコイイ響きで言ってるけど、結局は無職ニートなんだから、ある程度の資産と収入源と適性が無いと無理なんだよなぁと思われるお方はポチッとお願いします。
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posted by 山中 一人 at 22:44 | Comment(10) | アーリーリタイア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2021年10月25日

資産家のぼんぼんリタイアーは他人から認められたくて仕方ないんだなぁw

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資産家の子供部屋おじさんがFIRE評論家を名乗る時代なのか

前回の記事の後、親愛なる読者様より

>次回は、彼らとは真逆のボンボンリタイアー「こどおじFIRE」や「若旦那」を取り上げてくださいませ。
>リタイアしたにも関わらず、本を書いたり講演をしたりTVに出たりと、承認欲求の煩悩まみれな人たちもまた見ていて滑稽なものがあります。

というコメントを頂きましたので、今回は資産家のボンボンリタイアーについて取り上げてみたいと思います。

以前にも「資産家の子供部屋おじさんを我々と同列に見てはイケマセン」というタイトルでも紹介させて頂きましたが、おけいどんさんの場合は、事業家の家に生まれて1億5千万の相続予定の資産をバックに実家住まいで殆ど生活費がかからない生活にて、47歳でFIREを達成されました。

現在はFIRE評論家(ご本人様のプロフィールより)として書籍も出され、各種メディアでも度々登場されており、FIREを実現する投資法や投資信託等を紹介されておられます。

又、「資産家の若旦那を我々と同列に見てはイケマセン」というタイトルにて紹介させて頂きました、金村さんの場合は、安定した公務員の職を捨てて資産4000万にて33歳でFIREされましたが、お父上は5億の金融資産と持ち家と土地多数と年収軽く1000万円超のお金持ちであらせられます。

金村さんも、ちょいちょいヤフーニュース等で記事になっておられ、最近ではラジオだけでなく地上波テレビまで出て大活躍されておられます。

確かに、FIREを達成されたのは素晴らしいとは思いますが、それが最近流行りのスーパー親ガチャに恵まれた、我々普通のド庶民には到底再現不可能なリタイアだとすればどうなんでしょうね?

というか、バックにそれだけの資産が控えていると考えれば、人に指図されるのがバカらしくて、ちょっとした仕事上の嫌な事すら超ストレスになるのは容易に想像が付きます。

何の金銭的不安も無いのであれば、むしろ喜んで早期退職へゴーでしょう。

どだい、生計を立てる為の苦渋の労働か or 他人と競争しない自分に正直な人生か の究極の2択を迫られてのリタイア生活を選択する我々平民アーリーリタイアーとは、そもそもの価値観がまるで違うのでしょう。

故に、多くのメディアに出まくって、いっぱしの資産を築いた自分を世に自慢して、他人に認められる事に必死なのでしょうね。

まさに、承認欲求があまりにも強いお方たちなのかなぁと思えてしまいます。

無為を尊び、世俗を離れる老荘的セミリタイアーとは真逆の価値観・行動故に、冒頭のコメ主も感じられたように、見ていて滑稽なのです。

まぁ、ご本人達が承認欲求を満たせて幸せかどうかは、正直どうでもいいですが、そんな背景も知らずに昨今のFIREブームに煽られた一般素人が安易に小資産でリタイアされてから、こんな筈では無かったと大後悔される哀れな犠牲者が出ない事を祈るばかりです。

だって、FIREを煽られる張本人たちは、万一今ある資産がパーになっても無問題な位に盤石のセーフティーネットがしっかりとバックに控えておられるのですから基より失敗しようがアリマセンのでね。

そして、自分が何よりも怖いのは、彼らのようなお気楽リタイアーを見た大衆が、「自分たちは日々働いて血税を収めてるのに、何で資産が沢山ある彼らが殆ど税金も納めず、社会インフラの恩恵にタダ乗りしているのか!」と嫉妬に狂い、「定年前のアーリーリタイアーからは税金や社会保険料をしっかり徴収しろ!」との声が大きくなる事です。

本当は、アーリーリタイアーは一般労働者の3倍は税金を払っているのですが、日本人のように島国根性で嫉妬深い国民にはそんな論理的な説明は言っても理解しようともしない事でしょう。

だからこそ、日本のセミリタイアーはなるべく表に出ないように、ひっそりと息を潜めて、静かに静かに個人の自由を満喫しているのです。

なのに、彼らと来たら、余程リアルでの評価が満足いかなかったのか、他人に幸せ自慢をしまくりしたくて堪らないのでしょうかねぇ。

(※尚、本記事はおけいどんさんや金村さんをディスるつもりは毛頭無く、私自身もお二方のブログの熱烈な愛読者であり、且つ良ブログだと感心しておりますので、もしも気に障られましたら怒んないでね。)

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posted by 山中 一人 at 20:02 | Comment(14) | アーリーリタイア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2021年10月19日

結局、B系セミリタイアーって社畜と同類なんだよなぁw

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お金の為に、時間を切り売りしてる点で、社畜とアフィブロガーのどこが違うのかな?かなぁ?

リタイア村の人気ブロガーにはドビンボー系セミリタイアーが多いですよね。

例えば、よよよ氏とかミクさんとかその他にも色々おられます。

若くして無職生活に突入し、ブログやYouTubeやポイ活での月4〜5万の収入のみで生活してるのですから、ネタ的には面白いですからね。

そんな、生保以下の底辺生活なのに、何故か彼らは、自分たちは自由で気高い高等遊民だと自画自賛して社畜煽りネタを繰り返しています。

彼らは自らの貧困生活を無理くり正当化する為に、お金より自由の方が遥かに素晴らしい価値があるのだから今が最高にハッピーだと精一杯強弁しておられます。

彼らを、凡百の貧乏ニートと分けている違いといえば、B系リタイアーの方には僅かばかりの金融資産があるという事でしょうか。

しかし、若くして無職になったが為に、年金受給年齢までの長期間の生活費がプレッシャーとして重く圧し掛かって居る為、その金融資産に手を付ける事は能わず、ひたすらに堅守する事に命をかけておられます。

故に、僅かなネット収入内の生活しか出来ない為、キャットフード並みの食事しか出来ず、右手が恋人の自家発電ライフを強いられる羽目になっているのです。

因みに、よよよ氏ならバランスファンドのみの投資で利回りよりも安全最優先で資産保全を旨としておられます。

ミクさんの場合は、株式に全力投資すると言ったり、不動産投資すると言ったりと、方針がブレブレですが、現状は2割だけ株式にして残り8割が現金みたいです。

何れの方も、口では「お金よりも自由が大事」みたいな事を仰っておられますが、その実、御自身の資産については掌中の珠の如く、可愛くて可愛くて仕方が無い本心が透けて見えますね。

何故でしょうか?

やはり、あまりにも若くしてリタイアされたが為に、ご自分と貧乏ニートを分ける唯一のものは、例え僅かとは言え、その小資産にある事を熟知しておられるからでしょう。

もしも、今ある金融資産が無くなれば、ネット収入が途絶えた時、自由なセミリタイアーから何も無い哀れな無職おじさんに転落する事が目に見えてますからね。

その恐怖たるや想像に余りあります。

故に、アクセス稼ぎの為に必死に社畜煽りをして、ブログを毎日更新し続けるしかありません。

まるで、ラットレースが如く、自分の時間を切り売りしてる社畜といったい何が違うのでしょうかね?

結局、どちらもお金の奴隷になってるという点では、何ら変わりはアリマセン。

世間の大人は言わないので、自分が本当の事を言います。

彼らB系セミリタイアーは自由人でも無ければFIREでも無く、ドビンボーフリーターと同じなのです。

そもそも、国が憲法で定めてる「健康で文化的な最低限度の生活」以下の生活を若くして、しぬまで送る事を確定してる時点で、緩慢なる自さつと同義です。

仮に、彼らが金科玉条の如く守っている金融資産がもしも何十年後かに大きくなっていたとしても、イザ使おうとしたその頃には、総入れ歯でステーキも食べれず、金の威力をもってしてもお婆さんしか相手にしてくれず、たたなくなったわが息子を見て、今更ながら若い時じゃないと出来ない事があった事を痛感する事になるでしょう。

そして、しぬ間際になって、もっとやれる事があった筈だったのにと大後悔して、一生を終えるのでしょう。

もしも彼らに投資運用の知識があったなら、仮に3000万あれば、月10万の収入は得られるでしょうから、もう少しマシな人生を送れた事でしょう。

そう思うと、無知とはなんと残酷なモノかと涙を拭えません。

更には、恐らく、セミリタイアに憧れてリタイアブログ村から入り、彼らの存在を見たウブな素人は、セミリタイアがこんなにも悲惨で哀れなモノなら、どんなに辛くても今の職場にしがみ付くしか無いと強く思う事でしょう。

結果、彼らの存在は、社畜解放どころか、ブラック社畜の固定化を促進しているとすら言えるのでは無いでしょうか?

いいですか!

本当の自由人とは、友人0人で面倒なバイトもせず、趣味ブログも気が向いた時だけの不定期更新、昼食は社畜達が必死に掻き込む姿を横目に専業主婦がたむろしてるようなちょっとオシャレなランチでゆっくりゆっくりとして、たまにマウスをポチッとするだけ生活費を稼ぐような、時間的にも経済的にも自由なライフスタイルを言うのですよ。

そして、人生の終わりまでにお金を使い果たす為に、着々と資産を減らし続ける事に愉悦すら感じるド変人を言うのですよ。

そう、僕のようなね。

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posted by 山中 一人 at 20:05 | Comment(20) | アーリーリタイア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2021年10月16日

質問箱はじめました



最近のセミリタイアブログ村では、生保以下のドビンボー系フリーターや資産家の放蕩若旦那やハイスペックエリートガチャ組が、まるでセミリタイアーの代表であるかのように振る舞い、ランキング上位を独占している状況です。

バラエティとして楽しむ分には尖ったキャラクターの方が面白いのですが、そんなアクセス稼ぎのブロガーにウブな素人がセミリタイアの相談をしてて、しかも無責任にセミリタイアを推奨する回答を連発してるケースも散見されます。

まぁ、世の中、騙す方も騙される方もどっちもどっちではありますが、ネットの広い大海において、一人ぐらいリアルガチなリタイアーの真摯なセミリタイア相談があってもいいのではと思い、質問箱を募集してみました。

当方のスペックとしては、零細ブラックのサラリーマンから、45歳で6、277万円で早期退職して以後6年間の年間平均では株で約320万円の利益をあげて暮らしております。

極端なドケチ節約生活リタイアーでもなければ、超大成功した億り人でもアリマセンが、株のみで現実的なリタイア生活を送りたいという真剣にアーリーリタイアを考えておられるお方にとっては、現実的事例としての回答を出来るのではとの自負があります。

社畜生活にはウンザリだけど、生保以下の生活はムリ、リタイアしてまでバイトなんかしたくない、せどりやアフィブログも面倒くさいという、本当のFIREを希望される方は、ぜひぜひこちらの門を叩いて頂ければ幸いです。

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posted by 山中 一人 at 11:24 | Comment(6) | アーリーリタイア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする