
【お宝低位株投資法(その12)】にて、Q&Aコーナーを掲載した所、親愛なる読者様から追加のご質問を頂きました。
きっと他の読者様にも参考になると思いましたので、続編としてここにあげさせて頂きます。
「お宝低位株投資法」Q&Aコーナー2
Q. オールドエコノミーでないネット系企業も買い候補に選定しても、
低位往来株であればネット系でも全然無問題とのことですが、
仕手株に近いような株でもこちらの手法は大丈夫なのでしょうか。
A. 仕手株でも全然大丈夫です。
というか、低位株の醍醐味はむしろ仕手株に成り易いという事もありますので、積極的に仕手株は大歓迎です。
Q. 例えば、「3656 KLab」は低位往来株であり、
山中さんの投資法の条件に当てはまると思いますが、
日足ではストップ高、月足では上ひげが高値で多く出ており、少し特殊な動きをしております。
日足ベースの細かな動きは無視して、あくまでもざっくりと高値と安値を見るべきなのでしょうか。教えて頂ければ幸いです。
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参照:株探
A. 「3656 KLAB」は自分の買い候補リストの一つに入ってますね。
過去10年でも3倍増を3回、2倍増も3回と非常にリズミカルな動きをしており、且つ最高値から3分の1以下に下がっていますので、条件にはピタリとハマっています。
本投資法では、月足チャートにて売買しますので、日足でどんな動きでも、あまり気にせず、月足チャートでの、おおまかな高値・安値を見て投資判断します。
Q.「3656 Klab」については自己資本比率も高く、債務超過ではありませんが、
今期業績は赤字予想であり安値で買うのはやはり心理的に難しいですね。
このまま長期間低迷して二度と上がらないのではと思ってしまいます。
色々と考え、どうしてもファンダメンタルを無視することができないです。
この考えこそが一般大衆の考え方であり、大きく資産を増やせない原因かもしれないですね。
自分自身の感情は押し殺し、過去の事実(チャート)に基づいて行動しなければなりませんね。
頭で理解していてもなかなか実行するのが難しいです。
A. そうなる心理は充分に理解いたします。
やはり、目を瞑ってでも実際に安値買いをして、利益を得る成功体験をご自身でされるのが、一番良い勉強方法でしょう。
そうすれば、株とは、安値では赤字や大幅悪業績となり、高値では好業績やバラ色の未来しか見えないといった状態になるモノだという理屈を体験として実感出来ると思われます。
安値で買って高値で売る作業ですから、長期的に見れば大数の法則に従い資産増に繋がるのは、確率の問題であります。
ネット系企業は、伝統的なオールドエコノミー企業と違い、設備投資が要らないので、財務体質が良い為、一株純資産が下値として機能し易く、底値が岩盤に成り易い傾向があります。
そして、オーソドックスな経営者なら大胆なコスト削減をして止血しながら、新製品を開発して次のヒット作を模索する筈です。
もともと過大な固定資産の必要ない業態故に、一旦ヒット作が出れば、見違えるように高収益になります。
しかし日本のネット系企業は、ドメスティックな日本文化の上限がありますので新商品がヒットしてもスグに競合相手が真似して飽和してしまう宿命にあります。
そして、また、収益が大幅悪化して暴落するのワンパターンな繰り返しです。
つまり、シクリカルな動きをするという根本的な習性は、景気循環株となんら変わらない訳なのです。
本投資法では、新商品・新サービスとかの材料を一切無視して投資します。
どうせ、我々弱小個人投資家が知る頃には既に周知の事実か、若しくはガセ情報かのいずれかで無意味だからです。
あくまでも、買い候補企業の経営者が、まともな思考パターンによって、赤字体質を改善して、新商品開発に発破をかける事によって黒字化を果たす事に期待して投資するのです。
彼ら経営者や労働者が株主の為に頑張るのでは無く、自分自身の利益の為に頑張る事が結果として我々投資家の利益に繋がるというだけなのです。
※投資は100パー自己責任であり、拙ブログは個別銘柄の売買を推奨してるモノで無い事をどうかご承知おき下さい。
平均的には優秀な人が経営者になる筈ですが、運悪く投資先がスカポンタンな経営者であり、やる事為す事全て裏目に出て、終了させてしまうパターンもありますからねぇ・・・
一人でも多くの読者様が働かずに食べて行ける人生が送れる一助になれるのなら、自分の知見を披露する事にはいささかの迷いもございませんので、お気軽にご質問お待ちしております。
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