2020年09月21日

日本だけが長期デフレに陥った理由

日経225.jpg
日本だけ一人負けの30年

前回の記事「長期投資は低リスクなのか?」で、株式は構造的に長期投資が報われる必然性があると説明しました。

なぜならば、資本主義とは、欲望という人間の本能に由来した経済構造だからです。

然るに、唯一と言ってもいいくらいの例外がありました。

わが祖国、日本です。

日本だけは、30年たっても未だに株式は過去高値を抜けず、国力も大幅に低下し、古今東西の資本主義国の歴史に例を見ない長期デフレに陥ったままです。

どうしてでしょうか?

直接のきっかけは、1990年代のバブル崩壊です。

1990年に当時の三重野日銀総裁と橋本大蔵大臣がコンビで地価と株価が高過ぎると言って、総量規制を行い、地価と株価を急激に崩壊させてしまいました。

つまり、人為的にバブルを崩壊させ、膨大な国富を自ら消失させたのです。

その損害額の大きさたるや、土地と株だけでも1400兆円が失われたとされています。

結果、銀行の不良債権処理が終わるまでに十数年以上の年月を要し、国内の多くの企業は後ろ向きの債務処理に追われボロボロになってしまいました。

為政者自らが国富を亡失させるという、史上稀に見る天下の愚行をした訳ですが、当時の国民は、マスコミによる連日連夜のプロパガンダにより、バブル崩壊させた両氏に拍手喝采を送っていたのです。

土地や株が上がって、バブルで儲けた奴が憎いという嫉妬の政治の成れの果てが、30年間日本だけ一人負けの結果を招来したのでした。

まさに、人を呪わば穴二つ。資本主義社会で資本家を虐めた報いは全国民に降りかかった訳です。

今、日本がオワコンと言われる一番の理由が少子高齢化ですが、そもそも非正規労働者が増えたり、社会保障費が重すぎて手取りが少なく結婚すら出来ないとも言われ、そうなると少子化の理由はニワトリが先か卵が先か訳が分からない状態に陥っています。

とにかく、経済の縮小と人口の縮小が相互に作用して、少子化スパイラルに陥っているのが現状です。

それもこれも、元を質せば、日本企業がボロボロになって、余力を失ったからとも言える訳です。

バブル崩壊当時の世相は、『清貧の思想』が93年に大ヒットしたように、精神的なより所を重んじる風潮でしたが、結果は、経済崩壊による自殺率の急増というシビアな現実をまねき寄せました。

つまり、金を儲けたいという人間の本能的欲望を上から強制的に抑えた為に、日本人は天罰を食らった訳なのです。

日本人が自分個人でモノを考えられるようになって、マスコミやなんちゃってリベラルによる金持ち憎しの共産主義的プロパガンダの洗脳が解けるかどうかが、日本の未来を左右するのでしょう。きっと。

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posted by 山中 一人 at 08:36 | Comment(21) | 株式投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする