2020年09月12日

資本家が遊んで暮らせる単純な理由

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何人たりとも無から有を生み出す事は出来ません。

労働者(サラリーマンや非正規雇用者)は働かないと食べていけませんが、資本家は毎日遊んで暮らせています。

何故でしょうか?

資本家といえども、無から富を生み出す事は不可能ですから、誰かが、資本家の代わりに働いてる事になります。

そう、つまり、労働者が汗水垂らして毎日ストレスまみれになりながら、資本家の分を稼いでいるからです。

トマ・ピケティは300年以上に渡る経済数値の分析から「資本主義における、資本収益率は経済成長率より常に大きい」という結論を導き、利益率(r)> 成長率 (g)という不等式を発表しました。

これは、世界の経済成長率よりも遥かに上回る株価の上昇率の高さやトップ層への富の集中によっても実証済みです。

つまり、基本的に資本主義社会では、資本家は労働者より豊かになるシステムなのです。

現代においては、我々庶民でも株式投資をする事によって、資本家になる事が出来ます。

株式の長期投資家が利益を得ているのは、投資した会社の労働者が投資家の分まで働いてお金を献上してくれたからに他ならないのであり、
決して、金の生る木を買った訳でも無ければ、他の投資家の富を簒奪した訳でも無いのです。

たとえ、個別株の売買において、売ったり買ったりしていたとしても、日々従業員が働いてくれる事による利益の蓄積は、毎日僅かながらとは言え、株主にプラスの恩恵をもたらしていますので、長期で投資していれば、資産は増えて行くエレベーターに乗っているようなモノです。

そういう、株式投資の本質を理解すれば、株を売買する時の判断をどうすれば良いかも自然と導き出せる筈です。

例えば、他の間抜けな投資家に株を高く売りつける事を目論むからこそ、勢いの良い仕手株や材料株に飛びつき、自分が一番間抜けな投資家だった事に気づかされるのです。

本来、株を買うという事は、その会社の土地やオフィスや工場や設備を買って、役員に経営をほぼ白紙委任する事と同義なのです。

もしも貴方が、純粋にその会社のオーナーになる事を目論んで、長期投資するとしたら、そんなバカ高い値段で買って、そこの従業員がその投資に見合うだけの利益を稼いでくる事が出来ると本当に信じているのですか?

どんなに夢のような材料があるといっても、貴方が投資した分を回収するのにいったいどれだけの年月がかかると思いますか?

どんなに我が世の春の増益でも、今後もその会社の事業が伸び続けるだけの市場のパイの余地があると思いますか?

IRのトップメッセージに出ている、冴えないオッサンが更に今以上に好業績を上げ続けられると、心底信じられますか?

そのように、株価が上がれば上がるほど、従業員や役員が投資家=貴方に果たすべき使命のハードルがドンドン高くなって行きます。

逆に、株価が安ければ安いほど、ハードルが下がって行きます。

特に、日本の財閥系ロートル企業なら、赤字になったとしても、余剰人員と過剰設備のリストラと、遊休資産売却の合わせ技という誰でも思いつく手で黒字回復しては大幅株価上昇という黄金の必勝パターンは、もはや日本株の様式美とすら言えるくらいの伝統芸であります。

このように、株式投資から富を得るには、どうすれば従業員から投下資本を回収出来るのかを考えるべきです。

そう考えると、株で儲けるには長期投資以外あり得ない事が当然の帰結になります。

逆に、短期投資における利益とは、従業員が生み出す富のウエイトは極めて薄く、ほとんどが他の投資家から富を奪うゼロサムゲームにならざるを得ません。

未来のわからないゼロサムゲームは丁半バクチと全く変わりませんので、それは投資とは名ばかりのただのギャンブルでしか無いのです。

我々、弱小個人投資家は長期に亘る労働者の生み出す財貨を当てにするべきであって、ゆめゆめ、他の投資家の富を掠め取る事を考えてはなりません。

一代で財を成した超有能が大人資金を持って参入しても簡単に44億円もスッてしまうのが短期投資の世界なのですから・・・

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posted by 山中 一人 at 23:41 | Comment(4) | 株式投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする