2020年09月08日

含み損対策講座(その2)

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モチつけ!モチつけ!貴方のパフォーマンスの足を一番引っ張っているのは、貴方自身の心かもしれないのだから

今回は、含み損に対しての心理的対策法について解説します。

投資判断は心理的な影響によって大きく左右されます。

故に、株式投資は非常にメンタルなゲームです。

多くの個人投資家は株価が急落すると、その損失の大きさにショックを受け、最初はひたすら株価回復を祈り、途中では思考停止状態に陥り、最後はパニックに陥って、どん底で投げ売ってしまうという一番最悪な選択をやりがちです。

株式投資の初心者向けの本の一番最初の項にさえ、冷静に判断するようにと書いてあるにも関わらずです。

偉そうに語る自分も、昔は何度も似たような失敗をやらかしたものです。

とある、低位の建設株(若槻千夏に似た名前の会社でした。)が安くなったので飛びついたら、そのままストップ安まで急落して、売り気配比例配分で終了。

その日が金曜日だったので、地獄の2日間をまんじりともせず過ごし、翌月曜日の寄り付きでなんとか処分出来ましたが、約100万の損切り。

ほんの一瞬で当時の給料何か月分かを吹っ飛ばしてしまいました。

しかし、もっと最悪な話は、自分が投げ売りした値段が当時のほぼ底値で、それから数カ月で、簡単に買値より何割も上がって行った事の方です。

まさに、「アンタの売ったソコが底」の言葉そのままだった訳です。

もちろん、賢明な読者様はここまで愚かな行為はなさらないでしょうが、大幅な損失の前には、時に、冷静さを失い、合理的な判断が出来なくなってしまう可能性が人間心理には潜んでいます。

何故かと言えば、その損失の大きさに、精神的ストレスのキャパシティが耐えられないからです。

相場の実戦においては、現実のお金のプレッシャーはそれ程に重くのしかかるものなのです。

そこで、含み損による精神的失敗への、具体的な対策を述べます。

第一に、精神的プレッシャーになる程までに、株を持ってはイケナイという事です。

要は、資金的には、常に十分な余裕を持って投資するという事で、厳にフルインベストメントを慎むという事です。
  
なぜ、フルインベストメント(全力投資)しないのか?

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キャッシュポジションつまり現金をどれ位の割合にすべきかは、その人のリスク許容度=ストレス耐性によります。

因みに、自分の場合は、上記の表のように、4割以上現金にしておけば、どんなに相場が下がっても、枕を高くして眠れます。

おかげで、今回の3月コロナショックでも、睡眠不足・食欲不振・精力減退とは無縁の生活を送れました。

まぁ、最低でも2割位は現金としてとっておくのがベターでしょう。

とかく初心者や相場の下手な人ほど、株は多く買う方が儲かると考えがちですが、現実の相場では、買い過ぎた事による心理的負担の弊害の方が遥かに痛いものです。

そもそも、前回の含み損対策講座(その1)で解説した計画的分割売買は十二分な余裕資金がある事が前提になる売買手法なので、自然と現金が余るのは、その意味でも当然なのです。

第二に、なるべく評価損を計算しない事です。

つまり株価と自分の含み益・含み損を分離させるという事です。

本来、自分の買値と第三者が決める株価とは全く関係が無いので、多くの投資本でも、自分の買値に拘らずに判断しましょうと書いてあります。

しかし、人間とは弱いもので、自分の買値中心で判断してしまうので、1円でも損して売れないとか、バカみたいな底値で投げ売ってしまうとかの非合理的行動をとってしまうのです。

そこで、スルー力をつける為に、便宜的手段として、評価損を極力、自分の頭の中で考えないように工夫します。

例えば、モニターの証券口座で、持ち株の評価損益のページは絶対開かないようにして利益や損失を金額で把握しないように努めます。

因みに、自分の場合は、株数を1,700株とかワザワザ中途半端にしたり、買値も282円とかにして、頭でスグ暗算出来ないようにしてスルーりょくを補ってますw。

なので、よく、ブロガーさんで毎月や毎週、資産公開して、いくら評価額が上がったとか下がったとかアップしてますが、自分には、絶対ムリです。

自分が、拙ブログで年一回のみ資産額を公開してるのも、実際に年一回しか評価額を計算していないからであり、それも日々の資産変動によるプレッシャーを軽減する為なのです。

激しく動く日なら、1日でサラリーマンの月収何か月分が上下するのに、いちいち計算してたら、正直、とても正気でいられなくなりますので。

逆に言えば、日々アップしてるブロガーさんの胆力たるや、自分には、到底及びもつきませんね。

とにかく、そうやって、日々の株価を自分の資産と切り離して、株価は純粋にただの数字として見れるようになれば、より冷静な判断に近づけるようになって行きます。

ただ、買い単価を下げる、売り単価を上げるにはどうすれば良いか、それだけを考える。そして、目標値になるまで、ひたすら待ち続ける。

そうすれば、ワザワザ計算しなくても、自然に、資産が増えて行きます。

いくら含み益を計算しても、1円たりとも増える事はありませんので。

付けましょう、スルー力(りょく)!

(とは申せ、胆力を鍛える為に、滝に打たれるとか、座禅を組んで瞑想するとかスピリチュアルな方向に行かないようにご注意遊ばせ)

まとめ

その1 フルインベストメントしない

その2 スルー力を付ける

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posted by 山中 一人 at 07:27 | Comment(2) | 株式投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする