2020年01月31日

循環株投資家なら買い候補探ししてるよね。

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当初、人から人にウツラナイから慌てる必要はないって言ってたマスコミのコメンテーターは責任とれんの?

新型肺炎絡みの不安心理から株式も調整気味ですね。

その中でも、特に景気循環株の下落がキツイものが多くなって来ました。

日本の景気循環株の多くは、中国に工場があったり、主要顧客が中国である企業が多いので、特に悪影響を受け易いからです。

ここ数日、自分は、ちょっと不謹慎かもですが、毎日ワクワクしながら株探でロートル景気循環企業の月足チャートをチェックしています。

見るのは、過去10年〜20年来の安値に接近する可能性があるかどうかのその1点のみです。

今の所は、過去安値まで、まだまだ距離がある株ばかりですが、底値に届くまで、何カ月でも、ひたすら待つだけです。

基本的に日本の景気循環株は成長性が乏しい為、売った後に更に上がって永久に買えなくなる心配は殆ど無いのですが、その代わりに高値で買い付いてしまうと手放すのに一苦労してしまうシロモノです。

それ故、買値を如何に安く仕込むかというのがパフォーマンスの巧拙にかかって来ます。

利は元に有りで、とにかく安く仕込めた時点で8割がた勝ったも同然なのです。

勿論、株の事ですから、そこまで下がらずに、また上げ相場に戻る可能性も十分あるでしょう。

でも、自分は信じています。

日本企業の経営者の無能さを。

それよりも増して日本の指導層の無能さをです。

だって、今次新型ウイルスに対する対応の一つ一つが諸外国と比べてもあまりにも無為・無策・無能過ぎるんですもん。

まるで、平安時代の貴族のように超スローモーな意思決定とやる気の無さですから、せっかく海という天然の城塞がありながら、ザルのようにウイルスが毎日物凄い勢いで国内に入っています。

でも我々国民は、毎日、ニュースを見ては、「ダメダこりゃー」とドリフの長さんのように呆れるしかありません。

まぁ、これがオワコン国家のなれの果てなんでしょうねぇ。

現代日本は政治も経済も平安貴族並みに浮世離れしてるなぁwと思われたお方はポチッとお願いします。
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posted by 山中 一人 at 22:29 | Comment(2) | 株式投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2020年01月28日

専業主夫バカにすんな!!

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専業主夫でも、土日は休みたいよね?

専業主婦の大変さをアピールした、チョット面白いツイートを見つけました。

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内容をよくよく見ると、逆に専業主婦もディスってるようなネタツイートでした。


しかし、自分もリタイアしてからは、専業主夫の真似事をやってますので、主婦の大変さが良く分かります。

例えば、ゴミ出しや、掃除、洗濯、生活雑貨の買い物、自分の食事作り等を主にやってます。

やってみると家事は簡単そうで、意外と大変です。

ゴミ出しは、近所の人と会釈するのが面倒ですし、掃除は掃除機のコードがたまに引っかかったりしてイラッとしますし、洗濯はポケットの中身を確認しなきゃだし、乾燥機のホコリとらなきゃだし、テレビ見ながら洗濯物を畳んでるといいシーンを見逃したり、買い物ではダイソーで買い足りない何か一つを思い出せなかったりとハードスケジュールが目白押しなのです。

なので、土日は、掃除・洗濯はお休みして奥さんにやって貰ってます。

だって主夫業にも安息日は必要ですからね。

でも、これを読んだ読者様のフザケルなとの声が聞こえそうですね。

何処がハードスケジュールじゃ!との、お怒りはごもっともです。

しかし、もともと人間とは怠惰なので、どんなに楽勝な仕事でも義務となると面倒になるモノです。

そして行き着く先は、上記ネタツイートのような被害妄想気味の主婦は大変だよアピールをして、会社でストレスまみれの旦那から呆れられ、ついには二人の心が離れていくというお決まりコースとなるのです。

でも経験者として言えば、実際は、専業主婦ほど楽な商売は無いと断言します。

なので、専業主婦は、今時リアリティの無い主婦業大変アピールなんて無理スジな事をしてはイケマセン。

それよりも、自分のように人生楽し過ぎてサイコー‼️感を身体全面から出して行きましょう。

さすれば、いつも朗らかな円満家庭が築けると思いますよ。

自分も、しょっ中、奥さんから「人生楽しくてしょうがないでしょ」と言われてますからね。

ついつい滲み出てしまうんでしょうなぁ。

マァ、とにかく我々リタイアーになる者は、間違っても専業主婦志向の女性を奥さんに貰ってはイケナイ事は言うまでも有りませんね。

家庭に主婦(夫)は二人も要りませんから。

日本人同士でする男と女の不毛な戦いは、誰も幸福にしないのに・・・と思われるお方はポチッとお願いします。
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posted by 山中 一人 at 22:23 | Comment(4) | アーリーリタイア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2020年01月26日

人間は極めて少ないケースなのに法則にしたがるものだよ。

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まさか、こんなオカルチックな事して投資してるんじゃ無いよね。まさかねぇ。

何気なくツイッターを見てると、日経平均が大相場になるとの福音が飛び込んで来ました!
  


詳しく記事を読むと
  
日経平均に大相場のシグナル−7年ぶりのゴールデンクロスへ

上昇トレンドは22年8月まで、上値は2万8000−3万円めどの声
過去40年で4回出現、そのうち83年や04年など3回は大幅高に

チャート分析の観点から、日経平均株価に希少な強気シグナルが接近している。過去20年で2回表れた月足のゴールデンクロス(GC)が完成すると、現在の価格から2割高の2万9000円付近までの上昇が視野に入るとの見方がある。
 
日経平均の月足チャートは、23日時点で12カ月移動線が2万2031円、24カ月線が同2万2061円。いちよし証券によると、ともに上向きでの両線のGCは1980年代以降で4回出現。ピークになった96年のケースを除けば、83年、04年、13年の3回は大幅上昇につながった。

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「GCには18年10月高値を上回ることが必要。移動平均線の推移から計算すれば、レンジ相場でも来月にはほぼ確実に発生しそう」と語る。その後の上昇率はばらつくが「経験則では25%程度の上昇で、2万9000円程度があってもおかしくない」という。
以上、2020年1月24日 ブルームバーグ より抜粋引用

未だにゴールデンクロスなんてカビが生えた古臭いチャートサインを信じてる人がいたとは・・・

昔のチャート本とかでは、移動平均線のゴールデンクロスが買いサインで、デッドクロスが売りサインとよく書いてありましたが、アメリカの研究者が実際に儲かるかどうか調べた所、期間を長くとり、銘柄を増やす程、確率は限りなく50%に近づいたそうです。

こういう事をキチンと調べて実証する所が、さすがはアメリカの投資家です。

ただ、こんな事はワザワザ調べなくても当然の事です。

株の必勝法は存在しえない以上、チャートにおいても、確率が50%が超える事は有り得ません。絶対に!

もしも、存在したら、発見者の資産は、バフェット超え確実でしょう。

仮に100万歩譲って、もしも有り得たとしても、過去40年もの間でたった4回しか出てないケースだけで、勝手に法則化するのって無理あり過ぎでしょう。

過去4回のサインのうち3回は当たったから4分の3の確率で今回も上昇すると言いたいのでしょう。

じゃあ、前回の場合なら3分の2の勝率です。前々回なら2分の1の勝率です。

こんなの、まるで競馬やルーレットの出目を信じて賭けてる、オッサンと変わらないレベルじゃないですかw

もしも統計学の学会で『素晴らしい法則を発見しました!』と発表して、『サンプル数(n値)は幾らですか?』と聞かれて『4回です。』と答えたら、集まった全ての学者が呆れ果てて帰っていくでしょう。

聞くだけムダだからです。

あらゆるチャート上のサインは、ただ数字を二次的に加工しただけのモノなので、未来予想に合理的根拠は皆無です。

故に、大数の法則に従えば、売買を長期間繰り返す程、確率は50%に収斂されていきます。

しかし、チャート教の教祖は、最初の頃の、ホンの僅かな偏りだけで、法則を発見した!と信者に布教します。

こんな事を言ってるから、機関投資家からは、罫線屋と揶揄されて、チャートがオカルトや占いの類と一緒くたにされてしまうのです。

因みに、上記のチャートを見ると、唯一ハズレた96年のケースでは、高値の時にゴールデンクロスが出た場合であり、他の当たった3回は全て底値でゴールデンクロスになった場合です。

という事は・・・、今回のサインの場合、むしろ96年コースの大暴落サインと読み取る方がまだリアリティがありそうという事になります。

96年の場合はー44%もの大幅下落ですので、例え、4分の1の確率でも、もし外れたら致命的ですね。

でも、心配ご無用です。

そもそも、こんな数字遊びになんの意味も無く、上がるか下がるかはどんな場合でも常にフィフティ・フィフティ(50:50)で半々の確率ですから。

月足の移動平均線でのゴールデンクロスは滅多に現れないので、たまに現れると、それを買い材料に結び付けようとされがちですが、そもそも移動平均線は期間の取り方によって、どれだけでも都合よくカーブフィッティング出来る為、無意味なのです。

因みに、2008年の4月頃にもこれとは違う期間でとった月足のゴールデンクロスが出たと、とある有名評論家が全力買い推奨してましたが、結果は、まぁ言うまでも無いでしょう。

あと、上記引用文の「経験則では25%程度の上昇で、2万9000円程度があってもおかしくない」とのお言葉もたった4回を平均して出した数字ならまるで無意味です。

だって4回のうち1回はー44%で死亡してるのですから。

これも、平均値を出して勘違いするよくあるパターンなのですが、例えば平均32.5℃のお湯だから大丈夫ですとか言われても10℃の水が3回で、残り1回が100℃の熱湯でもそうなります。

もし平均値だけを信用して、最後の1回の100℃の熱湯を被れば大ヤケドしてしまいます。

これは、統計という数字を使った科学に似せたエセ科学で使われる手法ですが、温暖化詐欺など、エセ科学を盲信する政治家がマスコミを使って国民を洗脳する時にも使われやすい手法でもあるので気を付ける必要があります。

我々は大事な虎の子の資産をエセ科学に惑わされて大ヤケドする訳にはいかないのですから。

たった4回だけのサインでダマシが少ないとか言われてもねぇwと思われたお方はポチッとお願いします。
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posted by 山中 一人 at 12:18 | Comment(0) | 株式投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2020年01月24日

高配当株の配当金生活とか、ただの幻想だよ。【米国株編】


↑その幻想をぶち殺す!!

前回は、高配当株投資法があまりイケてない事を証明しましたが、そもそも日本の高配当株なんてチョット強い風が吹けばすぐに吹き飛ぶ砂上の楼閣のような、なんちゃって高配当株だからダメなのであって、高配当投資ならやっぱアメリカ株に限るよ!というお声もあるかと存じます。

確かに、資本主義の王者アメリカなら、57年も連続増配しているコカコーラのような、バケモンみたいな株がゴロゴロしてます。

故に、米国株でも高配当株投資が人気があり、米国高配当株でセミリタイアを目指す株ブログも盛況です。

そして、御多分にもれず高配当株は不景気に強く安定していると一般的に言われています。

では、実際に見てみましょう。
  
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(画像元:ETF replay

上記はアメリカ株ETFでも低コストで有名な高配当株ETFであるVYMとNYダウ平均との配当込みのトータルリターンでの比較表です。

2007年1月26日から2020年1月16日までの期間で比べましたので、リーマンショックの大暴落も織り込み済みでの数字です。

どうでしょうか?

米国株でも、高配当の利回りを13年もの長期に渡って得続けたにも拘わらず、高配当株軍は市場平均に敗北してますね。

では、5年前から比較するとどうでしょうか?
   
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ウー、ウイナー!ダウ平均ー!市場平均最高ー!

見ての通り、近年では、ますますインデックスの最強っぷりが露になっています。

何故、こうなったのでしょうか?

確かに、バフェットが初期に投資した頃は、コカコーラ等の高配当株は不人気に放置されていた為、非常に割安でした。

故に、その後の、大幅上昇でバフェットは世界2位の超大資産家までに上り詰めました。

しかしそれ故、あまりにも、高配当株に着目する投資家が増え過ぎたため、こちらも、本来の合理的な価格以上に買い上げられてしまったのです。

割安株投資の筈が、割高株投資になれば、パフォーマンスが劣後するのは当然の話なのです。

因みに、市場が大暴落した時をフォーカスして、2007年1月16日から2010年1月29日の期間で、高配当株とNYダウとを比較しましょう。
  
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(画像元:ETF replay

見ての通り、下落率も高配当株(VYM)の方が高く、その後の回復率も市場平均の方が早く戻しています。

高配当株が不況に強いなんて定説はまるで幻想だった事が分かります。

つまり、あの米国でさえも、高配当株は好景気では上がりにくく、不景気では下がり易いという、まるでダメ男の、マダオ株だったのです。

ここから先は自分の個人的想像、いや、妄想かもですが、バフェット翁が天国に召され、アメリカの好景気が終了して、FIREムーブメントで調子こいてたアメリカ人が文字通りファイヤーして焼け焦げ、もう高配当株なんて誰も見向きもしなくなった時になってようやく、マダオ株がまたかっての輝きを取り戻すのでは無いのかなぁと考えております。

信じるか信じないかは貴方次第です。

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posted by 山中 一人 at 11:04 | Comment(2) | 株式投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2020年01月22日

高配当株の配当金生活とか、ただの幻想だよ。

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未来永劫、高配当が続くのなら喜んで投資するのですが・・・


株の配当金で生活する事を目標とするセミリタブログは、結構多いです。

確かに、早期退職して、株の配当金だけで生活出来れば、これほど楽な暮らしは無いかも知れません。

では、果たして、夢の配当金生活が可能なのかどうか検証してみましょう。

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上記は、2007年1月26日時点で高配当株上位5銘柄に投資した場合の、日経平均ETFとのパフォーマンス比較表です。

高配当株の中でも、減配リスクが少しでも小さいモノを選ぶために、自己資本比率60%以上・時価総額500億円以上という条件をクリアしたランキング上位から5番目までを無作為抽出した銘柄です。

一応、2007年の四季報でもチェックしましたが、財務や配当の安定性に何の問題も見られませんでした。

にも拘わらず、この体たらくはどうでしょうか?

この13年の間にはリーマンショックという超クラッシュを挟みながらも、市場平均はしっかりと高値を更新して41%超も上昇しているのに比べ、高配当利回り軍は業績もガタ落ちしてかっての高配当が減配されてすっかり利回りが下がり、結果として株価は見る影も無く崩落してしまいました。

もしも上記ポートフォリオに日本オラクルが無ければどんな酷い惨状になったのかを想像すれば、高配当銘柄投資がリターンが安定的で下落相場に強いという一般的な見方は、全くの錯覚で、実はとんでもハイリスク投資をしていたという事が、ハッキリと分かります。

因みに、高配当株が如何にハイリスクかは、例えばセミリタ界隈の時の人だった「ぬこ」さんは、配当金生活を目指して、東京電力に全力投資したあげく、3.11東日本大震災の1日で資産の大半を失い精神崩壊してしまった事でも有名です。

他にも、武富士等、当時高配当で有名だった株でも市場から消え去った銘柄は結構多いものです。

ならば、たった5銘柄に集中投資するからダメなんであって、もっと分散を利かせば、優位性が出るのでは無いかと思われるかも知れません。

それでは、高配当ETFと市場平均と比較してみましょう。
  
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日本高配当ETF.jpg

上記の通り、高配当の分を含めても、圧倒的に市場平均よりダメダメなパフォーマンスしかあげられていません。

まるで、ひと昔前に一世風靡したグローバルソブリンで、見かけ上の高分配金につられて投資した人が基準価格自体が下がってしまいトータルではマイナスになったように、高配当ETFも分配金自体は高利回りですが、基準価格が冴えない動きのせいで、トータルでは、これだけの大相場にも拘わらず、市場平均に大負けしているのです。

どうしてでしょうか?

本来効率的な市場形成が為されている株式市場で、高利回りな値段のまま放置される事は、通常は有り得ず、必ず高利回りになるだけのリスクを内包されているからこその高利回りなのです。

短期的には、そのリスクは顕在化しなくても、やはり10年〜13年もの長期になればそのリスクが顕在化され、投資家が高配当で得たと思った余剰利益は株価の値下がりという形で吐き出し、帳尻を合わされる羽目に陥るモノなのです。

まるで、将来の業績悪化を予言したかのような市場の合理性を見るにつれ、投資の世界では魔法の杖など存在しない事を再確認させられます。

特に日本株は景気循環株が多数を占める為、高配当は長続きせず、ちょっと景気が悪くなるとすぐに減配や無配転落とかしますので、高配当株=安定株とはならないのです。

結局、効率的な株式市場において高配当だけをむさぼり戴くというフリーランチは存在しないという事です。

それでも、どうしても株の配当金で生活したいのなら日経225の平均利回りである2%位のちょぼちょぼな配当利回りの株に投資するのなら、過度にハイリスクな銘柄を少なく出来る事でしょう。

でも、それなら資産が2億円位ないと配当金生活は出来ない事になり、ユメもチボーも無くなっちゃいますよね。

2億り人しかセミリタイア出来ないとすれば、全力投資で3倍株を底値で買って天井で売る特大ホームランを3連続する奇跡を起こすか本当に宝くじに当たらないと無理ですから、チョー範囲の狭い富裕層向けのセミリタブログになっちゃいますので、サラリーマンには無関係です。

だから5,000万位でもセミリタイアできるように、JTとかキャノンとか三井住友FGとかの香ばしい銘柄群のポートフォリオでセミリタを目指すブロガーだらけになっちゃうんですよね。

だって、サラリーマンでも到達できる金額で配当金生活するとなれば、5%位の高利回りがどうしても必要になりますからね。

そうすると、高利回りとハイリスクが表裏一体な銘柄をチョイスせざるを得なくなるという事です。

勿論、掃除夫から億り人になった某有名個人投資家のように、卓越した銘柄分析能力とチャート分析能力とリスク管理能力と天性の相場勘があれば、配当金生活も可能でしょう。

しかし、バケモノ級のハイパフォーマンスを上げ続けてる彼ですら、2億3千万円も貯まってからリタイアしたのです。

彼のように配当金生活の真のリスクを知る人は、配当金生活とはある意味、金持ちの道楽的なモノである事をキチンと認識してるという事なのでしょう。

つまり、高配当株投資法とはそれ自体に特別なエッジのあるストラテジーでは無く、非常に高度な銘柄分析能力と売買技術を要するため、結局、有望な銘柄を良いタイミングで売買するという一般的なスイングトレードと本質的には変わらないのです。

にも拘わらず、高配当株さえ買っていれば、まるで魔法の杖でもゲットしたみたいに他の投資家を出し抜けると勘違いしてる人が多い故に、これだけ配当金生活ブロガーが増えているのでしょう。

そして、そんな勘違い個人投資家が高配当株に群がる故に、上記のパフォーマンス表で実証されているが如くに、市場平均に大負けしているのです。

つまり、本来、もっと高配当にならないと割に合わない位にハイリスクな銘柄が個人投資家が群がる事によって、合理的な値段を超えて割高な株価になってしまっているという事です。

そして、割高に買われた株価は長期的には必ず合理的な値段まで落ちて来る事によって修正させられるモノなのです。

自分には、そんなハイリスク銘柄群からリスクを嗅ぎ分けて、本当に旨味のある銘柄だけを選別する分析能力も、もし業績が急変した場合に即脱出出来る、俊敏さも持ち合わせていない為、とてもとてもそんな高度な投資法は毛頭出来ません。

次回は米国株の高配当株投資法について解説しますので、ご期待頂けるお方はポチッとお願いします。
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posted by 山中 一人 at 09:49 | Comment(6) | 株式投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする