
↑貴方の隣のお局様もこれ位の貯金は普通に持ってます
58歳独身、貯金6000万。高齢の親と同居で不安が◆不確定要素が多い中、どうやって老後資金を考えれば……?
▼相談者
チャコさん(仮名)
女性/会社員/58歳
東京都/実家
▼家族構成
両親(ともに80代)
▼相談内容
3月で定年になり、再就職しないつもりです。実家のリフォームと保険の見直し、老後の生活資金について現在の貯蓄でまかなえるか心配です。
加入保険の保険料について
本人/終身保険(60歳払込終了、死亡保障1500万円)=保険料1万7500円
公的年金と退職金について
公的年金の受給予定額は月16万円、退職金額は1000万円。
▼FP深野康彦からの2つのアドバイス
◆アドバイス1 用意できる老後資金で足りると考えていい
定年退職後、再就職はせずに老後資金は大丈夫かというご相談ですが、おそらく問題ないと思います。安心されていいのではないでしょうか。
まず、定年退職時にどの程度資産があるかですが、投資商品の評価額が変わらないとして、現在ある金融資産は6200万円。さらに、定年までの2年間の貯蓄額が約270万円、退職金が1000万円ですから、トータルで7470万円となります。11月20日(火)22時20分配信 あるじゃん(All About マネー)より 抜粋引用
毎回、金持ち自慢合戦になってる、あるじゃんですが、今回もそれだけ貯めてて、まだFPに聞くか?って相談者さんですね。
この方の場合、毎月の生活費は完全に年金で賄えるようになりますので、今ある資産に手を付けなくても生きて行けます。しかも、おそらくそう遠くない将来に遺産も入ってきそうです。
もし、この方が90歳まで生きれば、年金だけで4,800万円も受け取る事になります。女性の半分は90歳まで生きますので、十分可能性が有ります。
問題はその膨大な年金額を誰が支払うのかです。
年金は賦課方式なので、当然現役世代が払う事になります。
この方は独身でお子さんがおられません。
という事は、他人の親が多額の教育費と養育費と膨大な時間を注ぎ込んで育てた子供達が成長して汗水たらして働いた成果にただ乗りしてる事になってしまいます。
つまりフリーライダーである訳です。
今現在で65歳以上の1人に対して現役世代は約2人ですので、単純計算すれば若い人から毎月8万円づつ、この方に負担させられる事になります。
勿論、若いうちは所得が低いので、実際に毎月8万円支払う訳ではありませんが、それでも相対的にはかなり重い負担になる事には変わりが有りませんので、お若い方が自分一人だけが食べて行くだけで精一杯という気持ちになるのも頷けます。
そうすれば、とても結婚や子育てどころでは無いという心境に陥るでしょうから、益々少子化が加速する事になります。
まさに少子化スパイラルなのです。
勿論、爪に灯をともすようにコツコツとお金を貯めて来られたであろうこの方に罪は全くありません。
だからこそ性質が悪いのです。
おそらくこの方の総年収額は約600万円位でしょう。女性の非正規比率が過半数の今、正社員という身分で、約7千万超の資産額を持っているこの方は、数字的には圧倒的強者です。
にも関わらず、誌上FPに相談する位に老後が不安で不安で仕方が無いのです。
つまり、問題は本当は強者であるにも関わらず、自分が弱者だと思い込んでいる事にあります。
そして、また周りも彼女の事を弱者と錯覚しています。
つまり、赤の他人の強者に、真の弱者から所得移転が行われているにも関わらず、全く見過ごされているのです。
そして、更に最悪な事に、このような隠れ強者がこの国にはゴマンといるのです。
大金を持ちながら、更に高収入を得てる独身女性は本当に多いです。
もちろん、結婚しないのも、子供を産まないのも自由です。
でも、自由だけ享受した強者が他人の弱者から富を簒奪するのは、果たして道徳的なのでしょうか?
逆に、そのような隠れ強者を支えている担い手を育てた、女性はキャリアを断絶され非正規となり、多額のお金を子育てに費やす事により自分の貯金なんて殆ど残らない事でしょう。
にも関わらず、掛けていた保険料が少ない事により、隠れ強者よりも少ない年金しか貰えません。
苦労して育てた実の子も自分の生活で精一杯ですから、とても親に仕送りなんて出来る余裕なんてありません。
これって。オカシク無いですか?
今の少子化はその矛盾が結果として表れているとも言えるのでしょう。
結局、戦後、家制度が崩壊して、結婚・出産が個人の自由になったにも関わらず、勝手に旧来の価値観である専業主婦モデルを想定してネズミシステムと同義である賦課方式の社会保障制度を導入した事に全ての原因があるのです。
つまり、フリーライダーの存在がここまで多くを占める事を全く想定していなかったのです。
それこそ社会基盤自体が危うくなりそうな位になるほど増える事に。
本来、社会保障とは弱者救済の為にこそあるべき姿なのです。
しかし、今の制度は、本人すら気付いていない隠れ強者へ富が益々偏在する欠陥制度と成り果ててしまいました。
現代資本主義社会においてはお金こそがパワーです。
そういう意味においては、非力で孤独な隣のおばあちゃんと雖も、持ち家に住み、現預金を使い切れない位に沢山保有しているならば、強者なのです。
真にこの国を、少子滅亡化から救いたいと思うなら、批判を恐れずに、今の、強者が未来ある若者から富を吸い取っているタダ乗りシステムの実態を白日の下に晒す事から始めるべきだと思います。
今の社会保障制度は矛盾ありまくりだよねと思われるお方はポチッとお願いします。 ↓
にほんブログ村
セミリタイア ブログランキングへ
posted by 山中 一人 at 21:24
|
Comment(12)
|
日記
|

|