2018年09月30日

内向型人間が贈る株式中級講座(第8回)

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(株式併合の為、本来は10分の1の株価です。)

今回は売り方について詳しく説明します。

前回は、月足チャートの過去高値を目途に利食いするといいましたが、実際は上記チャートのように、前回高値を更に上抜いて上がり続ける銘柄もあれば、逆に前回高値に届かず、失速して天井を打つ銘柄も出てきます。

それにも関わらず、機械的に前回高値で売ろうとすると、売れた株に限って早く売り過ぎて十分に儲けられず、手元にはまた元の値段に下がってしまった失速銘柄だらけに陥ってしまいます。

それを防ぐ為に、月足にて天井を打ったかどうかを判断します。

具体的には、前回高値を上回った場合、持ち株の半分〜2/3を利食いして残りは月足で陰線を描いてから売却します。
また、前回高値まで届かずに月足で陰線を描いた場合は、戻りを待ちながら1〜2か月以内に全株売却します。

例えばもし過去高値が6,000円(昔なら600円)の銘柄なら平均して5,000円〜5,500円位で売れれば大勝利です。

それぐらいにゆるく考えてあまりにもピンポイントで天井で売ろうとしない事が、結果として売り損ねを防ぐ事につながります。

またピンポイントで天井で売る事に拘らなければ、残り半分〜1/3の株を持ち続ける事がそれほど負担にならず、結果として意外高の恩恵をうける事が出来るのもしばしばです。

イメージとしては天井を打った後は逆張りで戻りを待って売却し、新高値を更新している最中は順張りでひたすら持ち続けるように心がけます。

とにかく、持ち株が上昇トレンドに乗っている場合は、チャートの過去の天井をブレイク出来るかどうかを一番重視します。

上げ相場の場合は、チャートのそれしか見ていないといっても過言では無い位です。

但し、高値ブレイク後の青天井相場になっても、自分で勝手に天井値を決めてしまわない事です。

つい、キリのいい値段や自分の儲けたい金額やチャートの値幅から勝手に10,000円まであがるとか、いろいろ妄想しがちですが、その妄想が当たる事は滅多にありません。
大抵はそれより遥か下の値段で天所を打つか、もしくは予想外に上の値段まで駆け上がったりして、当たらない事の方が圧倒的に多いので、謙虚に値段についていき、チャートだけで判断するようにします。


兎に角、売りは買いよりも難しいです。

買いは、攻め技ですので、その気になれば比較的誰でもやりやすいのですが、売りは引き技ですので、どうしても心理的に難易度が高いです。

しかも、天井の値段はその時々によって物凄く大幅にバラツキがあるので、尚更難しいのです。

そのような心理的難易度を下げる為に分割売りによって、一旦重荷を少し軽くしていくのです。

その為、前回の高値付近にきたら、少しだけ売却するか、信用売りを入れるかをして、気持ちをちょっとだけクールダウンします。

前回高値まで届かないと、つい欲を張って、持ち続けたくなりますが、株は一旦天井を打ってしまうと下げ続ける習性がありますので、
諦めて残りの持ち株を売却する事が肝要です。

それでも買値からみれば利益が乗っての売却ですので、大成功なのです。


以上で売り方の解説を終わります。

次回は買い方の説明をします。

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posted by 山中 一人 at 00:00 | Comment(4) | 株式投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2018年09月29日

内向型人間が贈る株式中級講座(第7回)

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「月足チャート必勝法」

本手法は投資期間、売買タイミング判断、銘柄選別の全てにおいて、月足ベースで考える事が肝となります。

基本的には、20年以上の月足チャートのみを見て売買します。

上記チャートは自分の大好きな銘柄の一つである、クラボウの月足チャートですが、本来はこれの10分の1の価格でしたので、大体100円〜130円位が底値で、200円〜400円位が高値のBOXを描く分かり易い往復株です。

先ずは、長期月足チャートからこのような銘柄を数銘柄〜10数銘柄位を選びます。

そして下図のように過去数年来の安値に来たら買い、過去数年来の高値に来たら売ります。

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赤線のような過去数年単位の高値、安値を大まかな目安として、買いは分割買いで仕込み、売りも分割売りにて利食いします。

常時、複数銘柄を保有しておき、高値圏に来た銘柄から先に利食いして、その資金で別の安値圏の銘柄を仕込みます。

イメージとしては、高値圏に近づく銘柄が出現してきたら、今現在、下がっている銘柄をピックアップしておき次の仕込みの準備をしていきます。

とくに下がっている銘柄が見当たらない場合は、まだ上がってない手持ちの銘柄を追加購入します。

基本的には買う時も売る時も材料や業績にはこだわらず、月足チャートを見て、底値圏に来たか、高値圏に来たかだけを見て判断します。

ただし、金融不安時のような全体下げ相場の地合いの時は過去1〜2年の高値で早めに利食いします。

買い銘柄候補としては、何度も同じ値段帯で底値をつけてる分かり易い往復株の中から、なるべく財務不安の少ない銘柄を消去法で選びます。

あとは、これをひたすら繰り返すだけです。

以上が本投資法の基本になります。


ただし、現実の相場は、前回の安値ピッタリで底打ちとはなりませんし、前回の高値ちょうどに天井を打つなんて事もありません。

過去3回以上もつけた底値なのに、自分が買った時だけ半値まで底割れしたり、逆に過去何度も抜けなかった上値を上回って更に2倍以上にまで上がり続けるなんて事はざらにあります。

そんなイレギュラーへの対策として、売買技法が絶対に必要になります。

では、次回は自分が実戦の中から培った売買技法を公開します。

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posted by 山中 一人 at 00:00 | Comment(8) | 株式投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2018年09月28日

内向型人間が贈る株式中級講座(第6回)

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まさか、こんな奴ら相手に家庭用ノートパソコン1台でたいまん張ろうとしてないよね?まさか、ねw


前回までが、戦略篇だとすれば、今回からは具体的にどう売買するかの戦術編に入ります。

手前味噌になるかもですが、実際に株だけで食べてる専業投資家で具体的な売買手法を開陳するのは、たぶん珍しいのでは無いかと思います。

少なくとも、低スペックサラリーマンでも家族を養い、一軒家を持って、アーリーリタイア出来る位の資産なら築ける手法です。

まぁ専業投資家としてはまだ3年位しかたっていませんので、エビデンス面での保証が弱いですが、もし、もっと長期に渡って株で食べていく事が出来れば、書籍にして金儲けするかもですw。

よって内容については自信をもっていますので、もしパクられたら著作権侵害の訴訟を起こします。(どうせ勝てないですけど・・・w)

冗談はこれ位にしますが、山中式株式売買手法の良い所を以下に記します。

❶天与の個人的才能が無い凡夫でも可能

❷決算書や貸借対照表が読めなくても無問題

❸年に1回〜数回の売買で済むので(下手すれば数年に1回)株の為に時間が取られない

❹特別に株のニュースや材料を日々、収集したり研究する必要が無い

❺特別に面倒クサイ作業は一切必要が無い

❻資本主義の本質に根差した手法なので、将来にわたって使えなくなる心配が無い

❼資金力と分析力と情報力に圧倒的なアドバンテージのある機関投資家に対しても優位性のある手法なので、弱小個人投資家でも無問題

とまるで、情報商材のセールスレターのようですが、全部本当の事なのです。

もしかすれば有料級のノウハウではと内心思っておりますが、自分と同じように、「集団生活をする位なら死んだ方がマシ」という内向型人間のお仲間が一人でも大嫌いな会社生活から解放される為ならば、敢えて無料で公開します。

出来れば、全ての内向型のお仲間の一助になりたいのですが、たまたま本ブログにヒットされたのもまた運とタイミングという事なのでしょう。

言うなれば、孤独と絶望に瀕していた若かりし自分に充ててのブログかもしれません。

では、前置きが非常に長くなりましたが、いよいよ次回よりノウハウ公開致します。
(やるやる詐欺と言わずに、生暖かく見守って下さい。)

ヒントは「敵の土俵では戦わない」という事です。

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posted by 山中 一人 at 00:00 | Comment(4) | 株式投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2018年09月27日

内向型人間が贈る株式中級講座(第5回)

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図書館で昔の株式投資本を読むと物凄い歴史の勉強になります。
投資の本なんてまるで大外れだったという過去の歴史のです(-。-)y-゜゜゜


❸我々弱小個人投資家が目にするような情報は大口、相場巧者には既に周知の事実でありそれを基に判断するのはまるで無意味である事を理解する事。

では、上記❸について前回の続きを書きます。

何故、2回に分けたかというとそれ程、情報についての考え方が個人投資家の株式投資にとって大事だからです。

よく、雑誌やブログで億り人が、尤もらしく財務諸表を読み込んだバリュー投資の方法をひけらかしていますが、既に公開された情報である以上、我々がその真似事をして研究したからといって勝てる訳がありません。

彼らはあたかも誰にでも出来るかのように吹聴していますが、本質的な分析力において圧倒的な能力差がある事が隠れた事実なのです。

株が頭脳ゲームだとして例えるなら、アマチュアがプロ棋士に平手で挑むようなものです。

確かに、彼等には特別な天賦の才能が有るのでしょう。

しかし、その陰にその何十倍もの栄光無き(自称)天才達が横たわっているのです。

何故かと言えば、日本のバリュー株は殆どがなんちゃってバリュー株だからです。

日本の株式は、どんなに解散価値以下の割安な株価で買い占めようが、その会社を支配する事が事実上不可能です。

だって、社長自身が「会社は株主の物では無い」とはっきりと公言してマスコミや大衆がそれに拍手喝采してる国民性なんですから。

因みに厳密に言えば上記の社長の言葉は明確に会社法違反なんですけどねぇw

まだまだ、日本は明文化された法律より大衆の目に見えない空気が法なのです。

それが証拠に、過去に何度も外資が買い占めましたがことごとく否決されましたし、日本人でも買い占めようとした村上ファンド総帥やホリ〇モンがどんな仕打ちを受けたかを見れば、日本株の買収なんてとても恐ろしくて近づきたくも無くなる事でしょう。

つまり、日本の資産バリュー株はいくら資産より割安でも実際に現金化出来ないという点で、絵に描いた餅なのです。

とは申せ、実際にバリュー株投資で資産を築いた億り人が居る事は間違いありません。

これはバフェットブームが来たり、循環物色が行き詰まり何も買える株が無くなったり、不況で企業倒産が相次いだり等の消去法で定期的にバリュー株ブームが来るからです。

そして一旦バリュー株ブームが来れば、小型で軽い事や、一般素人にも非常に分かり易い買い材料な為に提灯買いが付き易くなります。

大人も日本株はなんちゃってバリュー株なんて事は百も承知で、そんな事おくびにも出さずにPERやPBRがこんなに低くて割安ですよーと
個人投資家を買い煽ります。

でも、落ち着いて冷静にそんな日本のバリュー株とやらをよーく見て下さい。
ちょっと売り上げが落ちただけで赤字になる低PER株とか、全く株主に還元するつもりの無い無能経営者がずーっと居座っている低PBR株のどこがバリューですか?

バフェットが聞いたら、大笑いしますよ、きっと。

日本のバリュー投資家達が大儲け出来たのは、特別な天賦の才能に加えて運とタイミングがプラスされての僥倖なのです。

その証拠に過去にバリュー投資で一世を風靡した本当の天才達ですら現在まで生き残ってる人は少ないのが現状ですよね。


敢えて言います。情報は中途半端に使うなら百害あって一利無しです。

多くの個人投資家は株で儲ける為には、ニュースや解説を調べて判断する事が大事と考えていますが、実際はまるで必要ありません。

だって、そもそも我々弱小個人投資家が目にするような情報に価値が在る筈が無いのですから。

つまり、新聞・投資雑誌・投資本・証券会社のレポート・株式評論家の解説・経済評論家の景気予想・ネット上の株価予想・株式ニュース・新材料のトピック記事・有力ブロガーのネット記事・億り人の売買記録ブログ・株トレーダーのツイッター等は

全部見る必要無し!

という事です。


今回のまとめは「情報に振り回されるな」という事です。

唯一確実な事実は今現在付いてる株価と過去の株価だけなのです。


今回までの3点の事実を踏まえ、どう売買するかの更に具体的に実践的な投資法編に次回から入りたいと思っております。

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posted by 山中 一人 at 00:00 | Comment(6) | 株式投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2018年09月26日

内向型人間が贈る株式中級講座(第4回)

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貴方が信じてる爆上げ必至の好業績企業は実は、もう終わってたりして・・・


今回は知っているだけで勝ち組に回れる事実の❸についての解説をします。

❸我々弱小個人投資家が目にするような情報は大口、相場巧者には既に周知の事実でありそれを基に判断するのはまるで無意味である事を理解する事。

すべからく、人は自分の利益の為に行動します。
故に情報は常に発信者の利益の為に発信されているという当たり前の事実を理解して下さい。
この情報とは有料・無料を問わずにです。

この事実を心の底にまで何度でも叩き込んで下さい。

こんな実に簡単で当たり前な事実を理解するだけで、株に限らず、変てこな話に引っ掛かる事からあなたを守ってくれます。

かぼちゃとか〇十年長期保証付き不動産投資とか高利回り海外ファンドとか、原理的には全部同じです。

「そんなうまい話あるならお前が買えよ」という話です。
そんな棚ぼた案件を、何で、見も知らない他人のあなたにしつこく何度も何度も勧誘するのですか?

株の情報も全く同じです。

何で特選爆上げ株情報をタダのブログやツイッターとか僅か数百円の雑誌とか新聞とか、たかだか数万円の投資顧問料なんかで他人の貴方に教えるのですか?
ましてや超資金量が豊富でしかも自己売買までしてる完全に貴方にとって利益相反している証券会社がそんな情報を貴方に教えてくれるのですか?
10億円未満の個人投資家なんかゴ〇同然なのに・・・

何で、そんな情報を信じて、大事な大事な虎の子の資金をそんな高値の株に投じてしまうのですか?

更に言えば、貴方が目にしている段階でその情報は既に古すぎるものです。

よく株は景気の半年先読みすると言います。
社員や取引先などの内部関係者(インサイダー)は現場の僅かな売り上げの伸び悩みを肌で実感します。
しかしそれが実際に売り上げ減に結びつくまでには必ずタイムラグがあります。
なぜなら問屋が既に発注していて生産自体は相変わらず好調だからです。
そしてそれが不良在庫と化し発注が途絶え、実際に生産減少して決算がまとめられ、我々が情報として下方修正や減益決算情報を目にするのは更に2か月以上も後の話です。

つまりネットの即時情報ですら、実態からは何カ月も昔の情報なんて事はざらにあるのです。

よく超絶好決算を出した日に暴落する株がありますが、大人は既にもうそのニュースは過去のものである事を熟知して最後の売り逃げが集中するからです。
好決算に喜んで飛びついた個人投資家は、正に、北斗の拳でケンシロウの言う「おまえはもう死んでいる」状態だったという事でしょう。

好決算なのに株価が下がってちょっと前よりもお買い得だと勘違いするのもこのパターンです。

表面上は低レシオの割安株ですからバリュー投資とばかり個人投資家が群がります。
しかし信用買い残ばかりが膨れ上がりますが株価は下がり続けます。

そしてある日急に今までの好調がウソのような下方修正ラッシュとなり減益決算となって、いつの間にか割安株が株価が下がってるのに割高株に豹変してしまいます。

バリュー株だった筈の株が全然真逆だと分かった時には買値を大幅に割り込んでいる事は言うまでもありません。

でも、ひたすら神頼みで買値まで戻る事を祈り続けますが、周り中そんな投資家ばかりが、ぶら下がってる重たい株を買ってくれるような神みたいな投資家が現れる筈もなく更に下げ続けます。

結局塩漬けか損切りかの不毛な二者択一を迫られる訳です。

因みに、底を打つときはこれと逆パターンだと考えて貰えば良いです。

故に、公開されたファンダメンタル情報を基に株を売買すると、高く買って安く売るという相場の必敗パターンに陥ってしまうのです。

つまり、四季報や決算情報のような一見客観的に見えるデータでさえもそのままストレートに受け止める訳には行かないのです。

このようにネットの情報ですら、既に古いのにましてや新聞なんて更に1日遅れの情報をお金を出して買うとかネタですか?と言いたくなります。正直自分ならタダでも要りませんw
嵩張って部屋を占領し、資源ゴミの日にワザワザ捨てに行くだけ面倒クサイだけですから。

それでは話が長くなりましたので、この続きは次回に書きたいと思います。


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posted by 山中 一人 at 00:00 | Comment(4) | 株式投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする