例えば、昔、日本が敗戦後、旧満州にいた大量の日本人がソ連兵の捕虜となり、シベリア抑留された中で、ミシンで服を作る作業をやらされた日本兵の一団が簡単にノルマを達成してしまい、言われもしないのに、オーバーワークしてしまうのです。
で、ある日、その日本兵の一人が幾ら働いても何の得にもならないから、ノルマを達成したらそこで全員止めようと提案したのですが、次の日になるとついつい競争して結局、全員が全力でノルマ以上の仕事をやり続けたという話がありました。
ソ連兵から見たら全く理解不可能な不思議な行動をしてしまうのが、日本人の特徴なのでしょう。
そんな普通の日本人とアーリーリタイヤーの心の対比を表した記事を見かけました。
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働かないとヒマでしょ?そもそもヒマという感覚が分かりません。
>働かないとヒマでしょ?とよく言う人がいます。
>毎回、この人はこれはどういう意味で言ってるんだろ?っていつも考えてしまいます。正直、私には理解が出来ないんですよね。
>私の使うヒマって時間がいっぱいあるって意味なんだよな。
>ヒマ=苦痛 みたいなそういう意味ではない。
>やりたい事はいっぱいあるしヒマを持て余しているって事はないのです。
>毎日なにもしてません。
>する事がないからしてないわけではないのです。
>する事は山のようにあります。でも出来ないんです。
>だるい。体が動かない。気分がのらない。
>これってやる事がないって事ではないですよね。
>やる事はある。でもできずに一日ぼーっとして無駄に使って、あああ!今日も何もしなかった!僕のバカバカ>バカ!ってそんなところです。
進撃の無職〜セミリタイアお試し期間中〜 より抜粋引用
実際にアーリーリタイアしてみると、ホントにヒマという事は無いです。だって遊ぶのに忙しいですから。
ネットをして、ちょっと家事をして、ゴハンを作って食べて洗って、テレビ見たり、本を読んだり、DVD見たり、寝転んだり、ドライブしたり、ボーッとしたりするだけであっという間に時間が経ってしまいます。
これに加えてブログなんか書いてたら逆に時間が足りない位です。
しかし、自分が一番楽しい時間はボーッとしてる時ですね。
但し、自分の場合は、その環境にコダワルのですね。
例えば、山の良く見えるデパートの屋上でのマイカーの中とか、海辺の砂浜で折り畳みチェアに座ってとか、スーパー銭湯の露天風呂とか、なるべくリラックス出来る環境で静かにボーッとする時が一番幸せを感じられる時なのです。
平日昼間にこのような事が出来る贅沢は何ものにも代えられません。
そういう意味では普通の働いている人に比べると圧倒的にあるヒマな時間こそが、アーリーリタイヤーの一番のメリットであるとすら思える位なのです。
これは、人生は何か有意義な事をせねばならないと常にせかされている人にとってはヒマ=苦痛なのと真逆の価値観ですね。
そして冒頭に出てきた我々のおじいさんのように、基本、日本人には報酬の有無に関わらずがんばっちゃうDNAが染み付いているのです。
故に、くらげネコ様のように『一日ぼーっとして無駄に使って、あああ!』と叫ばざるを得なくなるのがあるべき日本人なのでしょう。
しかし、例えば縁側で一日中ネコと戯れてるおじいちゃんが一日終わってそんな事言うでしょうか?
言わないですよね。
そう、アーリーリタイアを直訳すると定年後を先取りするという意味でもあるのです。
ですが、アリタリヤにはまだ若さがあります。思いたてばたった一杯のラーメンを食べる為だけに、その日のうちに衝動的に片道6時間かかるような場所へドライブして、車中泊して翌日帰るみたいな事をしても全然許されるのです。
でも、もし自分が「働かないとヒマでしょ?」と聞かれても、こんな事イチイチ言っても多分理解されないと思うので、主夫業と内職で結構忙しいです。とか適当な事言うんでしょうねぇ。

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