それとか最近の相場状況だと確定+○%(円)、含み損−○○%(円)の書き方も多いのですが、これを自分の頭の中でプラスマイナス差し引きしたりするのが面倒くさいのです。
え?結局儲かってるの儲かってないのどっち?みたいでちょっとイラッとしてしまうのです。
(イヤ別に面倒なら見るな!って怒られそうで、自分で書いてても恥ずかしいなと重々承知してはいるのですが・・・)
でも敢えて言いたいのは、確定益とか確定損とか取得額とかはあくまでも、そのひと個人の都合であって、現実の株の価値とは時価こそが全てだと思う訳なのです。
大体、売却して利益確定した後で無いと資産額としてカウントしないというのなら、バフェット大先生の資産額は今より遥かに少ない額という事になってしまいます。
最新の大先生の資産額は9兆円らしいですが、もしこれを全部利確しようとした日には、とんでも売り気配で今の10分の1以下になってもオカシク無いのではと思います。
だからと言って、バフェット翁の資産額を取得額ベースで記載して(含み益○兆円)なんて言いませんよねw
そして、自分は多くの個人投資家がよく言う、株は売却してこそナンボみたいな考え方こそが、損小利大を妨げて、多くの投資家が陥りがちな損大利少になる大きな原因だと考えるのです。
少し上がっただけでも、兎に角、売却しないと黒字に出来ないというプレッシャーから、少ない利益でも利確してしまえという誘惑にかられる訳です。
そして逆に含み損になった時は今度は急に売らない理由づけに利用されます。
つまり売却さえしなければ損では無いと多くの人が言うトンデモ強弁です。
見て見ぬふりをして損害を大きくするのは日本人の悪い癖です。
過去にも日本企業の簿価会計制度によって不良債権を先送りして取返しがつかない位まで被害が拡大した事が繰り返されて来ましたが、これも時価会計がきちんと機能しておればもっと早急に手を打てた筈です。
時価評価から逃げるのは、正に、体の大きなダチョウが、身に危険を感じた際に砂の中に頭だけをうずめ、安全な場所に隠れたつもりになっている様子を例えた有名なダチョウ症候群に陥る危険性があるのです。

〔ネタで無くホントにダチョウってこんなにオチャメだったのネw〕
故に投資家は常に時価評価の方をメインにして、且つ冷静に前向きに対処すべきなのです。
で無いと、自分に都合の良いように恣意的な解釈をする紛れが生じてしまうのでは無いかと自分は考えます。
(尚、本記事は、今損切りしないと死ぬどーみたいな低レベルの売り煽りを目的とした物では無い事は、強く明記致します。)
もし何かの参考になりましたら、いちポチッとお願いします。
↓

にほんブログ村

金融・投資(全般) ブログランキングへ