利大の方は大小の差はあれど、とにかく相場に勝つ訳ですから、気分はいいです。
しかし損小とは一言で言えば損切り(ロスカット)の事ですが、これは心理的に非常に難しいです。
誰だって損は絶対に出したくありません。
もし日常で例えば数千円でも落とせば、ショックでしばらくは立ち直れません。
自分も昔、数万円入りの長財布を落とした事がありますが、数か月は鬱でしたし、未だにそのトラウマを引きずって長財布は絶対持ちません(笑)
故に株式相場でも人は誰しも損切りを非常にためらいます。
しかし相場の世界では数万円の損切りを一瞬ためらったせいで、数百万円の含み損を抱える事は日常茶飯事です。
よって損小の為に損切りは必須項目になります。
しかし機械的な損切りばかりを繰り返すと損切り貧乏になるのも道理です。
例えば仮に買値から10%下がる度に損切りするというルールを完全適用しようとすると5回連続して値下がり株を掴めばもう資産が半減します。
なので機械的な損切りルールは実戦には、まるで使えません。
よって次善の策としてなるべく損切りさせられる羽目にならないようにする必要があります。
一つ、基本的に買い銘柄は20年以上の月足長期チャートで見てボックスを描いている往来株の下値で買うようにする。
二つ、全体下げ相場では買わない
非常に単純ですが上記二つを守るだけで損切りさせられる羽目にあう確率はかなり下がります。
それでも下がる銘柄は出て来ますが、全体上げ相場では連れ高して戻す時があるので、痛手が小さいうちに脱出するチャンスに恵まれる事が多いです。
全体下げ相場になった場合は大幅に下がり切るまで待ち、十分すぎる位の余力をもった分割難平買いと噴き値売りに徹する必要があります。
下げ相場に突入して充分に下がり切った場合は、損切りするよりはむしろ持ち続けた方が報われるケースが多いです。
つまり、いくら損切りが大切とは言っても、その時の相場の状況判断によってすべき所とそうで無い所が出てくる訳です。
リーマンショックの頃に株価がどん底の所で、「世界経済が崩壊するから株価はまだまだ下がる」とか言ってほとんどの評論家は口を揃えて弱気論に傾いていました。
そんな時こそ、思い出す事が肝要です。
株価の未来も経済の未来も誰一人当てる事など出来はしないという当たり前の事に。
相場の未来を予想せずに相場を張るとは、雑音を一切無視して淡々と株価が安い時に買い、天井をつけて下がり始めるまで持ち続けるという至極単純なルーチンワークの繰り返しなのです。
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