2020年01月10日

株の上昇率が経済成長率を上回る理由

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(出典:ジェレミー・シーゲル)


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(出典:日本MOT学会による俯瞰論文 産業革命パラダイム・200年)

上段の表は、株式長期投資家啓蒙のカリスマ的始祖とも言えるシゲ爺の有名なグラフです。

1802年に株に投資された1ドルが配当も再投資したら210年後にはなんと70万ドルになってるという米国株の驚異的パフォーマンスを表したグラフです。

因みにこれは、物価上昇率を考慮してのリターンですので、考慮しない名目の場合は、驚くなかれ1000万ドル超になっています。

210年前の先祖が金31g買う代わりに株を買ってくれてれば、今頃10数億り人になってる訳です。

そりゃ、アメリカなら大昔から株に長期投資してた老人の億万長者が続出する訳だわ。

でも、これだけの超パフォーマンスも1年あたりの利回りは6.6%であり、実はそれほど驚く数字ではありません。

つまり如何に、複利の効果が、資産形成においては凄まじい効果を発揮するのかという事を暗に表現しているグラフなのです。


そして下段のグラフは米国の130年間の経済成長率を表しており、年間3.3%成長となっています。

株式のパフォーマンスは物価上昇率を遥かに凌駕する事はもとより、経済成長率の2倍あるという事です。

因みに、2倍というとあまり大した違いでないと思われるかもですが、経済成長率を上段のグラフで表示すると944ドルにしかなってなく、長期債にすら大負けしています。

いかに数%の差が複利では大きな差になるのか、ここでもはっきりと分かります。


さて、では本題に戻り、何故、株の上昇率が、斯くも圧倒的に経済成長率を上回るかですが、株式にはレバレッジがかかっているからです。

つまり借入を行い、信用を基に手形や買掛金等で支払いを繰り延べ、資本金をてこに何倍もの事業を営んでいます。

そうする事によって、経済成長以上に資本家に利益が来るようになっています。

株式会社という制度が発明されてから経済が飛躍的に成長したのは、資本以上に拡大再生産されるレバレッジ作用のお陰なのです。

もしも、経済成長と同レベルにしか株価が上がらなければ、わざわざリスクを取って投資する必要も無く、皆サラリーマンになっていれば良いわけで、そうなると、その時点で、人類の成長はストップします。

金が無いからこそ、出資を募り、他人の金を使って、無責任に未知の事業に乗り出せる訳で、
100%自分の命金だけで、そんな危ない橋を渡るチャレンジャーはただの個人商店のオヤジで終了です。


そして、ここからが、本題ですが、株式のスゴイ所は、こんなに超レバレッジをかけてるのに、失敗しても、損失は投資したお金だけに限定されるという事なのです。

これってスゴクないですか?

だって普通、借金して失敗したら、破産宣告しない限りは家屋敷等財産全てを叩いてでも返済しなければなりません。

だけど、株式の場合は投資したお金以上は損をしないのですよ。

つまり、儲けは無限大、損失限定という夢の金融商品が株なのです。

だから、前回のタイトル「株の信用買いする人って市場のカモネギだヲ。」でも言った通り、わざわざ損失限定にしてくれてるのに、信用取引で投資額以上の損失リスクを背負う事が如何に馬鹿げてるのかという事なのです。

でも、投資額が0になるだけでもとんでもリスキーだと言われるでしょう。

だから、分散投資と、常に現金余力を残すリスク管理が必要なのです。

例え、運悪く1社が倒産したとしても、大数の法則により、他のポートフォリオの利益がそれを補って余りあれば、長期では、十分すぎる利益になるのです。



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posted by 山中 一人 at 00:34 | Comment(4) | 株式投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする