2019年12月23日

日本の経営者の言う長期的経営が自己保身の言い訳だった件

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あれだけ世界経済を語る会社のトップが、隣のおばあちゃんと同じ事をしてたなんてw



日本企業の世界レベルと比較した場合の圧倒的な利益率の低さは周知の事実です。

昭和末期までの日本企業がイケイケ(死語)だった時代は、日本企業は外国のような株主の短期利益よりも長期的経営だから、世界一なのだー!と豪語してました。

ところが、人口ボーナスが剥がれた途端に、30年間も低落の一途を辿り、長期的経営の優位性なぞ、ただの噓っ八だとバレてしまいました。

日本の経営者は会社の経営が思わしくなくなると、必ず、目先の利益を追わず長期的な視点で見て下さいと言い訳します。

では、問います。

一体、あと何十年待てばその成果が現れるのですか?

日本のサラリーマン経営者は自社株さえも僅かしか持たない人が多く、自分の任期期間中だけ満額報酬を得る事に汲々としています。

故に、まさに橘氏のツイートのように「株主利益(短期利益)しか考えないグローバル経営は不道徳だ」と叫んでたのは、たんに日本の経営者の無能さを隠す為の隠れ蓑だったのです。

そして、まさに、無い袖はふれないを言い訳にした、労働者にも低賃金な誰トク?な国になってしまいました。

結局、「会社は株主のモノでは無い!」という株主軽視の言葉は本当は社員を守る訳でも無ければ、ステークホルダーを守る訳でもなく、単に自己保身の為、ただそれだけだったのです。

にも拘わらず、マスコミはそんな言い訳に拍手喝采して、株主軽視のなんちゃって上場企業の経営スタイルを増長させて来ました。

結果、全く収益を生まない超巨額の現預金だけがほぼ無利子で、死蔵し続けるという状態です。

まさに、おばあちゃんが億単位のタンス預金をしながら慎ましく暮らしてるという日本の高齢者そのものです。

こんな無能経営をしてても、長期的経営を唱えてさえいれば満額の高報酬を貰えるなら、世界でもこんな楽勝な仕事は無いでしょうね。

いったい、時価総額以上の定期預金をしてるだけで、いつ成果が出るのでしょうか?不思議ですねぇ。

結局、株主軽視はガバナンスの放棄にしかならず、無能経営者が跳梁跋扈する一番の原因になるのです。

アベノミクスによる法人減税と大幅金融緩和は、そのお金を投資と社員への還元によって、景気の好循環を作り上げる事によるデフレ脱却が目的でした。

ところが、いくら潤沢なマネーが企業に流れ込んでも日本の経営者は、全く投資もせず、給料も上げず、金利を生まない定期預金に積み上げて、ただただお金が数字となって死蔵されているだけでした。

投資が無ければ、いくら会社に現預金があろうが、いつかは食いつぶしてしまうので、当然株価も低迷して、今の任期だけ逃げ切れる経営者以外誰もトクをしない状態になるのは当然です。

悪いのはアベノミクス自体では無く、株主によるガバナンスが全く効かない事を悪用して、ナンニモやらない放題で、プロ経営者の仕事を全くしていない、ご老人達だったのです。

例え株主自身は己の利益の為だとしても、株主の厳しい選別がある事が、神の見えざる手の如く市場原理が働き、自然に無能経営者の存続を許さなくなるのです。

社内政治の能力の優越というムラ社会での評価では無く、大勢の株主という衆知の眼こそが有能な経営者を評価する事に、一番合理的であり、結果として社員や株主といった国民全体の利益にもつながるのです。

日本企業が30年も低落し続けた理由はここにもありましたね。

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posted by 山中 一人 at 08:33 | Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする