2015年06月21日

貴方はそれでもまだフルインベストメントするのですか?

株や債券や現金のうち株式が最も長期的な運用利回りが高いとすれば、全財産全てを株にぶっこむ事は非常に合理的です。

その発想から株の初心者や相場の下手な人ほど、株は多く買えば買う程儲かると思いがちであり、証券口座にある分を余らせておくのは勿体無いと思いがちです。

しかし、実際に日々の辛いストレスに堪えながらようやく稼いだ自分の命金で株式投資をした場合において、相場の急変が生じた時、常に冷静でいられる程、人の心は強くありません。

株式相場は常に上下動を繰り返しています。自分が買った時だけ常に上がり続ける事は確率的にありえません。

そして過去においては何度もひどい暴落が起きていますし、これからも起こります。絶対に。

その時になって、全力投資していた場合に通常、人はまず冷静でいられません。
大抵は、なすすべもなく下がり続ける株価を神経質に何度もチェックしながら只管株価の回復を祈るだけの神頼みしかする事が出来なくなってしまいます。
そして頭の中が感情だけに支配されて、通常ありえないような最悪の選択をしがちになります。

しかし、もしある程度のキャッシュポジションがあれば、たとえ相場がそんな事態に陥っても、むしろ買い場を探れるように前向きな気持ちになれます。
すると不思議な事に多くの投資家がパニックになってる状態を冷静に眺めて、合理的な判断がしやすくなります。

あえてある程度の現金を残す事により相場に対して心の余裕が生まれる効用があります。

熱い松岡修三カレンダーが部門売上トップになってるように又会社の朝礼でサラリーマンが鬼十則とか連呼させられるように一般社会においては物事に熱く取り組む事を尊ばれますが、こと相場においては真逆です。

相場をする上で一番の大敵は感情に突き動かされて判断する事です。

大事なのは冷静・平常心・合理的・論理的・理性といった要素であり物事を俯瞰的に見て対象物から一歩身を離して、物事に熱く取り組んでいる人々を冷笑的に眺める心の余裕が必要なのです。

武道において半身の姿勢で攻守一体となった動きを出来るようにする事と同じです。

投資におけるリスクコントロールとは取りも直さず、ディフェンス力向上を指します。

株式相場において暴落が不可避であるとすれば、そしてそれを事前に察知する事も人間には不可能であるとすれば、どんな場合に陥っても冷静に対処出来るように事前に手を打っておくのは永く相場の世界に身をおいて最終的に生き残る為に必須なのです。

つまり常に現金を残しておくことは予め将来の値下がりを予想したからというよりも、自分が冷静な判断をする為の盾としての役割を担う事になるのです。


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posted by 山中 一人 at 10:25 | Comment(4) | 株式投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする