2015年06月06日

賃貸に住みながら株を買うのは、株式の信用買いをしてるのと一緒だよ。

株系のアーリーリタイヤーの場合、無職なので住宅ローンを組んで持ち家を取得出来ないという問題が発生します。

なので、家を買う為にキャッシュを使うとその分、株の種銭が減ってしまう事が惜しい為、賃貸暮らしを選択されている方々もおられます。

ここでちょっとシミュレーションをしてみます。

仮に家賃10万円の所に45歳から平均寿命である80歳まで35年間住んだ場合に、その分の家賃を捻出する為にいったいいくらの金融資産が必要になるのかを。

前提条件として、ホームレスになる訳にはいかないので元本保証の金融商品を選び年間利息
0.5%で運用したとして計算します。

3,940万円の金融資産が必要と出ました。(でも80歳で資金が枯渇してしまうので、それ以降はホームレスです。)

結構な大金ですね。

そしてもし上記大金が無いとすれば毎月の家賃分を株式の売買益のみで稼ぐとすれば
(専業投資家は株のみが収入源なので)

年間利回り7.0%なら1,715万円分
年間利回り2.6%なら4,616万円分

を信用取引にて建玉して儲けないと家賃が払えません。(但し実際は、信用金利が取られるので、もっと利回りを上げないと無理です。)

また仮に、上記大金がある場合でもローン無マイホーム所有の専業投資家と比べると毎月の家賃分を更に上乗せして利益を上げていかないと家を追い出されるプレッシャーと戦いながら株式を運用する事になります。

勿論、賃貸住まいの専業投資家は「オレが株で運用すれば賃貸の家賃以上に稼ぎ出せる。」という自信がお有りになるからこそ家を買う資金を株にぶっこむ訳なので、そんなプレッシャーとは無縁の方も居られるかもしれません。

これは株が上がりさえすれば何の問題もありません。大幅上昇すればむしろ家を2軒でも3軒でも買える事でしょう。
しかしもしも暴落したら・・・家賃を捻出する資金は枯渇して家を追い出されてしまいます。
つまり賃貸暮らしを選び、家を買う資金までも株に投入する事は、株の信用買いをしてる事と同じようなリスクを背負っているという事なのです。
(上がればハッピー、下がれば地獄というのはまさに信用取引と同じですね。)

自分は株式相場の売買判断には非常にメンタルな部分がかなり大きなウエイトを占めていると思っています。

にも関わらず、自分の住む処でさえ追い出されかねないような不安と戦いながら果たして冷静な判断が下せるものだろうかと自問自答します。

自分にはそんな鋼のような強心臓は持ち合わせていません。

株をしてる多くの方々が勘違いなされているのは、株は多く買えば買う程儲かると思われている事です。

2chの株式の掲示板でもやたら種銭さえあればと連呼してる方もおられますが、言っておられる事を読むにつれ浅はかだなぁといつも思います。

どんなに大量に買ってもその株が上がらなければ何の意味もありません。

そして、えてして大量に買った株に限ってなかなか上がらず、100株位を試し買いした株に限ってスルスルと大幅上昇するものです。しかも100株位の少ない金額だと上がっても下がってもそのまま放置プレーしてても全然平気なので、気づいてみたらとんでもなく上がっていたなんて事もよくある事です。
(これは自分のトホホな体験談です。(´Д`|||)

株が如何にメンタルなゲームかという事を自分は自身のお金で勉強させられて来ました。

金額が大きくなると自分自身で知らず知らずのうちにその重みに負けてしまい、冷静な判断が下せなくなってしまうのです。

普通なら損切りする所なのに、その損失額の大きさにビビッてずるずる先延ばししたり、まだまだ利を伸ばせる事がわかっているのに、その含み益の大きさに我慢出来ずに利確してしまったりなんて事ありませんでしたか?

自分はありますorz。

なので、冷静な判断が下せるサイズでポジションを組みますし、フルインベストメントなんて狂気の沙汰としか思えません。

自分が無借金の持ち家に拘るのも、家賃という固定費を少しでも減らして、精神的不安の要素を一つでも取り除きたいという思いからなのです。


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posted by 山中 一人 at 19:16 | Comment(4) | 株式投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする