2015年06月04日

人は幾らあればアーリーリタイア出来るか?

前回のエントリーでは全国の億り人様を結果としてdisってしまいましたが、では一体幾らあればアーリーリタイア出来るのか考えていた所、 Kotaro(コタロウ)様のブログ(SOUTAi40)で当にドンピシャリ(ぴったりの古語です。)のエントリー「40代で早期退職して年金に頼らずに90歳まで生きる」がありましたので、それをパクッて参考にして幾ら必要か計算してみたいと思います。

アーリーリタイヤーの心の友「逃げ切り計算機」を使ってシミュレーションします。

ただ、この逃げ切り計算機という代物は具体的に必要な金額を可視化出来る大きなメリットがある代わりに、実はただの気休めに過ぎないマシーンでもあります。

何故かと言えば、代入する数値ですが、年間利息○○%と年間インフレ率○○%の二つがクセモノで、両者とも未来の数値を勝手に予想して入力します。
このうちの一つでさえも絶対に当たりっこないのに二つも当てなくてはならないのです。
全然見当違いの数字を二つも入れて割り出した答えなんて当てになる訳がありません。

まぁしかし人間のやるシミュレーションなんて多かれ少なかれそんなものなので、ここは割り切ってやってみましょう。

取りあえず、自分のケースで計算してみます。

まず年間利息の所に年間運用利回りを入力します。

ちなみに自分の場合は株式運用利回りは記録のとってある24年間分の平均は年間7.85%でした。(税引き後)
専業投資家になった人にしては、少なっ!と思われた事でしょうw。
でも改めて数字で見ると、時間を味方につけて金が金を生む複利のパワーを感じます。

ただこれは税率が10%だった頃やその前の更に税率が低かった頃の数字ですので、今後は税率20%として引き直し年間運用利回りは7%で入力してみます。

次に年間インフレ率ですが、一応、日本の過去35年間の平均インフレ率は約1%でしたので、1%と入力します。
これについては多くの方は楽観的過ぎると思われる事でしょう。
しかし未来にインフレになるかどうかなんて神様しか分かりえません。
にも関わらず、あえて保守的に高インフレ率の数値を入れる根拠が無い以上、過去35年間の統計の方がまだ根拠らしきものになりえると自分は考えています。

次に現在の貯蓄額は以前「アーリーリタイア資産大公開」のエントリーでバカ正直に公表した
6,277万を入力します。

そして年間支出額は取りあえず全期間とも360万と入力します。

最後に受給年金の月額は自分に届いた年金定期便を参考に、これから60歳まで全て国民年金を掛けたとして計算すると約月13万円貰える事になったのでこの金額を入力します。

さぁ、試算するのボタンを押してみましょう。ドキドキの一瞬です。

試算の結果、あなたは、100年間以上生きられそうです。と出ましたw
100歳で2億り人になってるそうです。

いやー良かった良かった・・・ってそう上手くいけば誰も苦労しませんね。
いろいろツッコミ所がありますが、一番目立つのが年間利息が7%ものチャレンジングな数値で計算した所です。
株式の運用利回りなんか今年の分ですら全くの未知数なのにこれからもこのハイペースで行けるなんて甘すぎると言われそうですね。

では最悪の場合の絶対防衛圏で計算してみましょう。
正直自分は65歳を過ぎれば年金の範囲内で十分に健康で文化的な生活を送れると思っています。
なので、65歳までに今の貯金を全額使い果たしても無問題です。
よって何%なら65歳時で貯金が0になるか逃げ切り計算機にて逆算してみます。

年間利回り2.6%で丁度65歳まで生きられると出ました。
これならかなり現実的な数字ですね。

さていよいよ本題に入ります。
では幾らあればアーリーリタイア出来るか?です。
まず50歳の場合は、
年間利回り2.6%なら4,920万円で65歳まで資金が持ちます。

ここで完全リタイアでなく月10万円の収入を稼ぐセミリタイアなら3,320万円でOKです。
これなら家族持ちでも十分到達可能な金額の気がしませんか?

更に、年間利回り7%の場合とそれぞれにおいて45歳と40歳のケースも試算しましたので、
以上を整理しますと、

完全リタイアの場合
リタイア年齢  年間利回り 必要金額       年間利回り 必要金額
50歳     2.6%  4,920万円      7%  3,790万円
45歳     2.6%  6,240万円      7%  4,440万円
40歳     2.6%  7,550万円      7%  5,020万円


セミリタイアの場合
リタイア年齢  想定利回り 必要金額
50歳     2.6%  3,320万円      7%  2,610万円
45歳     2.6%  4,250万円      7%  3,070万円
40歳     2.6%  5,110万円      7%  3,360万円

世間ではアーリーリタイアするには1億円以上が必要だというのがデフォのようですが、山中式価値観だとずっと少なくても全然OKです。

しかもこれは家族持ちの場合の金額なので、もし独身のセミリタイアなら1,000万円もあれば十分可能です。

実はアーリーリタイアの可能性は、預貯金額よりも価値観が鍵を握ります。

徒に保守的になり、無駄にリッチな生活でないと満足出来ない場合は、多分1億あっても無理です。
逆に悲観論に与する事無く、見栄を張らなくても満足できる場合は、上記のように普通のサラリーマンでも十分形成可能な金額で可能です。

しかも、ある程度の運用能力があれば更に少ない金額でも十分可能なのです。
若しくはミニマムライフが全く苦にならない人ならもっともっと少なくても十分可能です。

大金が無いとアーリーリタイア出来ないとの思い込みは、本当は、やはりサラリーマンを辞めるのが怖い事への言い訳かもしれません。

尚、両者とも住宅費(家賃or住宅ローン)は0での計算ですので、賃貸の場合はそれぞれ更にお金が必要になります。
やはり、アーリーリタイアするには持ち家&借金0の組み合わせが経済的にも精神的にも安心です。

あと、もし年金受給年齢が67歳とか70歳に引き上げられたり、高インフレになった場合は、どうするか?と問われれば答えは簡単です。

その時は、また働けばいいだけです。

自分は、来るか来ないか分からない事の為に無駄に労働する事の方が遥かに馬鹿馬鹿しいと感じます。

これは、自分の株の運用哲学である、天井や底値が人間には判らない以上、予想で売買せずに、しっかり天井を打った、底を着けた事を確認してからそれぞれ売却or買付するのと同じです。

どちらも予想で決め打ちしないという事です。

それでも貴方はまだ老後の心配の為に労働を続けますか?

総入れ歯の要介護になってから、いくら預金通帳の桁が多くても意味なくねと思われたお方はポチッとお願いします。
  ↓
にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村


金融・投資(全般) ブログランキングへ







お暇でしたら姉妹ブログも覗いてやって頂ければ幸甚です。
  ↓
友達0人ですが何か?
posted by 山中 一人 at 22:19 | Comment(26) | アーリーリタイア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする