2015年05月27日

賃貸神話と賃貸派は何故勘違いしたのか

前回、若干(かなり?)煽り気味なエントリーを書いた所、早速賃貸派の方から猛反論を頂きました。

かの方によれば、身よりの無い無職老人でもまともな物件が借り放題な時代が将来間違いなく来るとの事です。

もし高齢になった時に部屋が借りられなくなったらどうしようと心配されてる方がおられましたら、是非ご一読され自分はこれでいいんだと自己満足の世界に浸られるのもいいかもしれませんね。

ホント賃貸派の方々は未来人や脳内ファンタジストの住民等SFチックな人々の宝石箱ですね。

賃貸派の主張は押しなべて、来るか来ないか分からない未来が自分の都合の良いように我田引水な時代が来ると信じる事から始まります。

自分なら、そんな希望的観測を元に未来の人生設計するなんて賭けは出来ません。
例えそんなラッキーな時代が来ようが来まいがどちらでもOKなポジションに身を置いておきますけどね。
こんな事書いてると、また来るったら来るのー!と言われちゃうかもなんですが・・(;´o`)

さて、賃貸派の理論的バイブルとも言える小説作家T氏の「お金持ちになれる黄金の・・・」は地価がどん底を這っていた2002年に出版されています。
故に当時の世相を色濃く反映された内容になっており今となってはもうかなり古臭い記述があちこちに見受けられます。
20年近くの長期に亘って地価が下がり続けてこれば、人はみなこの傾向が永久に続くものと固く信じてしまうものです。
そこにもってきて前提がバブル崩壊前に不動産を取得したらこうなっていたという後出しジャンケンでの事例なので、システムトレードのカーブフィッティングよろしく自分の説に都合の良いデータを持って来られます。
そして一見整合性のとれたデータを信じて、無批判に受け入れる方が多くなっていった訳です。
更に、現在自分が賃貸住まいとなればさぞかしT氏の理論は耳障りの良かったものでしょう。

そして、T氏の受け売りにも関わらず、さも自分で考えたかのような顔をして、わざわざマイホームを買った人のブログのコメ欄にまで連投してそのご高説を自慢げに披露なさられてますw

因みに、どや顔で猛反論されたお方の将来人口減少と供給戸数増で空室率が激増って話も、もう十何年も前から三流週刊誌ですら、ででーんと特集組まれてる位ですからそんな事誰でも知っていますね。
賃貸派の方々は、そんな誰でも知ってる事を何故か「情強のオレだけが知ってるぜ」と言わんばかりに賃貸で高みの見物を洒落こんでるおつもりですが、そういい続けてる横で涼しい顔で資産形成してる人々が沢山いる事に気づいておられないようです。

そして資産形成した人を見るとたまたま運が良かったケースだとしか言えません。

結果、新築なのに家賃の半分で住宅ローンが組めたり、3年位で元が取れる中古物件が出たりする時代が到来しました。
これはバブルの頃の「土地神話」の逆の「賃貸神話」ともいうべき現象です。

特に若い方は物心ついた時から不動産は下落するシーンしか見てないですから、賃貸にさえ住んでいれば損しないとの神話が生じた訳です。(因みに賃貸神話なる言葉は自分の造語ですので、ググッても出て来ません)
しかし、そもそも不動産で足を落とした人は値上がりのみを盲信して最初から収益還元価格で取得しなかったからですが、今の持家購入層はもっと賢いです。
にも関わらず、賃貸派はマイホームを取得する人を未だに値上がりを期待した土地神話の住民だと誤解しています。

本当に神話の世界に住んでるのはいったいどちらなんでしょうかね?

そして賃貸派が大きく勘違いする理由の一つに住宅ローン破産問題があります。

よく収入減少等により住宅ローンが払えなくなった人の悲劇をマスコミ等でセンセーショナルに言われてますが、これは単に身の丈を超えたローンを組んだだけの家計管理の出来ない人の個人的問題であって、持ち家固有の不可避なデメリットでもなんでも有りません。

にも拘らず、賃貸派はそれを大袈裟に吹聴し、住宅ローンはコワイ借金だと煽ります。

本来、家賃の半額程度の住宅ローン返済なら家計に余裕が生まれる事はあってもそれで足を落とす筈がありません。

賃貸派は借金をしていないというその事のみに安住して、総額では住宅ローン返済額を遥かに上回る家賃支払いが待っている事を無意識になるべく見ないようにされてます。

そして借金は悪という特に保守的な日本人には受けのいい倫理観がさらに賃貸派の住宅ローンに対する恐怖心への慰めになっています。

しかし借金の時間を買うというメリットについてはもっとリスペクトしてもいいと思います。

またしても自分の卑近な例で恐縮ですが、キャッシュで家を買えるまで待つなんて選択をしていれば、経済的には間違いなくアーリーリタイアは不可能でした。しかも自分も家族も不満たらたらの生活を今迄送り続ける事を強いられる事になってた筈です。

自分も借金は大嫌いです。だから今は無借金です。
しかし資産家の息子にでも生れ落ちるというラッキーが無い限り、人生のどのシーンにおいても借金をしないというガチガチな考え方は柔軟性が無さすぎると思います。

借金は人類が発見した叡智であるとすら思っています。
もし人類が皆、現金主義者しかいなかったなら日本人は未だに江戸時代のままだった事でしょうから。

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posted by 山中 一人 at 20:49 | Comment(6) | 不動産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする